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そうだ、本屋さんへ行こう!

私は本屋さんが大好きだ。

少しでも空白の時間が生み出せたら、出来るだけ本屋さんに足を運ぶ。

とはいえ、すでにネットで情報が溢れかえっている中で、本屋さんにわざわざ行く理由は何なのだろうか。

というのも、本で調べなくても、ほとんどの情報はネットに落ちている。

もしくは、ネットのほうがより最新の情報を拾えるかもしれない。

そんな環境の中、なぜ本屋に足を運ぶ価値があるのか。


それには3つの理由があると私は考える。

1.その分野の精通者による体系化された知識
2.自分の検索バイアスで触れられない情報へのアクセス
3.最新トレンドの把握

である。

1.体系化された知識

第1の理由は、体系化された知識がまとめられた状態になっていることで、一連の知識の流れがすっきりとしているからである。

そして、目次で全体の流れを把握することができる。

それは、ある分野の知識がある程度まとまった人が本を書いているから。

さらに優れた編集をされていることで情報が漏れなくダブりなく記載されて、誰でも読みやすくすっきりとしている。

一方ネットでは知識が色々なリンク先に拡散していて、全体像を把握することがなかなか難しい。

それは個々の内容はわかっても、その分野の知識全体図における場所が分かりにくいということ。

本では一冊一冊がその分野の知識を体系的にまとめていること、位置がわかりやすいことが多いため、理解がすんなりいく。

つまり、結果として知識が残りやすくなるのがメリットであるとも言える。

2.自分の検索バイアスで触れられない情報へのアクセス

第2の理由は、本屋さんが自己バイアスで触れにくい情報へのアクセスが可能な場であるから。

実は自分が手に入れようとする知識について、偏っているつもりがなくても、思考のバイアスがあるから、拾えている情報はほんの一部。

なぜなら全ての情報にアクセス可能とはいっても、認識すらしていない、認識ができない【無知の知】の分野は沢山あるからである。

だからこそ、今の自分が触れ得ないジャンルの本はとても大切。

私の場合、前回の訪問時は「脳科学」と「写真撮影技術」と、「会計知識」に触れることができた。

今回は「ファッション」、「ゲーム用プログラム」、「野鳥の生態」に触れることができた。

自分が抱いている興味ではなかなか検索に引っかからないものばかりだ。

このように自分の通常の検索では引っかかってこない事を、少し歩いて本を開くだけで出会うことができる。

だからとても面白い。

3.最新トレンドの把握

第3の理由は、最新トレンドの把握に役に立つから。

本屋さんが推したい本は、いつも目立つところにおいてあり、それはすぐにアクセス出来る。

それは本屋さんが世の中の「売れている」トレンドを察知して、売り出したいものや話題の本を前面に出すから。

だからこそ、現在のトレンドと合うものが多い。

そしてそのような本を全て読む必要はなく、タイトルと目次を確認するだけで、世の中のトレンドをある程度把握することができる。

そこに書かれている内容はテレビやネット情報よりも洗練されていて深く、より知識として知恵につながる可能性を秘めているもの。

だからこそ、「情報価値の濃縮」が起きているという点で本の棚積みは優れていると私は感じている。

そして推されている本の傾向とトレンドから、自分自身の認識を乖離や一致具合を確認することにもつながる。

そうすることで、自身を少し補正することにつながり、結果として世の中の人との会話やコミュニケーションが円滑になる可能性を高めることが出来る。

それはまるで紙の新聞の内容をざっくりと把握することと似ている。

まとめ

本屋さんは少し訪問するだけで、とてつもない価値を自分自身にもたらすことができる。

つまりそれは本屋さんの使い方次第で、とてつもなく強力な武器になりうるということ。

知識の体系化、未知分野の認識、トレンドの把握、どれも情報過多の社会においては欠かせない大切なもの。

だからこそ、私は本屋さんに通い続ける。

理由がなくても。





今日もありがとうございました。

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