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【製造原価の分類🏠】何を消費して発生した原価なのかという観点が大切✨:エッセンシャル会計学 No.51🏭

今回も工業簿記の基礎として「製造原価の分類」というテーマについてアウトプットしていきます!

製造原価を把握する際には、何を消費して発生した原価なのかという観点がとても大切になってきます。

具体的には、①製造原価の発生形態による分類、②製品との関連における分類、③操業度との関連における分類について解説していきます!

会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

発生形態による製造原価の分類🔖

製造原価は、何を消費して発生した原価なのかという観点から、材料費・労務費・ 経費の3つに分類されます✨
詳しくは、後日各テーマ別の論点でアウトプットしていきますね!

材料は、製品の製造のために材料を消費したときの消費額です。
労務費は、製品を製造するために労働力を消費したときの消費額です。
そして、経費は製品を製造するために消費した原価のうち、材料費・労務費に分類されない消費額のすべてとなります📝

製品との関連における分類

工場で複数の製品を製造している場合、製品ごとに原価を計算する必要があります。
そして製品別に原価を計算するために、製品との関連における分類が必要となります。
具体的には、特定の製品を製造するために、いくらの金額が消費されたかを把握できるか否かによって、製造直接費と製造間接費に分類します💴

製造直接費

製造直接費とは、特定の製品の製造のためにのみ消費され、その製品の原価として直接集計できる原価です。
なお、製造直接費には直接材料費・直接労務費・直接経費が該当します。
そして、これらを特定の製品に集計する手続を賦課(ふか)と言います。

製造間接費

製造間接費とは、各種製品の製造のために共通して消費され、特定の製品の原価として直接集計できない原価のことです。
製造間接費には、間接材料費・間接労務費・間接経費があり、特定の製品に直接集計することができません💦
そこで、配賦(はいふ)というある一定の基準を用いて、製造間接費を各製品に按分(あんぶん)する手続が必要になります👀

ここまで学習した原価について整理すると以下のようにまとめることができるのです!

$$
\\製造原価の分類\\\begin{matrix}\\&【製造直接費】&【製造間接費】&\\<材料費>&直接材料費&間接材料費\\<労務費>&直接労務費&間接労務費\\<経費>&直接経費&間接経費\\  \end{matrix}\\      \\総原価=直接材料費+間接材料費+販売費及び一般管理費\\販売価格=総原価+利益
$$

ここで、ひとつ例題演習をしてみましょう!
以下の資料に基づいて、①製造直接費、②製造間接費、③製造原価、④総原価、 ⑤販売価格、⑥販売利益の各金額を求めなさい。
1. 材料費消費高:200円(うち直接費:80円)
2. 労務費消費高:300円(うち直接費:130円)
3. 経費消費高 :250円(うち直接費:20円)
4. 販売費及び一般管理費:50円
5.販売価格は総原価の30%増である。

$$
\\解答:原価の分類\\\begin{matrix}\\①製造直接費&230円  &②製造間接費&520円\\③製造原価&750円&④総原価&800円\\⑤販売価格&960円&⑥販売利益&160円  \end{matrix}
$$

製造原価の分類をしっかりと理解して原価の分類をしていきましょう!

操業度との関連における分類

製造原価は、工場の操業度(設備の利用度や生産量)に比例して発生するか否か という分類により、変動費と固定費とに分類することができます!

変動費(Variable cost)

変動費とは、操業度の増減に応じて比例的に増減する原価となります。
例えば、タイヤ代、製造ラインの作業員(時間給)の賃金、軍手代、水道光熱費などが該当するでしょう。

固定費(Fixed cost)

固定費とは、操業度の増減に関わらず変化しない原価です。
例えば、減価償却費、 監督者の給料(固定給)などが挙げられるでしょう。
詳しくは、差異分析やCVP分析で学習します📝

本日の解説はここまでとします!
製品原価の分類をしっかり認識することが工業簿記のファーストステップですので、しっかりと理解していきましょう!

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお、参考資料は以下の通りです。

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こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです。

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そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥


今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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