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海外就職に挑むみんなへ

弊社には、先発したメンバーを含め、今日から海外に飛び立つ新卒入社ホヤホヤの若者たちが18名いる。そんな彼らに贈る言葉を、ここに記します。


過去10年間で、1000人以上の海外就職を選択した方々と接してきて思うことを、これから海外に挑戦するみなさんにアドバイスをさせてください。新卒だけでなく誰にでも当てはまる事だと思いますのでご参考までに。

◆Safety first
日本と異なる環境では、自分ひとりではどうしようもないことが起きることもある。
僕は12年の中国での反日デモを目の当たりにしたし、13年末のバンコクでのクーデターの最中も現地で過ごした。豚インフルの流行、PM2.5の中での通勤など、個人ではどうしようもなかったりする。
当然日本でも同じ事態に直面することはあるだろうが、異国では入ってくる情報量も圧倒的に劣るし、自分の問題解決能力も弱まるだろう。そこで最低限の策としてまず現地に着いたら在留届を提出し、万が一何か起きてしまった際には大使館からの連絡、会社の上司からの指示に従うようにしよう。

◆自制と自省
常に「誰かから見られている」という感覚を忘れずにおこう。
一人ひとりが「日本人」、帰属先としてREERACOENという会社の看板を背負っている。
自分の言動で、相手への印象が決まります。例えばポイ捨てをしたり、歩きタバコをしたり、現地の人たちに無礼な態度をとれば、それだけで「日本人は…」といったレッテルが貼られるのです。
海外で働くということは、「祖国代表」として現地で働き暮らすことなのだ。自分ひとりが勝手なふるまいをすることによって、知らない人にまで偏見が及ぶことのないように。
我が身に理不尽なことが起きても、感情的にならず自制すること。そして、常に自分の言動を自省すること。
僕たちは世界の国々で「働かせてもらっている」のだ。感謝を忘れず、人格を崩さないように。

◆”Help” の強さ
辛い時、しんどい時、困っている時、助けを求められるかどうかは意外に重要なポイントだ。よく現地のメンバーから「新しく来た日本人は何を考えているか分からない」という話を聞く。日本人の感情表現の乏しさと、英語での仕事に不慣れなことが重なると、ついついこう言われてしまうのだ。
僕らが学校教育で習った英語は、説明表現が多い。”I like your dress." "You look nice."と言えば済むことを、"Your dress is nice."と日本語から直訳的に言ったりする。
本来、言葉は感情表現だと僕は思っている。だから、困っていたり、誰かに手伝ってほしい、何か聞きたい! こんな時にはどんどんHelpを伝えよう。
もちろん、自制できない人、自己中心的な人のことを助けたくないのは自然な感情。人格を磨くことを怠らないように。

◆学ぶことを習慣化しよう
海外で働いていると、日本にいる時よりも日々接する情報量は減りがちだ。だからこそ、意識して学ぶ習慣を身に着けておこう。
Facebookのメディアをたくさんフォローする。新聞をダウンロードする。そして、現地メディアももちろん追いかける。
各国、法律も異なれば慣習も異なる。適応するまで時間はかかるかもしれないけれど、学ぶことを忘れてはいけないと思う。歴史や産業など、学びだしたら面白いものばかりだ。


◆何事も機会と捉えて、ファーストペンギンに!
各国就労ビザの発行基準が厳しくなってきていて、「若いうちから海外就職」という選択肢も数年後にはもうなくなっているかもしれない。現に規制を厳格している国も出てきていて、マレーシアなんかが当てはまる。
だから、この「海外就職をできる環境」は超貴重なのだ。でも行くだけではなく、そこで「何をするか? 何を実現するか?」を意識してほしい。
志をもって自ら手を挙げて、動く。ペンギンは最初に海に入る時、怖がって誰も飛び込みたがらない。でも、最初の一羽が飛び込むとみんな一斉に飛び込むのだ。
みなさんも同級生の中ではファーストペンギンでしょう!だから、1番にやってみる。手を挙げてみる。これで「1番であること」以上の恩恵にあやかれるはずです。

最後に、僕の大好きな言葉を。
”Every experience is a wonderful gift.”
アジア各国で皆さんのことを待っています!

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