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レーバーデー以後株価大暴落❓❕

レーバーデーには、あるアノマリーがあります。レーバーデー後株価暴落というモノです。。気になりましたので調べてみました。

米国レーバーデー(労働の日)は、毎年9月第一月曜日にあります。

今年は9月7日です。この3連休は、夏の終わりを告げる最後の週末として知られています。

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多くの人が3連休を利用してアウトドアを楽しんだり、商業施設でのバーゲンセールなどを楽しんだり、、、新学期に向けて英気を養います。

そんな、レーバーデーの成り立ちを調べてみました。。

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レーバーデーの歴史は、200年の歴史あり

レーバーデーは、初めは、「Central Labor Union」という労働組合によって始められたようです。

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当初のアメリカ人労働者は、一日12時間働いていたといいます。女性も子供も重労働を強いられ、しかも低賃金で働かされていました。

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そのため、労働者は常に不満を抱えていました。働けど生活は一向に良くはならなかったのですね。どうにか、労働環境を改善してほしいという思いから、解雇覚悟で経営者側と戦いました。初めの活動は、、、パレードだったようです。

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そのレーバーデーの起源となります労働者によるパレードは、1882年9月5日ニューヨーク州で約10,000人の労働者が労働環境の改善と賃金上昇を求めて行進を行ないました。

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参加者は、タバコ製造者、洋服や靴などのアパレルの会社、石職人、印刷屋などの労働者達で、「仕事を減らして、給料を増やせ」というサインを掲げて、パレードを行ないました。

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当日は、休日ではなかったため、労働者は、解雇のリスクを冒した上でのストライキ活動でした。命がけですね・・。

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余談ですが、、日本でも30年前は、ストライキで「電車が止まる」「バスが止まる」ということが良くありましたね。。今は全くありませんね。

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「labor day」という名称で正式に国の祝日

苦労のかいがあって、1894年にはアメリカ政府により「labor day」という名称で正式に国の祝日と制定されました。10年以上かかったのですね。

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レーバーデーは、このような先人の労働者たちによって確立されましたものなのですね。

現在では、この日を思いっきり満喫している人が増えています。

この日の過ごし方として一般的なものは、上記に書きましたように夏の最後の休日ということもあり、夏を満喫するべく太陽の元楽しむ人が多いようです。またイベントも盛りだくさんです。

ただ、今年はコロナなので、自宅で過ごす方も多いのでしょうか?

代表的な有名なイベントとしては・・・。

全米オープンテニス

、全豪オープンテニスから始まったグランドスラム(4大大会)を締めくくる全米オープンテニスでしょう!今年は、代表選手が出ませんね・・。

いつもなら、一大イベントとあって、多くの地元客と観光客でにぎわう大会になります。

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他にも美術館、博物館、遊園地などは、行くことが出来ます。

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公園で最後の夏を満喫するべく家族と遊ぶ人もいます。

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レーバーデーパレード

レーバーデーのパレードも各地で開催されます。屋台のお店が出て、人々で活気があふれかえるようです。夜までも盛り上がります。古くから労働者階級のための労働者によるお祭りなのです。

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引用:ブルックリンのパレード

そして、、この日が過ぎますと、9月の新学期となり、学生も、会社員もフレッシュな気持ちで新しい勉強、仕事に打ち込むことになります。

ウォール街も、新しい仕事に打ち込みます。

レーバーデー後株価暴落??

昔から、レーバーデー後は株価が崩れるといわれています。

新たなスタートの始まりという大勢のエネルギーが、需要を崩し、相場を下落させるということが、株価暴落のアノマリーといわれている所以でしょうか?

そのため、9月相場は、注意が必要です。

1929年に起きた「暗黒の木曜日」も9月ごろから相場の流れが変わり始めました。

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ブラックマンデーは、1987年10月19日でしたが、やはりレーバーデー明けの9月から下落トレンドになりました。

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2008年に起きましたリーマン・ショックも、9月のレーバーデー明けから様子が変わり15日にリーマンショックでした。

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確かに、9月以降相場は急落していますね、、、

上記3つのチャートを見ていますと、本当にすさまじい勢いで下落していますね。

現代社会における富の集中・・・

レーバーデーを勝ち取った先人の労働者階級の人たちは、どのように見ているのでしょうか?

うーーーん、今年はなにも起きないようにと祈るばかりです!!

月曜日。。良い一日を!!


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