旅RUNキュレーションVol.11(第4回さいたま国際マラソン)

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僕にとっては2018年最後のフルマラソン! さいたま国際マラソン。
実は出るのは2回目。第1回目が開催された時に3kmマラソンの部で出場して以来。フルマラソンで出るのはお初。

実は体調が悪い。
先週、風邪を引いてしまってそこからスタミナが回復していないのが実情。先々週は香港に旅行していて練習できず、その後風邪ひいちゃったもんだから2週間ほとんど練習できていない状況。
ウィークデーに少し走ったんだけど、1km走ったくらいでヘトヘトになっちゃう感じ。これ、フルマラソン走れる身体じゃないよなぁ、と思ってDNSも考えたんだけど、ダメになるなら前のめりにダメになりたい。
ということでギリギリまで検討して出場を決定!

朝早く起床して会場のさいたまスーパーアリーナへ。僕は東京住まいなので今回は旅RUNってほどではない。
新宿から電車(埼京線)1本で最寄の北与野駅に行けるのはすごく便利。旅RUNは土日を使ってしまうわけだけど、関東圏の大会だと使うのは日曜日だけ。本当に楽でよい。

朝7時00分くらいにさいたまスーパーアリーナ到着。

どうやらランナーエリアであるさいたまスーパーアリーナに入場できるのは7時半からだそうでしばし待ち。

東京マラソンと同じく、ランナーエリアに入るのに手荷物検査が必要になるそう。
7時35分くらいに手荷物検査スタート。東京マラソンほどの厳しさではない。口頭で「刃物はないか?」を聞かれてリュックのメインポケットに手を突っ込まれて検査完了。東京マラソンみたいに金属探知機があるわけでもなく。

ランナーエリア。さいたまスーパーアリーナの中なのであったかい。今日は寒い朝なのでこれは良い。
悪いのはランナーの割にキャパが狭いこと。早めに入場すれば場所取りは容易なんだけどあとからくる人は場所探しがちょっと大変そうだった。
あと、トイレ。これも早めに入場すべし。小のほうは並ぶことはないんだけど、大のほうは油断してると大行列。
僕は会場で大をしないように事前準備(※)をしているので問題はないんだけど、お腹が弱い人は早めに行くのが正解。

※朝起きてすぐに朝ごはんを食べる。間も無くお通じが来るはずなのでそこで出せるだけ出す。出し切ったと思ったら正露丸を飲んで以降の便意を抑える

走る準備を済ませて荷物預け。
荷物預けの場所もわかりにくい。更衣エリアが5Fで荷物預けは1F。案内図に沿って進むわけだけどスーパーアリーナの中が入り組んでいるのでなかなかわかりにくくてうろうろ歩く羽目になる。この辺の動線は今ひとつだね。
手荷物預け。渡されている袋は取っ手のついたゴミ袋。普通のリュックは入るサイズだけどあんまり大きくないのでスーツケース系は厳しいかも。旅RUNの人はホテルとかに預けておくのが良さそうです。

荷物を預けてスタートゲートへ。ゲートオープンは朝9時過ぎなので手前でしばし待ち。あったかいので楽だね。
そしてスタートゲートへ。最前列を目指して走る人いっぱいなので気をつけたい。
Bブロックの前から2列目を確保。女子チャレンジランナーの開会式が始まってて君が代が演奏されていた。

チャレンジランナーの30分後、僕らのスタートは9時40分。
Bブロック最前列だとスタートロスは1分程度。

調子はやっぱり悪い。1km走ったくらいでもうヘトヘト。休みたいレベル。
113回目のランニング大会にして初のDNFを覚悟しないといけないかも、そんなレベル。少なくとも連続サブフォーの記録は今日で最後か。そう思った。
でも、自分で出ると決めたんだから、どんな結果になっても仕方ない。だが、自分で出ると決めたんだから、ちゃんと走りきりたい。

そんな気持ちで走り続ける。粘っこく走ることを心がけた。できるだけスピードは落とさない。落ちても最小限の落ちに止める。
レースコースは基本的に走りやすい。ただ、ちょっとしたアップダウンがあってそれがなかなか気になるところ。

ハーフを走ったところで1時間50分弱。思ったよりも粘れてる。これであればサブフォーも諦めなくて済むかも、そんな手応え。

だが、やっぱりスピードは落ちる。このくらいから5分30分台に。
30km超えたくらいからキロ6分くらいにまで落ちてしまう。

いつものMeitanCCCを飲んでカフェイン効果で一時回復するも、今日は足がいつもより痛い。さすがに2週間ほとんど練習していなかったのはまずかった。フィジカルは問題ないかと思っていたんだけど、思っていたより足は弱っていたようだ。

今日のユニフォームも「がんばろう岡山」のファジアーノTシャツ。
そして頭にはサンタ帽。僕の12月のランニングは2015年の湘南国際マラソン以来サンタ帽が恒例。
サンタ帽はいつも受けがいい。沿道の人が「サンタさーん」「メリクリ〜」と応援してくれる。お安くてレースの邪魔にならない割にはとっても良いです。
「がんばろう岡山」のウェアを見て応援してくれる人も多い。先月のおかやまマラソンのときよりも「岡山ガンバれー」と応援してくれる人が多かったくらい。「ファージアーノ! (拍手)」みたいに応援してくれる人までいた。ここ、浦和レッズの本拠地なのに! ありがたすぎる。

埼玉の人の応援に助けられた。
終盤ももちろんきつかった。だけど、粘った。
サブフォーが現実味を帯びてきた。グロス3時間56分台でフィニッシュゲート到着。走る位置どりで気付けなかったんだけど、川内優輝さんがハイタッチしてくれてたようだ。元気なら戻ってタッチだけど、もうそんな力はない。
21大会連続サブフォー達成! 生涯30回目のフルマラソン完走!

涙が出てきた。止まらない。久しぶりだ。
こんな体調だったのに今日は頑張った。「よく頑張った、よく頑張った」と自分に声を掛ける。
タイム的には凡走だったかもしれないけど、今日はものすごく嬉しい完走だった。
やっぱり走らなきゃよかったかな、と序盤に思ったけど、やっぱり走ってよかった。
ダメだと思っても前のめりに進む。すごく大事だ。

これだけ回数重ねても走るたびに新しい発見がある。走れて当たり前という気持ちは今以て感じていない。1回1回が挑戦。体育万年ビリだったからまだまだ頑張らないとな!
2018年は自己史上最多の8回フルマラソン完走、全部サブフォーで。これ結構すごいなと思ってます。
記録自体はたいしたことなかったけど、今日は無性に嬉しい。

走ったあとはフィニッシャーズタオル・メダルなどを受け取り。
預け荷物もスムースに受け取って、完走証ももらい、着替え。スーパーアリーナやっぱり混んでるよ・・・。サブフォーでゴールしても人いっぱい。このあたりはもっと改善してほしい。今日はいつもより足が痛いのでよりきつかった。奥の方に陣を撮って着替え。

大規模マラソンは走り終わったら速やかに帰るのが鉄則だが、外のイベントスペースでちょうど川内優輝さんのトークショーやってたのでほんの少し見た。やっぱ良いな、川内優輝! 

帰りも北与野駅から新宿編。時刻は14時半くらい。
ほとんど混んでいるようなことはなくヨユーで座って新宿まで行ける。交通の便はすごく良いね。

マラソン大会としてはなかなか良いさいたま国際マラソン。
改善点はランナーエリア。人いっぱいのさいたまスーパーアリーナはもう少しなんとかならないだろうか。あったかいのはすごく良いんだけど動線が悪いよ。
今日は埼玉の人の応援に助けられたし、アップダウンもそこまで多くない。エントリー合戦にもならない大会だし、関東近郊の人には概ねおすすめです。

あ、エントリーフィーが国内最高峰の15,000円ってのはイマイチポイントかな。
東京マラソンのエントリーも15,000円になるから標準的なお値段として取り扱われるのかもしれんね。

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