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温かさは、指先から芯に至る?

もうすぐ春がやってきますね。
毎日天気が暴れている感じがします…。
本日はこの冬感じたうつわの雑感のハナシ。

ぶるぶるっと震えてしまうような肌寒い日。
よく行くお気に入りのうどん屋さんで
はふはふと温かいうどんを頂き、
「きょうも芯から温まった…」と幸せな気分に浸りながら思ったのです。

「この温かさ、うつわも一役買ってるよなぁ」と。
そのうどん屋さんは大きな陶器のどんぶりに
だしたっぷりのうどんを提供してくださるのですが、
うつわそのものの温もりある風合いはもちろんのこと、
土物の質感を通して指先に伝わる料理の温かさ。

五感の中でも視覚と触覚に作用して、温かな気持ちを運んでくれる。
土物のうつわってそんな効能があるよな…ありがてぇな…などと
ぽかぽかした脳で考える帰路なのでした。

少し似た感覚で
「うう…寒い…」と手がかじかむような日ほど、
私はマグよりも湯呑を選んで温かい飲み物を飲むことが多いです。

それは飲んでいる内に、
自然と指先から芯まで温かくなれるイメージがあるからかもしれません。
(マグも手で包み込めば温かいんですけどね)

ただあまりにも熱く淹れすぎると、
湯呑の外側で指たちが
あちゃちゃあちゃちゃと踊ることになるので注意が必要です。

表紙のうつわ:小黒ちはるさん ゆのみ


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