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そのファブリック屋、タヌキが目印。【TANU WORKSさんと対談①】

褻mono店主が気になる方々にお話を伺う「店主対談」。
第2弾はエプロンを中心としたファブリック製品の制作・販売を行う
「TANU WORKS」さんがゲストです。

TANU WORKSさんプロフィール

繊維産業のまちとして知られる岡山県倉敷市にて、エプロンを中心としたファブリックの制作・販売を行うTANU WORKSさん。デニム生地や倉敷帆布などを使用し、オーダーメイドからオリジナル製品に至るまで、一つひとつ手づくりで制作されています。
TANU WORKSさんのInstagramはこちら

褻mono店主がTANU WORKSさんの存在を知ったのは、
Instagramでのご投稿を拝見したのがきっかけでした。

タヌキをかぶってエプロンを紹介されている新鮮さと
エプロン自体のカッコよさに惹かれ、
日々投稿を楽しみにしながら「いつかエプロンつくってもらえないかな…」と思っておりました(たぬきとけもので勝手に親近感が沸いたのもポイントです)。
そして昨年、念願叶ってエプロンをご製作頂いたという経緯があります。

そんなTANU WORKSさんに、ご製作のことについてお話を伺ってみたい!とオファーを出させて頂きました。

今回TANU WORKSさんのご都合により、メールやDMでのやりとりを重ねながら、個人的に聞きたいことを沢山聞かせて頂きました!
少し特殊な方法での対談だったので、どうなるだろう…と思っていた部分もありましたが、TANU WORKSさんが丁寧にお答えくださったおかげでとても興味深い内容になりました!その内容を全3回に分けてお届けします。

①そのファブリック屋、タヌキが目印。←イマココ!
②納得頂けるものを、納得いくまでつくる。
③「楽しくWORKする」をこの先も。

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対談日:2022年3月下旬~4月中旬

大好きな古着のリメイクが、ものづくりの原点

褻mono店主(以下、褻mono):この度はお忙しい中、ありがとうございます。TANU WORKSさんの活動に個人的に興味があったので、こういう機会を頂けて嬉しいです。ざっくばらんに質問させてください!
まずはじめに、TANU WORKSさんの活動内容を簡単に教えて頂けますか?

TANU WORKS たぬ吉郎∞さん(以下、たぬ吉郎∞さん):エプロン製作を軸に、ファブリック製品の製作・販売を行ってます。オリジナル商品の販売やお客様からのオーダーも承っております!

褻mono:ありがとうございます。TANU WORKSさんが現在のようなものづくりを始めるようになったきっかけや背景って、どんなところにあったんですか?

たぬ吉郎∞さん:昔から古着が好きで、リメイク商品が好きだったんです。
オリジナリティ溢れる物がカッコいいと思っていました。
普及されている市販の製品を見ては「もっとこうだったら良いのになぁ…」と思うことがよくあって。いつかは自分の考えたデザインを形にできたらいいなと考えていたところに妻からの後押しもあり、ミシンを購入して製作活動を始めた次第です!

褻mono:なるほど。自分らしさを出せるという部分から、既製品ではないご自身のデザインをカタチにしてみようというきっかけがあったんですね…!
ミシンを買われて本格的に制作活動を開始される以前には、元々服飾系の制作のご経験があったんですか?

たぬ吉郎∞さん:中学生の頃から自分の私服として手縫いで古着のリメイクをしていました。どこか人とは違う個性を出したい気持ちがあったからだと思います。

褻mono:中学時代から!若い頃からの「好き」が続いていることも凄いですが、その興味が地続きになって今も製作に活かされているって、素晴らしいですね。

福をもたらすファブリック屋のはじまり

Instagramに投稿されているTANU WORKSさんのスタイリングの写真。どれもお洒落…!

褻mono:私がTANU WORKSさんに興味を持ったきっかけは、
インスタでタヌキを被ってスタイリングに登場するお姿がキャッチーで「なんていいアイデアなんだ!」と思ったからなんです。
タヌキを被るアイデアは、どんな理由やタイミングで浮かんだものなんですか?

たぬ吉郎∞さん:本当ですか!ありがとうございます。そこに興味を持って頂けて嬉しいです。
タヌキを被るアイデアは、活動のためにSNSを始めるにあたって、製品を紹介するにはモデル写真が必要だと思ったところからですね。
顔出しで紹介するのは恥ずかしさがあり、顔を隠すか画像加工するかどうしようかと考えてたところ、被り物をすればインパクトが出るのでは!?と思いついて、タヌキのマスクを被ることにしました。

褻mono:めちゃくちゃお茶目でインパクトもあって、本当いいですよね。私も今後、何か顔出しの機会があったらけものの被り物をしようかな…と思うほどです(笑)。
それで言うと、お店のトレードマークをタヌキにしたのは何故なんですか?

たぬ吉郎∞さん:自分の昔からのあだ名が「タヌ」でした(笑)。安易ですが、タヌキに親近感があったんです。

タヌキについて調べてみると、福をもたらすという言い伝えがありました。
製品を購入して頂くお客様へ感謝の気持ちを込める意味でピッタリじゃないかと思って。
ちなみにタヌキのロゴは、デザイナーの友人と考えました。かなり時間をかけて試行錯誤の末に製作したロゴなんです(笑)

TANU WORKSさんのロゴマーク。タヌキが目印。

たぬ吉郎∞さん:TANU WORKSは「タヌキが仕事する、タヌキの作品」という意味でつけました。それ以外にもOPPORTUNITYと入っているのですが「良い機会、チャンス」といった意味があります。
自分の境遇と、TANU WORKSを選んでくださったお客様に好機が訪れますようにと想いを込めてつけました。
自分で言うのもおかしいですが…シンプルかつ、オシャレに仕上がったと思っております!

繊維のまちに生まれ育って

褻mono:現在は岡山県倉敷市で活動されているということですが、倉敷市といえば繊維産業のまちのイメージがあります。
たぬ吉郎∞さんは倉敷市のご出身なんですか?

たぬ吉郎∞さん:生まれも育ちも岡山県倉敷市になります。なのでものづくりを始めたのも、気付かぬ内に影響を受けていたからかもしれません。繊維のまちに生まれて良かった〜と思いました!

褻mono:岡山県に行ったことがないので、私もいつか倉敷に行ってみたいです…!

たぬ吉郎∞さん:岡山県は晴れの国と言われるように雨が少なく住みやすいところですよ!観光地なので、旅行にピッタリだと思います。

褻mono:晴れの国!岡山県は備前焼もあって焼物としても有名だったりするので、うつわ屋としても興味があります…!
ちなみにエプロンにご使用されている素材は、倉敷産の生地もあったりするんですか?

たぬ吉郎∞さん:はい。デニムや帆布は倉敷の地の物を使う時もあります。

倉敷帆布やデニム生地など、倉敷産の生地も活用しながら
一着一着のエプロンが紡がれています。

褻mono:生まれ育った土地の生地を使ってものづくりをされているって、とても素敵ですね。

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パート①はここまで!
パート②では、ファブリック製作のあれこれについてお聞きします!
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