お客様第一主義

「お客様第一主義」私はこの言葉があまり好きじゃない。というかどちらかというと嫌いだ。お客様という概念が理解できない。
この概念とはお金の本質を分かっていないから「お客様第一主義」という言葉が生まれてしまったのだと思う。過去の記事の中でお金について簡単に触れているものがあるので興味があればぜひ確認して頂きたい。
「仕事と作業の違い」というタイトル。

なぜお客様を一番に考えなければならないのだろうか?
お客様のどこが偉いのだろうか?
お金を払うことがそんなに偉いのだろうか?

間違っても、そんな極端なことを言うつもりはない。

お客さんがいないとビジネスは成り立たないし、
お金を使ってもらえるから仕事となる。
だからお客さんを大切にしなければならない。

こんなこと当たり前過ぎて、わざわざ言葉にする必要がないから「お客様第一主義」という言葉があまり好きじゃない。
なぜなら、この言葉を勘違いしてしまう人が一定数いることも事実だし、この言葉をお客さんが振りかざすこと、こそが私がこの言葉を好きになれない根底だ。

念の為伝えておくがここから先に書くことはお客さんを大切にする前提で書くので理解して頂きたい。
大切なことなのでもう一度書かせてもらう。
『お客さんを大切にする前提で書くので理解して頂きたい。』

まずお客様第一主義を振りかざしてしまう人は、きっとお金というものの分かっていないから、お客様第一主義という考えになってしまうのだろう。
どこかで書いたかもしれないが「お金=交換ツール」でしかない。別にお金を持っている人が偉いわけでもお金を使う人が偉いわけでもない。

お金は交換ツールでしかないことを理解すればお客様第一主義なんて言葉は絶対に出てこない。
世の中の全てのことは物々交換で成り立っているのでお金に見合うものと交換しているだけに過ぎない。
その商品に対して、これだけのお金と交換したいと自身で思ったから買うわけだし、この体験にこれだけのお金と交換したいと思ったから買う。
そもそも買うという言葉の印象も良くはないのだろう。
日本においてお金に対するイメージが悪すぎるのも原因なのだろう。

だから「お客様第一主義」なんて言葉ができてしまう。
お客さんとお店側は常に対等でなきゃいけないと思う。対等でない相手とビジネスができると思っていない。対等だからこそ商品や体験に対してお金と交換したいと思うことができる。
時代の流れとして会社員でいる限りお客様のために自分や家族を犠牲にするなんてありえない。だからといって能力がないのに仕事をぶん投げろと言うわけではない。

そして世の中の人のお金持ちの定義も少しズレているのかもしれない。逆に私の考えの方が少数なのだから私の考えがズレていると言われてしまうかもしれないが私は思ったことを伝えたいストレートタイプなので私の考えを書くだけ。

私が考えるお金持ちの定義とは「たくさんのお金を動かせる人」これに尽きると思う。
もちろんお金をたくさん持っていたほうが動かせるお金は増えるし、お金持ちとして間違えではない。しかしその人が動かせるお金は自分のお金しかない。
本質的なお金持ちとは手元の現金がなくても銀行から借りられるだけの信用があったり、クラウドファンディングでお金を集められる人で、さらにお伝えするとそれに比例して人脈も広い。これらがすべてあると動かせる金額は自然と大きくなりはしないだろうか。
そしてその金額が大きければ大きいほどお金持ちなのではないか思う。

ビジネスをする上でお店側とお客さんは常に対等でなければならないと常々思う。対等でなければお客さんが求めているものを察することができないし提案もできない。

お客さんとの距離をどれだけ縮めることができるかは「お客様」という一線を引いていては叶わないのかな・・・とか思う まつでした。またね。

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