見出し画像

緑茶の効能

徒然なるままに。
こんにちは。

一昨日、梅干し緑茶をご紹介しました。
巷ではインフルエンザが流行っており、
私の周りにも感染してしまった人がいます。

予防のためにも水分補給が重要、
ということで今日は緑茶の効能について書きます。

お茶のルーツは中国であると考えられており、
昔は「薬」として使われていたといいます。
秦の始皇帝は「不老不死」の効果があるとして
お茶を飲んでいたそうです。

薬用として何千年も使われてきたお茶。
科学的にも、
抗酸化、抗突然変異、脂質代謝改善、
血圧上昇抑制、抗菌、抗ウイルス
などの
機能が報告されています。

特に、かの有名な「カテキン」については
数多くの研究例があります!

こちらはほんの一例ですが……
カテキンの中にも色々種類があって、
「メチル化カテキン」と呼ばれるものに
強い抗アレルギー作用があると分かっています。

そして、このメチル化カテキンは
「べにほまれ」「べにふうき」という品種に
多く含まれているのですね。

ダニアレルギーやスギ花粉症の方を対象として、
「べにふうき」緑茶と「やぶきた」緑茶の効果を
比較した研究では、
「べにふうき」を飲んでいたグループの方が
くしゃみや鼻水、目のかゆみと言った
アレルギー症状が有意に改善しました。
(山本, 2019)

もしアレルギーに悩んでいる方がいたら、
「べにふうき」緑茶を習慣にしてみてください!

更に、静岡県の65~75歳の男女637人を
対象とした調査では、
日々の緑茶摂取量の多い群ほど
望ましい日常の食品群別摂取ができていました。
(吹野, 渡迦. 1999)

つまり、ご高齢の方々にとっても
「緑茶を飲む」という行動自体
栄養素等摂取量を全般的に高める食習慣を
導きやすくするのですね。

いかがでしょうか。
緑茶はその成分だけにとどまらず、
生活習慣を整えるきっかけにも
なりやすいのですね。

温かいお茶で一息つきながら、
元気に日々をお過ごしください^^


参考文献
昔はお茶が薬だった?, 新緑園, 2023.10.10閲覧

山本(前田)万里. (2019). 緑茶の健康機能性とそれを活用した機能性表示食品開発. 医学のあゆみ, 270(8), 611-616.

吹野洋子, & 渡迦力. (1999). 高齢者の緑茶飲用・栄養撰取と健康との関連.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?