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積み重ねられた経験こそが、その人のブランドになる

経験することの価値は、あまり注目されていない。

それは、誰もが当たり前のように人生そのものを今この瞬間も経験しているから。

だからこそ、どのような経験をしたのかということについては気にされることもないのがほとんど。

とはいえ、実はその経験の積み重ねがあったからこそ、今ここに存在する。

経験が自分自身をここに連れてきてくれているといってもいいのかもしれない。

一般的とされる珍しくない経験であったとしても、それが重なることはとても珍しいことにつながる。

そして誰もが唯一の経験を今この瞬間にしていることというのも重要なこと。

その経験を出来ているのは、全世界で自分一人しかいない。

同じ時間で同じ空間において、同じことををしている人というものはいない。

だからこそ、ひとつひとつの経験がとても大きな価値になっている。




様々な経験を組み合わせること、どのようなルートをたどって今ここまでやってきたのか。

生まれてから今この瞬間に至るまで、どのようなことを考えてきたのか。

そしてそれを支えることとなった経験は何なのか。

もちろん人の話や本によって、ある程度はフォローできる経験というものもあるかもしれない。

でも、経験なしの知識と実際に経験するものとは全く違う。

リアリティを持って経験できることは、身体を持って生きていられるからこその特権である。

だからこそ、そのこと自体がとても価値であり、その瞬間瞬間がとても素晴らしいもの。




積み重ねられた経験によって、未来がどのような方向に進むのかが補正される。

いざある場所や立場に置かれたときにどのように行動するのかは、その人がそれまでの積み重ね経験と思考によって全く異なる。

だからこそ、そこで何を選択するのか、どのように判断するのかということのベースとなっている経験は、目に見えないものではあるがとても大きなもの。

まさにその人を形成している経験こそが、その人としてのブランドそのものと言ってもいいのかもしれない。

ある人から見たらそれは注目に値するものであり、ある人からしたら当たり前のように映ることもある。

ブランドも同じく、知っている人からしたらとても強烈な印象を与えるが、そうでない場合はそのまま注目されることはなく流れていく。

その人がその人らしさでいられる状態、その人をイメージするブランドとしての経験、良いとされるものも良くないとされるもの含めて、すべてをトータルしてのブランド。

積み重ねられた全ての経験が、その人自身を構成するブランドになっている。

そのブランドをどのように育てたいのか、さらにどのようにプロデュースしていきたいのかは、すべて選択する自分次第。

その主導権はいつでも自分自身にあるのは間違いない。




ありがとうございました。

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