第二回

 今日はちょっと前回できなかったおしゃれなところにフォーカスした記事を書きたいと思っています。前回はアルファロメオジュリエッタの話が出来なかった。僕は悔しかった。この悔しさを晴らさずしてどうするのか。いや、どうもしないんだけど、今日はジャズについて書く。ジャズはおしゃれな音楽と思われがちだけど、音楽やってる身からしたらあんなに難しいものはない。今日はそんなジャズの歴史的な部分を掘り下げていく。今回は音楽的なことには一切触れない。そんなことをしたらジャズ警察に逮捕されてしまうからね。
 では行ってみましょう。

ジャズって何なの?

 そもそものはじまりはやはりアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオリンズ。言わずと知れたジャズの聖地。19世紀末~20世紀初頭にアフリカ系アメリカ人によって成立したとされていますね。ブルースとかがルーツになってますが、1920年代からは音楽の主要ジャンルのひとつとして認識されるようになっていきます。まあ色々難しい音楽的な技術やなんかが詰まっていますが、西アフリカ文化と音楽表現、そこにアフリカ系アメリカ人の音楽性がのった感じと思ってもらえればとりあえずはオッケー。

拡張されていくジャズ

 ジャズは即興性が高いので、いろんな人やいろんな国でいろんなジャズが生まれていきます。ビッグバンドなんかは良い例じゃないかな?吹奏楽なんかでも聴いたことある人はいるかもね。僕も大好きビッグバンド。アレンジは非常に洗練されていて聴きごたえがあります。でもルイ・アームストロングなんかは初期の代表的なジャズミュージシャンだったりで、よくわからんよね、そのへん。まあジャズは創造と破壊が繰り返されてきた、なんて言われたりもしますからね。ともかくジャズとひとくちに言ってもいろんな形態があります。

ビバップの台頭

 やっと『カウボーイビバップ』の話ができるぜ!
 …冗談です。
 チャーリー・パーカーさんの登場です。大衆音楽になりつつあったジャズをミュージシャン主体の芸術音楽に昇華させようという思考からビバップが誕生することになります。その時に台頭したのがご存じチャーリー・パーカー。僕も敬愛しています。こんな感じでジャズは新しいのやろうぜ!みたいなノリがありました。歴史も浅いジャンルなので、実験的なことも含めていろいろやれたんですね。そのあとはフリージャズとか、そんな感じで歴史が作られていきます。
 こぼれ話として、『カウボーイビバップ』制作の際に菅野よう子氏を起用したときジャズを作ってくれと制作側から要請がありましたが、菅野よう子氏は「ジャズ?売れないよ?」って言って作りたがらなかったそうで、とにかく無限にジャズを聴いてもらってなんとか作ってもらったって逸話があります。ホントかどうかはわからんけどね(笑)

ジャズ喫茶の話

 今回書きたかったのはここ。日本にもありますね、ジャズ喫茶。ジャズおじさんがよくいます。大学のとき僕も何度か行きました。実は第二次世界大戦のころにはジャズ喫茶がもうあったんですね。やっと『月とライカと吸血姫』の話ができるぜ!これはマジです。冷戦期、西側と東側は対立構造にありました。紛争や代理戦争が多数起きた時期ですね。『メタルギアソリッド3』もこの時期か。『月とライカと吸血姫』劇中でジャズ・バーのようなお店が出てきます。西側の文化は基本的に禁止されていたソ連ですが、こうやってこっそりバーの中ではジャズを流していたんですね。ロケット開発、つまり宇宙開発が進んだのもこのころ。そんな国をあげての事業のさなかに、こっそりブランデーとジャズをたしなむ。そんな息抜きも必要だったのだと思うし、決してみんながみんな西側が嫌いと言った感じでもなかったみたいですね。


 今回はこんな感じで。
 どうだ、役に立たないだろう??

 いや、下手したら役に立っちゃう可能性あるな…
 役に立たないよね…?合コンで冷戦の話なんかするわけないし、ていうか合コン行くやつはこんな記事読むな!もっとテレビとか観とけ!
 というわけで、まあそういうことで今回はここまで。次回またお会いしましょう。
 

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