見出し画像

【貿易実務への挑戦🔥】貿易取引の大まかな流れを理解しよう✨イントロダクション🌏:貿易実務検定C級対策 No.1

今回の投稿から、新たに「貿易実務シリーズ」を私のnoteにまとめてアウトプットしていくことにします💛

これから、私が新たに資格取得に挑戦する
「貿易実務検定®」とは独りよがりの実力ではなく、自他ともに認める貿易実務のエキスパートとしての能力・知識を客観的に測る検定試験です!

そして何より、貿易実務は、貿易(輸出、輸入)を行う上で必要な実務です‼️

具体的には、書類の取引ともいわれるような数多くの書類や国際的ルール、為替などの基本的な理解の上に立って、マーケティング、契約交渉、船舶等の手配、保険、通関、決済、貿易金融、クレーム対応等の実務を行うこととなります。

2024年4月から商社に勤務する予定である私ですが、将来的に理想とする「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人間」を体現するためにも、貿易実務への理解を深めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします🌏

貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

貿易実務検定®は、貿易に関連する自分の実務能力・知識がどの程度のレベルにあるのかを客観的に測り証明することができる検定、であると認識しています。

実際、商社・メーカー等においては勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等をお考えの方、インターネットによる個人輸入を行う方や国際舞台で活躍を目指す方などにとっても「貿易実務検定®」は幅広く活用でき、活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと、私たちの生活に密接な「貿易」実務に対する知識を身につけることで、これからの人生における選択肢が増え、もっと有意義なものになることでしょう

私も(2024年4月から商社への就職を予定していますので)貿易実務への理解を深めることで、将来の理想像である「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を体現できるように努力していきたいと思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得を目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に、英語学習も含めて取り組んでいきます!

これからnoteでアウトプットするなかで、皆さまに「貿易実務」の魅力をお伝えできたら幸いです!
ぜひ最後まで、ご愛読ください✨

貿易取引の全体の流れ

貿易(ぼうえき)とは、外国と商品やサービスを売り買いすることです。
また、他国へ商品を販売・送り出すことを輸出(Export) 、他国から商品を購入・持ち込むことを輸入(Import)と言います📝

貿易によって日本には少ない石油などの資源を手に入れたり、外国に製品を売ったお金で国内の産業を発展させたりすることができます✨
すなわち、「貿易」は私たちの生活と密接に関わっているのです👍
ただし、「貿易」においては多くの関係者の間で、さまざまな書類の手続きが行われているのです。
そのため、実務経験の乏しい初心者には理解が少し難しい点がありますよね💦
このような難点を乗り越えながら、貿易実務への理解を深めていきたいと思います✨

まず、貿易に関わる代表的な関係者は、以下の通りです、
①輸入者(Importer)
②輸出者(Exporter)
③船会社
④銀行
⑤税関
⑥通関業者、商社、その他...

そして、貿易に関わる書類は、以下の例が挙げられます👍
船荷証券(ふなにしょうけん)(B/L)
信用状(L/C)
など
※詳細は以下のサイトよりご確認ください🙏

ケーススタディ:想定する貿易取引🚢

以下では、アメリカのA君(輸出者)の会社から初めて「商品X(小麦、トウモロコシ、オレンジなど)」を日本にいるJ君(輸入者)が輸入することを試みている状況を想定します👍

アメリカにいる輸出者A君は、日本にいる輸入者J君に対して「本当に商品Xの対価を払ってくれるのだろうか?」
日本にいる輸入者J君は、アメリカにいる輸出者A君に対して「本当に商品Xを送ってくれるのかな?」という気持ちでしょう💦

このような「貿易」が実施されようとしてくる場合に、以下の2つの書類が登場します。

①信用状 (L/C)

信用状 (L/C):J君(輸入者)がお金を支払えることを証明する証明書
*Letter of Creditの略
正確な定義は、後日アウトプットします!

②船荷証券(B/L)

船荷証券(B/L):商品Xの引換券
*Bill of Ladingの略

それでは、今回想定したケースにおける貿易の大まかな流れについて順①~⑱の順に確認していきましょう👍

①信用状 (L/C)の発行
※L/C=日本の銀行の支払確約書
まずは、J君(輸入者)が日本の銀行に対して、信用状(L/C)の発行依頼に関する手続きを行います!

②信用状(L/C)の送付(日本⇒アメリカ)
①が完了すると、日本の銀行はアメリカの銀行へ信用状(L/C)の送付を行います👍

③信用状(L/C)の通知(アメリカの銀行⇒A君)
信用状の送付が完了した結果、アメリカの銀行から輸出者であるA君に日本の銀行の支払確約書である信用状(L/C)が通知されます💌

④輸出手続きの依頼(A君⇒米通関業者)
③の通知を受けた輸出者A君は、通関業者に対して「輸出手続きの依頼」を行います👍

⑤輸出申告の実施

そして、アメリカの通関業者は、「税関」に輸出申告を実施します。
なお、輸出申告書とは、E/Dと略されることもあります。

⑥輸出許可証(Export Declaration)の発行

すると、アメリカの「税関」は、輸出申告をした通関業者に対して輸出許可証を発行します。

なお、輸出許可証とは、輸出する商品や技術が国家安全保障、公共秩序、環境保護、健康・安全、知的財産権等の観点から制限を受ける場合に、政府から許可を得るために必要な書類のことです。
輸出許可証は、国家によって規定された法律や規制に基づいて発行されることを覚えておきましょう📝

⑦船積み(shipping)の依頼(米国:通関業者⇒船会社)
税関から輸出許可証(E/D)をもらった通関業者は、「船会社」に対して、船積みを依頼します👍

⑧船荷証券(B/L)の発行(米国:船会社⇒A君)🌟

ここで、船積みの依頼を受けた船会社は、輸出者であるA君に対して「船荷証券(B/L)」を発行します。
この船荷証券(B/L)こそ、商品Xの引換券なのです📝

⑨荷為替手形(Documentary Bill)の売買
船会社から船荷証券をもらった輸出者A君は、アメリカの銀行に対して「荷為替手形の売買」を実施します💵

「荷為替手形:Documentary Bill」とは、貨物引換証や船荷証券などの書類を添付している為替手形です。
そもそも為替手形とは、手形を発行する側(売主)が第三者に委託して手形の受取人(買主)から一定の金額を支払ってもらう有価証のことです。
つまり、直接のやりとりで金銭を受け取るのではなく、第三者が決済の流れに入ることが特徴とも言えますね👍

⑩荷為替手形等の売買(日本⇔アメリカ)
そして、アメリカ国内でA君と米銀行とで⑨荷為替手形の売買が実施された後は、日本の銀行とアメリカの銀行とでの荷為替手形等の売買が実施されます📝

⑪荷為替手形の売買(日本⇔J君)
⑩の銀行間取引の後、荷為替手形等が日本に持ち込まれましたね。
そして、今度は日本国内においてJ君と日本の銀行との間でに荷為替手形の売買が実施されるのです👍
荷為替手形とは、貨物引換証や船荷証券などの書類を添付している為替手形です!

⑫船荷証券(B/L)等の提出(J君⇒日本の通関業者)

⑬船荷証券の提出(通関業者⇒船会社)

⑭荷渡指示書(D/O)の発行

プロセス⑫⇒⑬を通して、J君から日本の通関業者、日本の通関業者から船会社へと船荷証券が提出されました。
そして、この船荷証券を受け取った船会社は、日本の通関業者に対して、「荷渡指示書(にわたしさしずしょ):Delivery Order」を発行します!

⑮輸入申告Import Declaration)
プロセス⑭において、日本の船会社から「荷渡指示書:Delivery Order」を受け取った日本の通関業者は、税関に対して「輸入申告:Import Declaration」を実施します!

⑯輸入許可証(Import Declaration)の発行

そして、日本の税関は、輸入申告をした日本に通関業者に対して「輸入許可証」を発行するのです👍

⑰D/O+輸出許可証の提出(日本:通関業者⇒CY等)
⑯において、日本の税関から輸出許可証(I/D)を受け取った日本の通関業者は、コンテナヤード(CY)等(倉庫)に対して、「荷渡指示書:Delivery Order」を発行します👍

なお、「CY(シーワイ)」とは、Container Yard(コンテナヤード)のことを指し、コンテナを本船に積み込んだり、荷卸ししたりする場所をイメージしてみてください💛

⑱商品Xの輸入完了(日本:CY等⇒J君)

そして、ここまでの①~⑰のプロセスを経て、ようやくJ君のもとに「商品X」が到着するのです🚢

「貿易取引の全体像」については、ご理解いただけたでしょうか??

とても簡略したバージョンでお伝えしておりますが、実際はもっと複雑な契約や要項が盛り込まれていることでしょう💦

私たちの生活と密接に関わっている貿易が、これほどにも複雑なプロセスであることを知って、驚いています!
また、もっと貿易実務についての理解を深めたいなと思える内容だと確信しました💛
これからも貿易実務検定対策の一環として、たくさん勉強していきたいです!

覚えたい"貿易実務"用語の定義🔖

①信用状(Letter of Credit)
輸入者(買主)の取引銀行が、輸出者(売主)に商品の代金の支払いを確約する保証状。

②船荷証券(ふなにしょうけん)
船荷証券(Bill of Lading)とは、船会社が、船積み地点で貨物を受け取ったことや、指定の目的地までの運送及びその荷揚げ港で貨物受取人に貨物を引き渡すことを約束した有価証券のこと。

なお、船積書類のうち、「三大船積書類」と呼ばれる重要な書類は、以下の3つです!

①船荷証券(B/L)
②インボイス
③保険証券
これらの内容は、後日アウトプットします💖

③荷為替手形(にかわせてがた)
荷為替手形:輸出者(売主)が振り出す為替手形に、B/Lなどの船積書類が添付されている手形のこと。
輸出者(買主)が名宛人で、輸入者(売主)の取引銀行が受取人とする。

④荷渡指図書(Delivery Order)
荷渡指図書(Delivery Order)とは、船会社が、貨物の引き渡しをCYオペレータやCFSオペレータに指示する書類。
原則として、B/Lと引き換えに発行される。

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にもなりますので、勉強するモチベーションがとても高まりますね✨            

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

この投稿をみてくださった方が
ほんの小さな事でも学びがあった!
考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば
大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!

お気軽にコメント、いいね「スキ」💖
そして、お差し支えなければ
フォロー&シェアをお願いしたいです👍
今後とも何卒よろしくお願いいたします!

この記事が参加している募集

海外文学のススメ

ビジネス書が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?