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中央アジアのキルギス共和国

・キルギスとは
キルギス共和国は中央アジアに位置していて、中国・ウ ズベキスタン・カザフスタン・タジキスタンに囲まれた内陸国です。日本との時差は-3時間で、首都はビシュケクです。日本から飛行機で行く場合、モスクワ経由で約20時間です。公用語はロシア語、国語はキルギス語で、現地の会話では両言語が混ざっています。また、お店の看板なども両言語で書かれている場合が多いです。

元々は遊牧民族で山岳地帯が多く、未だに地方では冬の間は定住し、夏(4月〜9月)はユルタ(юрта )という移動式住居を使って、遊牧生活を営んでいる人もいます。また、自然が大変きれいなことから中央アジアのスイスと呼ばれています。

・ビシュケクでの生活
キルギスは地理的要因により、年間を通して気温の差が激しいです。寒さも厳しく、冬季は最高気温が0℃を下回ることもあります。しかし、家の中はお湯を循環させて室温をあげるセントラルヒーターという暖房設備によって、暖かくなるので、半袖で過ごすことも可能になります。

・キルギスと日本
キルギス人と日本人は顔が似ています。
「大昔、キルギス人と日本人は兄弟で、肉が好きなものはキルギス人となり、魚が好きなものは東に渡って日本人になった」という言い伝えがあるほどです。大げさに思えるかもしれませんが、私は現地で知り合った、流暢に日本語を喋れるキルギス人を最初は日本人だと思って接していました。また、キルギスには日本車がいたるところに走っており、運転手に私が日本人だと言うと喜んでくれることが多いです。キルギスでは日本の文化や技術は高く評価されています。

1991年、ソ連崩壊後に独立したキルギス共和国は、いち早く市場経済化した国です。日本は首都ビシュケクにビジネス人材の育成と、日本との人脈形成の拠点として構想された、キルギス共和国日本人材開発センター(KRJC)を1995年に首都ビシュケクに設立しました。

・キルギスでの活動
私は2018年9月からビシュケク周辺の学校で日本語教師として働いています。文化や言語の壁はありますが、現地の日本語教師と協力しながら日本語と日本文化を広く教えるために日々、活動しています。また、私は写真を趣味で撮っています。キルギスの美しい自然や、ありのままの生活を日本人に知っていもらいたく、ノートを付け始めました。またこちらで随時、備忘録的に活動を記していきます。
(冒頭写真:1月のアラ・アルチャ国立自然公園にて)

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