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障壁を設けて価値を上げ続けること

やろうと思ってもすんなりといかない事。

そこには何らかの障壁が存在する。

そしてその障壁を意図的に設定しているものもある。

それにより、競合相手を減らしたり、価値を高めたりする事が出来る。

障壁となるものをいかに多く設ける事が出来るかどうか、それは戦略として大きな効果をもたらしている。



障壁となりうるものは、たくさんある。

一つの製品であっても、作る事が複雑かつ簡単に真似できない状態にする事によって、製品の価値を上げる事が出来る。

人気のラーメン屋さんとしても、敢えて並ばせて時間を平等に消費させるという障壁を設けて、簡単に商品を手に入れにくくすることもある。

最高級の品を出せる環境であっても、あえてアクセスしにくい場所にしたり、知られない仕組みにすることによって需要をコントロールすることもある。

旅先も敢えて支払いを現金のみに指定することで、カードやQRコード決済を受け付けない仕組みにして価値を保つこともできる。

様々な場面で上手い障壁を設けることで、その人にとっての需要を上手い形でコントロールしているのがよく見られる気がする。

便利になり過ぎてアクセスが過剰になることをうまくコントロールすること、それによって価値を保つことをすることで生き残っている人や団体も沢山ある。

まさに行き過ぎたものを是正して、うまく価値を高めるということにおいて、障壁をいかに設けられるかという事はある意味価値になっている。



障壁の存在は、技術の進歩とともにその高さが低くなる傾向がある。

一方でその進歩に歩調を合わせないことによって価値を保っているところもある。

便利によってもたらされるマイナス面を解消すること、それがより価値を高める行為になっていることもある。

だから、いかにバランスよく障壁を価値に変えられるかというところを意識しておく事は大切。

希少性をいかに増す事が出来るか、それは障壁をいかに多く設けられるかということにも関係する。

真似されないもの、唯一のものをいかに作れるか。

そしてそれをいかに価値を保持できるか。

様々な面で問われている対象物が増えている気がする。


ありがとうございました。

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