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企業でブランドを立ち上げた②

老舗アパレル企業で新規ブランドを立ち上げた話です。
『企業でブランドを立ち上げた①』を見てから
見ていただけると幸いです!
※詳しく書きすぎると企業わかるので抽象的なところもありますがご了承ください。

会社からブランド立ち上げに伴い言われてる事をまとめます!
・ WEB限定ブランド(EC限定)
・20代後半〜30代ターゲット
・メインレディース
大まかにはこんな感じでした。
年間予算の目安とかもありました。
最初は年間売上予算1億円やったと思います。

ここに付随して
大きいブランドどのコンセプトの流れも一応組込むと言う課題もありました。
僕の内心は分けさせて欲しいでしたが
上層部の考えとしては冠ブランドから売上厳しいのでそこにプラスになる様にしたいと言う方針でした。

ここで、新ブランドメンバーと共にコンセプト、デザイン作りを行いました。
ちなみに、最初の期間は1ヶ月
なんなら、ブランド立ち上げると決まってから3ヶ月で1発目の商品ラインナップを揃えて販売スタートと言う指示でした。
これは、アパレル企業としてあるまじき指示だと思いますが、上層部は商品作りの知識も乏しくそう言う指示でした。。。

ブランドメンバーは
後輩のデザイナー2人
EC担当(営業)2人
 と言う感じでした。
ブランド立ち上げてからはメンバー増えたり入れ替わったり色々ありましたけど。。。

当初はこのメンバーで行なっていました。
まず、コンセプト作りですが
当時の私のMDとして考え方が
トレンドに合う形を取りながらも
デザイナーが作りたいと思う商品を企画提案したいと考えていました。

当時は、ノームコアの流れなどもあり
シンプルながらも、部分的にデザインを入れ込んだり、素材の特徴を活かしたりその様なデザインの流れがありました。
もう一つの流れとしては、「個人」を尊重する
流れ
がありました。SDGsの影響などもありました。そこで、「自分らしさ」をお客様が表現できる商品提案をと考えがまとまりました。
EC限定ブランドになるので、写真で目を引く必要性もあり、「自分らしさ」をデザイン、ディテール、素材で表現を考えていました。

また、デザイナー、営業自身が
ターゲット層と同世代なので
自身がどう言うものを買いたいかを意識して
コンセプト、デザインを作っていく形を取りました。
ブランドメンバーの意識として
自社のブランドで買いたいと思う商品が無い。
だからこそ、アパレル企業のスタッフが買いたいと思う商品をある程度価格を抑えて販売すると言うことを考えていました。

ざっくりですが
・コンセプト「自分らしさ」
・デザイン「シンプルながらも自分らしさを表現」
・ターゲット「アパレルスタッフ」
・価格「中価格」

この様な感じで、1番最初のブランドイメージがで上がりました。
ここからはデザイナーにデザインにおけるイメージを固めてもらう為、イメージ集め、ディテール集めなどを行なって貰いました。

MDとしては、どの様な価格帯、どの様な商品ラインナップでどう戦っていくかの構成が必要になります。長くなったので MDとしての戦略をどう立てたのかは次回。


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