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ドイツの林業機器販売店を覗く

先週の演習"Forestry in Germany"では、ドイツにおける環境保全のありかたや林業関連産業についても幅広く見聞を深める機会にしたいという担当の教授のアイディアにのっとり、リューネブルクから車で30分ぐらいのBispingenという小さな町に本社を置く林業機器の販売会社Grube.KGを訪れた。

Grube KG

この会社、ネット販売に最近は特に力を入れているということもあり、ここの本社に隣接した店舗がショールームの役割を兼ねた唯一の直営店なのだそう。僕たちはアポなしでお店に行ったのだけど、たまたま英語ができる部長クラスの方がいらっしゃり(ゲッティンゲン出身で本人含め代々フォレスターの家系なんだとか)、挨拶と説明と配送センターの見学までさせてもらった。もともとはファミリービジネスだったものが成長して今の姿になった、と説明を受けたが、配送センターの様子を見ると、規模拡大に合わせてだんだんと倉庫を立てましていった様子がわかって、納得。今では本社スペースが手狭で、近くにもう一つ配送センターを構えているそう。

カタログをもらったのだが、チェーンソーや各種安全装具をはじめ、大型トラクターに取り付けて路線整備ができるレーキやシャベルカーに取り付けるハーベスターのパーツなどありとあらゆるものを取り扱っている。使用するのに現物を見たり、説明を受けたりしないとなかなか購入に踏み込めなさそうな商材が多いのだけれど、プロともなればスペックを見て判断できるのだろう。

日本だとこういった専門機材のネット販売というのはどのくらい進んでいるのだろう。専門商社に発注すると営業マンが持ってくる、という流通経路が今も主流なのかどうか。そのうち調べてみたい。


オリジナル記事公開日:2012年6月5日

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