新規入社するデザイナー向けにおすすめしたい書籍11選をまとめてみた

PLAID AdventCalendar 21日目の記事です

デザイナーの@kenichisuzukiです。自分が働いているプレイドでは、新しく入社される方向けにおすすめする推薦図書リストというものがあります。

来年から新たにデザインメンバーの入社が控えているのですが、デザイン文脈での情報が不足していたため、既存のデザインメンバーのおすすめを調査してまとめてみました。

その中から、個人的に共通認識にしたいと感じた書籍を主観でまとめてみたので共有します。



UXデザイン、UIデザイン編📱


1. Web制作者のためのUXデザインをはじめる本 ユーザビリティ評価からカスタマージャーニーマップまで

- デジタルマーケティングエージェンシーであるIMJ社による著書。
- ユーザビリティテスト、カスタマージャーニーマップ、ユーザーインタビュー、KJ法などのUXデザインの手技法を、自社組織やクライアントワークに適用する際の制約や状況を踏まえた実践方法が書かれています。
- ユーザビリティテストから入るのがおすすめということで、KARTEでも取り組みを始めています。


2. SEのためのUIデザインの教科書

- デザインコンサルティングファームのソシオメディア社による著書。SEのためのUIデザインとありますがSEでなくともおすすめなのでノミネート。
- UXやUIの定義に加え、求められて来るようになった背景を解説し、よいUXを実現するための要因としてUIの重要性を説かれている。
- オブジェクト指向によるUI設計やイディオム、デザイン原則など、UI設計時の基礎的考え方を学べる1冊。


3. デザイニング・インターフェース 第2版 ―パターンによる実践的インタラクションデザイン

- ユーザーインターフェースとして頻繁に用いられる慣用表現がまとめられた辞書的な1冊。
- インターフェースの種類ごとに、利用を推奨する場面やその理由、用法や具体例を用いて解説されている。
- 傍らに置いておき、都度参照する辞書的存在。


4. UIデザイナーのためのSketch 入門&実践ガイド

- よりデザイン よしたけさんによるSketch入門&UIデザインの指南書
- デザインツールSketchへの理解深めたい方へおすすめ
- 改訂第2版が出ました🎉🎉🎉



プロダクトマネジメント、マーケティング編📊


5. いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略

- iQONを運営するVASILY(現:株式会社ZOZOテクノロジーズ)金山さん、梶谷さんによる共著。
- リーンスタートアップの方法論によりプロダクトを立ち上げる上で必要な理論やプロセスについて解説している。
- ゼロイチの立ち上げから立ち上げ後のグロースまで、プロダクト立ち上げの方法論に一通り触れられる1冊。


6. バリュー・プロポジション・デザイン

- ビジネスモデルを可視化する「ビジネスモデル・キャンバス」を提唱したアレックス・オスターワルダーによる著書。
- 顧客のジョブや抱えている課題、得たい成果をもとにビジネスの価値を言語化してプロットする「バリュープロポジションキャンバス」とそれを用いたビジネス仮説検証のプロセスについて解説されている。
- キャンバス内の「カスタマージョブ」については、クレイトン・クリステンセン氏による「ジョブ理論」が詳しい。顧客がかかえる「ジョブ」を元にアイデア発想につなげることで新たな市場を見つけ出す方法論についてまとめられています。


7. リーンアナリティクス

- ビジネスのステージやビジネスモデルに応じた指標の例が具体的に提示されている書籍。
- 優れた指標の条件(比較できる/わかりやすい/比率や割合で表せる/行動に繋げられる)を具体的に解説されており、指標設計に役立つ。
- 自社が置かれているフェーズに必要な指標の見つけ方と、指標を改善するための実験的なプロセスについて学べる1冊。


8. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

- USJをV字回復させたCMOの森岡毅氏が実施した、顧客中心のマーケティング戦略と、考え方の基礎になったマーケティング思考、戦略的思考について述べられた本。
- 技術志向偏重によって軽視されてきた「マーケティング」の活動について「売れる仕組みを作る仕事」と定義し、具体的に実施すべき3つのミッションについて解説されている。
- 市場規模に基づいた売上目標の算出式や、商品認知から購入に至るフローを用いた検証など、著者の過去の実践に裏打ちされた具体的な知見が詰められた1冊。


9. イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

- Yahoo社のCSO安宅氏による、戦略的思考の重要性について書かれた書籍。
- 知的生産の質を、イシューの質と解の質によるマトリクスで分類し、解の質がどれだけ高くとも、イシューの質が低い場合、成果に繋がりにくい「犬の道」ではなく、解くべき「イシュー」を質高く特定することの重要性を説かれている。
- イシューの質の上げるための仮説の立て方、解の質を上げるための全体設計や検証方法など具体にも踏み込んで書かれた1冊。



余談:絶版だけどおすすめ2選

以下2冊は中古での販売しかないのですが、インターフェース設計、体験設計にまつわる重要な示唆を与えてくれるものなのであえてご紹介。


10. Human Interface Guidelines:The Apple Desktop Interface

- 2004年に出版した、デスクトップアプリケーションのインターフェースガイドライン。
- 現在のiOSガイドラインでは乗らなくなってしまった思想的な部分やデザインパターンの考え方が掲載されています。
- 取り上げられてる事例は古いですが、ソフトウェアインターフェースの設計意図に対する理解を深められる1冊。


11. ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン

- ユーザー体験を考える際に必要な5つの要素を分類した「The Elements of User Experience」を提唱したJesse James Garrett氏の著書。
- ユーザー体験に影響を与える領域として「戦略/要件/構造/骨格/表層」の5つがあり、それぞれがデザインの対象であるということをダイヤグラムを通じて知ることができます。
- 全体感を掴むのにおすすめの1冊。



以上11選をお伝えしました。

毎月、興味を掻き立てられるタイトルの新しい書籍が次々と発売され、情報のキャッチアップがしんどく感じてしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、「メンバー間で共通認識を持っておきたい領域や知識はなにか?」という問いをもとに収束を試みると、仕事や対話の拠り所となる書籍を改めて知ることにつながるのではないでしょうか。

事業や組織の状況に応じて必要となる知識も変わってくるかもしれません。定期的にこうした取り組みを続けることで、自分たちが向き合うべき課題や学びたいテーマとの出会いのになるのではないかと考えています。

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