電子カルテのUI/UXを考える その12

医療機関は保険者に対して、毎月レセプトと呼ばれる医療報酬明細書を提出している。電子カルテに登録した病名は、そのままレセプトにも反映されてしまうため、必要のない古い病名はあらかじめ削除(転帰入力)しておかなければならない。

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病名の転帰入力を行うには、病名一覧から該当する病名の転帰区分を中止に設定し、転帰日を前々月の末日に変更する。この作業を毎月行うわけだが、対象となる患者数が多くなるほど、入力作業にかなりの時間がとられてしまう。

電子カルテの中には、複数の病名を一括して転帰入力できるものもあるが、それでも転帰区分と転帰日の入力は必要である。もし、前々月の末日で一括して病名を中止する機能があれば、病名の転帰入力はもっと簡単になるのではないだろうか。