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【064】私も君も1日の価値は一緒だよ。「君の膵臓を食べたい」感想


春になると思い出す純愛映画。

「君の膵臓を食べたい」


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主題歌は Mr.Children「himawari」




この作品は北村匠海さんと浜辺美波さんが

一気にスターの仲間入りした作品だと認識しています。


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あらすじ

主人公である僕(北村匠海)は病院で偶然「共病文庫」というタイトルの文庫本を拾う。それはクラスメイトである山内桜良(浜辺美波)が綴っていた秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。 Wikipediaより

予告


予告のサムネにも映る満開の桜。

ブレーザーの制服に読書好きな男の子。

そして、何かを見つめている女の子。

初々しい二人の演技や「図書室での宝探し」と

いうワードに惹かれて原作をあえて読まず、

劇場に行った思い出があります。


それにしても数年経って見直してみると、

北村匠海さんも浜辺美波さんも当然だけど若い!


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時々クラスにイケメンだと自意識がないクラスメイトって

いたけど、北村匠海さんがまさにそんな感じ。

自分の目を「死んだ魚」とコンプレックスにあげてたりするけど

作品中はあまり人と目を合わせなかったり、視線をすぐそらしたり

声のトーンがいつもより暗かったり

少し猫背っぽかったり、役作りってすごいなって思った。

どことなくその目の感じは、大人役の演じる

小栗旬さんも引き継いでいる感じもするし。。。。

俳優さんってやっぱすごい!! 本当尊敬だわ。


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そろそろ収集つかなくなるので本題の感想に入ります。笑


感想

率直に初めてこの作品名を知った時、

“臓器”が恋愛映画のタイトルになることに

衝撃を受けたことを覚えています。

「え???インパクト強」みたいな。


主人公が病気になる作品って、

「世界の中心で愛を叫ぶ」とか「僕の初恋を君に捧ぐ」とかありますけど

どれも純愛モノってなんかいいですよね。



そして、自分自身も学生時代。

異性の子と交換日記をしていたせいか

こうゆう“共病文庫”みたいな日記ものに僕は弱いです。

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「私も君も1日の価値は一緒だよ。」


これは、クラスの人気者である山内桜良が

僕にサラッという言葉なんですが、

すっと心に残っているものです。

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あなたが無駄に過ごした"今日"は、"昨日"死んだ誰かが死ぬほど生きたかった"明日"なんだ。    AC(公共広告機構)


に通ずるというか、1日は24時間は皆平等で

時間は止まってくれなくて、

生まれてくる命があれば、亡くなる命もまたあって、

とにかくついつい忘れがちになるけど、

バカだった。明日どうなるかなんて誰にも分からない だから今この1日をこの瞬間を大切にしなきゃいけない ってそう彼女に教わったのに。

と台詞にもあるように、

ダラダラしてる場合じゃない。

時間を無駄にせず、大切に生きなきゃなと

背筋が伸びる感じがします。



それにしても、桜良は

病気と闘いながら、ちょっとずつ病気であることを受け入れて、

後悔がないように、やりたいことをリストを実行する。

ほんとは辛いはずなのに...周りには常に笑顔を絶やさず

まさに向日葵🌻のようでとても魅力的で強いですね。

まさかラストがこんな終わり方をするなんて予想外でした。

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好きな台詞


ここでは作品中に出てきました好きな台詞をダラダラと載せます。


本屋さん、定員さん、漫画家さん。食べ物にもジャガイモさんとかつけてさ。いやなんか、僕にはそれが、いろんなものに敬意を忘れないって事だと思ったんだよね。



「君にしか話さないって決めたんだ。君はきっとただ一人私に普通の毎日を与えてくれる人だから。」 〜省略〜 「ほら天国で会おうよ。」



君がしてきた選択と私がしてきた選択。自分達の意思で出逢った



「君にとって生きるってどういうこと?」  「誰かと心を通わせること。かな?誰かを認める。好きになる。嫌いになる。誰かと一緒にいて手を繋ぐ。ハグをする。すれ違う。それが生きる。自分一人じゃ生きてるって分からない。そう好きなのに嫌い、楽しいのに鬱陶しいそういうまどろっこしいさが人との関わりがあたしが生きてるって証明だと思う。だから君といれてよかった。こうして君がくれる日常が私にとっての宝物なんだ。」




君は強い。勇敢だ。生きることを愛し、世界を愛し、人を愛し、自分を愛してる。君は本当にすごい 白状すると僕は君になりたい 人を認められる人間に 人に認められる人間に 人を愛せる人間に 人に愛される人間に 誰かと もっともっと心を通わせ 生きてるって感じられるように 僕は君になれるだろうか? いや。こんな言葉じゃ百並べても言い足りない。 僕は本当は...君の膵臓をたべたい



二人はそこまで口に出さなかったけど、本当両想いだったんですよね。

北村さんのあの涙のシーンはそう何度もできるものでもないし、

やっぱ胸にグッとくるものがあるな。

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そしてタイトルの意味 


台詞にもあったけど


人に食べてもらうとね 魂がその人の中で生き続けるんだって


だから、「君の膵臓をたべたい」なんですよね。


一本取られたというか、 あぁ〜切ないけど素敵だわ。


2016年本屋大賞第2位、Yahoo!検索大賞2016小説部門賞受賞など、

瞬く間にベストセラー小説になる理由がわかります。







「君の膵臓をたべたい」から誕生した名曲「猫」



何度か、このnoteにも紹介してきたけど

あいみょんさんがこの映画からインスピレーションを得て作った猫。

これまでたくさんのDISH//さんの「猫」を聴いてきたけど

一番この頃が「君の膵臓をたべたい」の僕に

一倍近くて、好きです。

(声質に少年っぽさがあるというか・・・語彙力が欲しい。)


僕視点で歌詞を聴くと、猫は桜良にあたって

より世界観が広がりますね。






それからちょっと余談ですが!


“真実か挑戦か?”


これは作品中に出てくるトランプを使ったゲームなんですが

とにかく初々しい二人のやりとりがとても可愛いです。


簡単にまずルールを説明すると

①トランプの束から二人同時に1枚カードを引く

②引いて出た数字の小さい方が真実か挑戦かを選びます。

③真実だったら「相手の質問に答えなければいけない」 

挑戦だったら「指示されたことを実行しなくてはいけない」

というものですが、このゲームこの作品で知ったんですが、

他の映画にも登場していました。

それが、ウォールフラワーです。


こちらも素敵な作品なので是非観て欲しいです!


それでは今日も

そしてこれからも日々を大切に生きていきましょう。

ありがとうございました。


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こんにちは。今日は記事を読んでくれてありがとうございます!20代少し仕事を頑張りすぎたみたいで、抑うつ状態になりました。現在人生の雨宿り期間中。日々の何気ない出来事。感じたこと。好きな映画のこと。発信していきます。また読みに来てくれたら嬉しいです!