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【創造性の開発】中小企業の収益性改善のポイント⑧アイデアまとめのやり方と注意点

みんな大好きKJ法、もちろんご存知ですよね!
税理士/財務コンサルタントの清原です。

KJ法、考案者の川喜田二郎氏のイニシャルに因んでいます。
財務コンサルティングの現場ではKJ法を参考にしてアイデアをまとめます。
シンプルで簡単そうに見えますが、現場では上手くいかない事も。

実際にどういった手法かを箇条書きにて簡単にご説明します。
・ブレインストーミングによりアイデアやデータ(以下「アイデア等」)出し
・アイデア等出しは、よっぽど議論と外れていなければOKできる限り多くのアイデア等を各自自由に出す
・一見、無関係では?と思うような内容でもok(以外に重要だったりします)
・アイデア等をカードに書き出す
・1つのアイデア等につき1枚のカードを使用する
・無造作に散らばった雑多なアイデア等をまとめる(関連性のある似通ったアイデア等をグルーピング)
・関連性のないアイデア等については雑多なアイデア等としてまとめておく
・まとまったグループのアイデア等をより掘り下げる
・他のグループとの関連性を検討する
・質疑応答や反対意見などについて議論する
・すると新しい発想が生まれる
・アクションプランを決定する
アクションプランを絵に描いた餅にしないために計画的にモニタリングする

目的は発想を論理的に整理することで、抽象的なイメージを具体的にすることです。事実を転用して新しい発想を生み出すことです。

我々の現場では、アイデア等を書き出すカードに名刺サイズのカードを使用することもありますが、正方形の大きめの付箋(ポストイット)を使用することが多いです。
そして、アイデア等をまとめる時に我々は大きなホワイトボードを使用します。
弊社で使用しているホワイトボードは相当デカイです笑
また、グルーピングの際、カードだと束ねたりするワケですが、付箋だと貼ったり剥がしたりが楽チンです。
矢印で関連のあるグループを紐付けしたり、囲んだり、ツリー型やフロー型などに並び替える過程で新しいアイデア等が出ることも多いです。
やりやすい方法で取り組んでみてください。

一番大切なのは、「・アクションプランを絵に描いた餅にしないために計画的にモニタリングする」です。
アイデア等の整理が目的ではありません。関連性を考察して理論を組み立て、アクションプランを設定し、実行に移し、モニタリングし、仮説検証を繰り返すことが目標です。

モニタリングが重要です。振り返りが重要です。何度も言います。
決定した数値目標、KPI、KGIがシミュレーション通りに達成に向かっているか?必ず確認するようにしてください。

社内で取り組むことが一般的だと思いますが、外部の利害関係者や取引先、お客様と一緒に取り組んでも良いかもしれません。
きっと新しい発想が生まれるはずです!
家族でやってみても良いかもしれませんね、例えば、引っ越しはどのエリア?マンション?戸建て?賃貸?分譲?僕の部屋はあるの?キッチンは?ガレージは?予算は?駅の近く?郊外?水回りは?etc.

本日はこのあたりで♪

このnoteでは実際に中小企業オーナーの財務コンサルティングに従事している私が、実例をもとに、わかりやすく解説していきます。
取り上げてほしい内容などあれば、コメントなどいただければ幸いです。

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