アジアで働く社長のブログ~

アジア9の国と地域(シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン、香港、台湾、…

アジアで働く社長のブログ~

アジア9の国と地域(シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン、香港、台湾、中国、インド)にて人材会社REERACOENを経営。06年リクルート入社。10年より海外法人にて駐在(上海、蘇州、天津、大連、バンコク、ホーチミン)。15年より現職、マレーシア在住、

最近の記事

20年が経ちました!やり続けてよかった。

【やっていてよかった20年、と思える時間でした】 2019年ぶりのツアーとなったフィリピンの児童養護施設への訪問を先日、してきました。 2003年に僕が最初に訪問をしてから、実に20年。 僕たちの所属する団体「プラスワン」は楽しむことを目的としたチャリティーで、また、楽しむことの定義を「誰かのために何かをすること」としています。 僕のつながりからでもこれまで100名以上の方がプラスワンの活動に関わってくれています。 本当にありがとうございます。こうして20年も続けられるこ

    • ドーハの歓喜にするためにカタールに行ってきました!World Cup 2022観戦記

      初めてのドーハ、まさかじぶんが行くとは思っていませんでしたが、1か月前にお誘いいただき急遽参加することに。シンガポールからフライトで約8時間。日本とほぼ同じくらいの飛行時間です。 今回のワールドカップは事前に入国&観戦管理用のAppを出発前にダウンロードし、個人情報を入力をしないといけません。シンガポール出国の際にカウンターでダウンロード完了を証明する必要がありました。 機内は設定温度おそらく20度程度。寒すぎ。ダウンを着てもよいレベル感。ただ、ワールドカップ一色。有名サ

      • Why,How,What ゴールデンサイクルとPurposeについて

        社内でPurpose経営という考え方についてレクチャーを受ける機会をいただいたので、自分が考えること含めこの場でもアウトプットしたいと思います。 僕たちの会社の取引先は、例えばマレーシア拠点では50%近くがMNC(Multi National Company)です。そのため顧客から求められることの変化スピードも速いです。最近では、今まで以上にガバナンスが厳しくなってきているのを感じますね。そして、社員や個人の方々の変化もこの数年感じています。 僕自身、想うことなどをこれま

        • マレーシアを離れたと思いきや、1か月でマレーシアに戻ることに。隔離生活に用意したほうがいいもの

          11月10日に7年間住んだマレーシアを離れ、シンガポールに行くまでの1か月ほど日本に滞在し、家族はマレーシアからそのままシンガポールに引っ越す予定でいました。 が、 オミクロン株の出現により、日本政府が海外からの入国を止めたことで事態は急変。これによってもしシンガポールが日本からの新規入国を止めたらマズいぞ、最悪、家族離散の日々が続いてしまうのでは?と考えました。 マレーシア、シンガポール間はVTL(隔離なしで行き来が可能な状態)が11月末に始まったばかりなので、「まだ、

        20年が経ちました!やり続けてよかった。

          リアルにマレーシアのいいところについて

          シンガポールに異動をすることを決めて、日本に戻っていました。そして、昨日、また急遽マレーシアに戻ってきました。これは別のnote記事にて。 約2年ぶりの母国は最高で、日本の友人、同僚、家族。彼/彼女らはいつでもどこでも僕にとってはとても大切な存在で、一緒にいる時間は幸福を感じました。それに新たな出会いもあり、久しぶりの日本を本当に満喫しました。急の出国となり、もっと会いたい人がいただけに残念ですが(-_-;) でも一方で、7年住んだマレーシアを離れてみて、マレーシアの良い

          リアルにマレーシアのいいところについて

          39歳になりました。

          東京オリンピックに感動する日々を送る中、39歳になってしまった。上の写真は、2015年に僕がマレーシアに来て初めての誕生日の頃に撮ったものです。このうち2名の社員は今もうちの会社の中枢として頑張ってくれています。 パンデミックが始まってこの1年間はほとんど家にいたので、写真も少ないし、時間の流れを感じませんでした(ただですら、マレーシアは季節感がないので尚更)。子どもたちもオンライン授業がメインとなり、家族で過ごす時間がこれほどできるとは、今までの生活からすると考えられませ

          マレーシアの活動制限(ロックダウン)からの回復計画について

          久々投稿です。冒頭のグラフは各国で、人口100人当たりどのくらいの割合でワクチン接種が進んでいるか、というものです。急ピッチで進んでいることがわかります。 パンデミックが来てからのこの1年は時間に余裕があるので、マレー語を勉強しています。政府が発表する内容はたいていマレー語なので。 今日は、COVID-19の出口戦略についてマレーシア政府の取組について共有したいと思います。毎日のように上がってくる新規感染者の推移に一喜一憂してしまったり、この数字に本当に意味があるのかとも

          マレーシアの活動制限(ロックダウン)からの回復計画について

          ワクチン接種してきました(1回目)。

          マレーシアでは、アストラゼネカワクチン(以下AZ)を希望者に受けさせる任意接種が5月5日より開始しています。通常のワクチンプログラムではファイザーとシノバック(5月23日現在)が高齢者に適用されていますが、COVAXで確保したAZはごくまれに血栓がでるという懸念から、通常のプログラムでは使用せずに、希望者に優先接種をする運びとなり、僕も運よく予約が取れたので5月23日の20:00から行ってきました。 僕はこちらでは外国人という立場な為、通常のプログラムでは接種がいつ自分に回っ

          ワクチン接種してきました(1回目)。

          世界のソーシャルメディアプラットフォームについて

          外出が減ると本当にSNSが伸びますよね。 ちょうどDataReportalが、21年2月10日に世界のデジタル状況についてまとめているので、簡単にサマってみようと思います。 リンク先のように100枚近くスライドが用意されていて、インターネット環境やSNSやEC等についてまとめられています。そして、以下のように簡単にサマっています。わかりやすいように日本の例で見るとこんな感じです。 Japan’s population Japan had a population of 1

          世界のソーシャルメディアプラットフォームについて

          台湾で起きるディスラプション

          2020年が終わり、多くの国・地域がマイナス成長となる中、台湾では2020年のGDP通年予測を、1.56%から2.54%へ上方修正しています(2020年12月8日現在)。けん引したのは輸出で、輸出額は前年と比べ4.9%増加しました。 驚くのは、航空会社も黒字見込みであること。台湾航空大手の中華航空(チャイナエアライン)は、2020年上半期(1~6月)の本業の利益が世界首位となった。上半期に本業で利益が出た航空会社は世界的に4社のみで、台湾同業大手のエバー航空は4位に入ったの

          台湾で起きるディスラプション

          2021年スタート。

          2020年が終わりましたね。 本当に大変な1年でした。各国で行動制限がされ、初めて、自由を奪われることの憤りと、自由の尊さを個人的には感じました。特に海外渡航ができなくなったことで、就業や留学が後回しになったこともありました。これは残念です。 一方で、多くの方も感じられているように良い事もあったと思います。 自由、健康、家族、雇用、と言った原理原則の大切な考えを再認識したんだと思います。 このようにトレードオフの関係を常に持てば、苦しい局面であってもポジティブにいられると思い

          CXから学ぶ、海外現地法人ができること

          経営共創基盤Industrial Growth Platform, Inc. (以下IGPI)さんと2回目のウェビナーを開催するにあたって、献本いただいた『コーポレートトランスフォーメーション-日本の会社をつくり変える- 』や『コロナショックサバイバル』を読み、改めて自分も今まで感じてきた日系企業の海外法人変革を提言していかなくてはと思い、久々にブログを書きます。 まず、上の図はFortune Global 500の国別構成企業数の推移グラフだ。Fortune Global

          CXから学ぶ、海外現地法人ができること

          こんなときは未来を予測してみる。

          先月ランカウイ島に行っていました。飛行機に乗ったのはロンドンに行った1月以来。久しぶりの旅行はいいですね。 さて、コロナの影響で不安な日々が続いていますね。僕も悶々と考えることが多く、まだ1,2年はこんな状態が続くと思うので、そんな時は少し先の未来を予測して動いてもいいのではないでしょうか。 まず、世の中はどうなっていくのか?という観点です。 僕の前職の先輩で、今も尚メンターとしてサポートをしてもらっている夫馬さんの「ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営

          こんなときは未来を予測してみる。

          Lockdown中の時間を資産にできるか

          3月18日からロックダウン中のマレーシア、すでに1か月が経過。僕はおそらく4,5回しか外に出ていない。マレーシアでいうロックダウンは正式にMovement Control Order(MCO)と言って、行動制限令のことだ。これは例えば、家族の中で1名のみスーパーや病院に行けると言った形での行動制限だ。もちろん、仕事は在宅勤務。僕自身は移動が減ったぶん、業務にあてられる時間が以前よりはるかに増えた。少しこの1か月を振り返る。 ※接触割合8割どころかほぼ99%減りました このM

          Lockdown中の時間を資産にできるか

          Lockdown、コロナにより”企業変革力”が求められる、という話

          3月18日~31日までの活動制限令が16日に発表された、ロックダウン中のマレーシアにて在宅缶詰めワーク4日目が終了。 ロックダウンの政府発表は急だったが、弊社マレーシア法人はBCP(事業継続計画)をつくっていたので、スムーズに在宅ワークに切り替え成功。 というのも1月には中国法人、2月に香港法人、3月にシンガポール法人と、リモートワークが強いられる状態が続いていたので、マレーシアでも近日中に「来るな」と警戒していたのが良かった。そしてマレーシアとフィリピン法人が共にリモー

          Lockdown、コロナにより”企業変革力”が求められる、という話

          意思決定の心得を、先輩に学ぶ

          意思決定の背景にはさまざまな要因がある。 ここ数ヶ月はまさに、この苦渋の意思決定も含めて、この連続だ。 意思決定の際に、自分が見ているそれぞれのメンバーの感情を入れるのはあまり良い意志決定とは言えない。だから、何を基軸に考え意思決定をするのか、という軸を考えてから、決断を下すようにしている。 僕の考えの基本には「この決断は企業価値を上げるか?」という点にあるので、ここの深堀りが大事だ。もちろん、僕みたいな未熟者では過去に失敗した意思決定もあり、それに気づくと激しく後悔をする

          意思決定の心得を、先輩に学ぶ