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2024年|Week 6の振り返り

今週の実績

  • Risk対応Moduleの作成(一時停止)

  • 影響範囲の見える化Moduleの作成

  • 所要時間算出のためのModule作成

  • O2Uのワークフローの作成(今週開始、継続中)

  • デニムスラックスのセンタークリ―ス入れ(2本)

今週は初めてバーンダウンチャートの目標水準を超えることができた。
完全にタスクに没入できる精神状態になっているようで、O2U(Origin to Ultimate)のワークフローを作ることに楽しさを感じている。

Week 6のバーンダウンチャート

一方で、睡眠など生活の面での不安定さが出始めている。特に睡眠が若干足りていない。早く寝ようと思って起きるのだが、ワークフローを考えることに夢中で頭が少しでも回っている状態だと寝ようと思えない。

ここ数日は基準として、考えている際に一時的に思考がフリーズするような感じがあったらもう無理だと判断して寝る準備をするようにしている。

今週のメモ+α

バイトでの失敗とそこから見える私の弱点

私はコンビニでバイトをしているのだが、今週、バイトで1時間弱の作業の遅れを出してしまった。その日は雪で、普段と人の流れが違っていた。また、前日の夜の仕事が朝にずれ込んでいて、同僚の一人はそちらの対処に回っていた。

私はレジを見ながら発注をしていたのだが、客が来るたびに発注を中断し、レジ対応をしていた。普段なら客足が止まるタイミングがあるのだが、この日は多くはないが不規則な客入りだった。結果、発注に集中させてもらえず、普段の3倍近い時間を発注にかけてしまった。

発注が終わった時点でかなり遅れていたのだが、さらにポカをやらかした。
先述の同僚から、私が持っている発注範囲の品ぞろえについての指摘を受け、修正したほうが良いと言われた。そして、それをあろうことか遅れが出ているその日で修正をやろうとしてしまった。

品ぞろえの修正が慣れた仕事ならまだいい。しかし、この時点でやったことはほぼなかった。どうやってやればいいのかも何となくしかわかっていなかった。
結果、時間をかけ過ぎと同僚から指導を受けた。

ここから学べる教訓はわかりやすい。
緊急時ほど優先度を考えて行動しようということだ。
確かに、品ぞろえを整えるのは重要だが、それ以上にその日のやるべきこととして定義されている内容は重要だ。
ここをしっかりと考える必要があった。

また、普段からこういったイレギュラーを考慮した行動設計をして働くべきだった。
例えば、規定されたワークスケジュールの処理を優先し、時間ごとにやるべきタスクを済ませた上で浮いた時間を品揃え改善等のタスクに回すなどだ。

イレギュラーへの弱さは私の課題の一つだったが、今回は対処に失敗してしまった。
だが、次は少なくとも今回と同じ失敗は無いようにしたい。

リスクにはレベルがある

「英語を勉強する」という行動は「英文を書けるようにする」とか「英語で会話可能にする」といった風に小さな行動へ切り分けられる。
「英語を勉強する」という行動に障害が発生した場合の影響対象と、「英文を書けるようにする」という行動に障害が発生した場合の影響対象は異なる。

障害が発生した場合、前者は「英語の勉強をしない」と言い換えられ、その影響は例えば、英語文献を読めない、英語で会話できない等、非常に広域に影響がある。

同じように後者は「英文を書けない」と言い換えられ、その影響は英語でのチャットコミュニケーションができない等の影響がある。
こちらも問題ではあるが、前者に比べれば影響は限定的だ。

それぞれの影響のレベルが全く異なるのは、「英語を扱える」という親要素に対し、子要素として「英文を書ける」という子要素が付随しているという構造があることに由来している。

この構造ごとのリスクの存在を今週は明確に理解した。
この気づきから、作っていたリスク対応モジュールをこれ以上机上の空論で詰めることの限界を悟り、O2Uのワークフローの作成に入った。

知識の深度と各種コスト、そして複雑性についての考察

知識とは何か。
私は大きく2つの種類があると考えた。「概念」と「事実」だ。
事実は「AはBである」のように、定義や意味として何かに紐づいている情報と定義した。
概念はその性質上説明が抽象的になるが、状況への適用を必要とする知識であり、その存在、概要、使い方を全て知っていないと100%機能しない情報だと考えている。

知識には習熟の過程があり、習熟には時間と労力を必要とする。
習熟していない知識も検索を駆使すれば扱うことはできる。しかし、知らない知識を扱って考えを深める場合、その場で知識を深めたり、前提の知識まで手繰り寄せて目を通したりと手間がかかる場合が多い。習熟した知識ならそういった手間はほとんどかからない。

この関係性について考え、表にまとめた。
これは今週のメインの成果の一つで、情報を習熟して「内在化」するべきか?それとも外部知識に都度接続し、その際のコストは許容するか?というトレードオフの判断を助けるものだ。

知識のコストの関係表

影響範囲を計るModule

リスクには影響範囲があることは「リスクにはレベルがある」という節で話したが、その範囲の計測をするために考えたのが影響範囲を計るモジュールだ。
これはリスク対応の一部を成すものだったのだが、どこでも使える非常に汎用的なモジュールであると気づき、独立させた。

リスク対応も独立モジュールとして作り始めたのだが、このモジュールはリスク対応よりもはるかに独立性が高い。

影響範囲チェックモジュール

記録を利用した所要時間の予測プロセス

リスクの重要な要素の一つに「時間資源」がある。
時間は計画を最も狂わせる要素だと考えていて、時間を読み違えることほどリスクなことはない。
そこで、過去5年以上にわたって、何かをする際の正確な所要時間の予測ができないかと試行錯誤してきた。
その成果が以前、記事で話した「過去の行動とその所要時間をすべて記録し、行動ごとの1分あたりの実行可能量を割り出し、対象をN単位数完了するのにどれだけの時間を要するか」を計算する仕組みだった。

だが、上述の仕組みではやったことが無い事には対処できない。
そして、実行対象をやったことがあるかどうかについて確実に考えさせるような行動デザインを含んだプロセス管理の仕組みを私は持っていなかった。
なので、作った。

時間要素のチェックモジュールは「やったことがあるか」を判断し、類似タスクの実行すらない場合、予測不可として処理し、予測可能性を補完する別のプロセスへと移行させるように作った。

予測可能性を補完するプロセスとは、例えばだが、30分だけやってどれくらい進むか記録を作るなどだ。

時間要素

認知資源について考えたが手に負えなかった

認知資源とはざっくりと注意力、作業記憶(ワーキングメモリ)、実行機能(エグゼクティブファンクション)の3つに分かれ、それぞれが固有のパワーリソースを持っている・・・らしい。
例えば、実行機能は計画立案や意思決定等で消費され、注意力は対象に集中したり、ノイズになる情報をシャットアウトするのに使われる。

計画のタスクが連続すると実行機能のパワーがどんどん失われていく。これはリスク要因だ!と思い何とか定量化してリスクとして織り込めるようにできないかと考えたが、現時点では非常に難しいと分かり、断念した。

心拍のように観測できない上、個人差も激しく、そして情報がかなり専門的になっていた。
これを織り込むために認知心理学を勉強する時間は今はないので、一度放棄する。

断念した認知資源要素の整理

ただ、同時に面白いことも知った。
脳の活動状態を眼球の動きから測定する仕組みが研究室レベルではできつつあるらしい。
私が作りたいアプリは最初はスマホなどで始まるだろうが、いづれはAR系デバイスでの運用を可能にしたいと思っている。
ARデバイスなどでは目の動きを追跡するためにインカメラと言って、内側を撮影するカメラがデバイスに内蔵されている。

これを使えば、将来的にARデバイスでユーザーの脳活動をスマートウォッチのように観測し、データに基づいて「計画タスクをやり過ぎだから休もう」みたいな提案をするアプリができるかもしれない。

Week 7について

やっとO2Uのワークフローの作成に入ったのがWeek 6だった。
Week 8までに走り出すのは難しそうだが、このワークフローはそのままアプリのシステムの設計図になる。
多少時間をかけてでも作りは妥協したくない。

Week 6最終日で全体のワークフロー自体はできた。
あとは各モジュールの中身を詰めて行けばプロセスのテストが可能になる。
なので、今週はひとまずO2Uの各モジュールの中身を充実させることを目指す。

O2Uのワークフロー(途中)

余談

「お前は何者になりたいんだ?」と今週、先生にも弟にも聞かれた。
あまり考えた事が無かったが、いい機会のなので考えてみた。

端的に言うと私は「無能さは工夫で解消できる」と証明したいのかもしれない。
生きてきた22年、一つとして何かを成し遂げて成果として誇れたことはなかった。私が成果だと思っても、成し遂げたことを周囲が成果として認めてくれたことはなかった。

なので、誰が見ても成果と認めるしかないようなことを成し遂げたい。それが過去6年にわたる悪あがき(方法作り)の根底にあるモノな気がする。

一方で、「アプリを売って、世の中の『学び』を根底から覆してやりたい」とも思っている。
今私が取り組んでいるのはフレームワークや勉強法などを現実に即適用可能にする仕組みであり、それらの複雑性を意識しないままに高いレベルで使用可能にするアプリだ。

「○○をできるようになりたい!」と思い付き、アプリにそれを入力したら、あとはアプリが聞いてくる内容に答えるだけでリスク対応を行い、目標を具体化し、目標を実行可能なサイズまで切り分け、それをスプリントとして数週間で実施させる。
気付けば目標が達せられている。そんなアプリだ。

目標が高すぎる?わかってる。そんなのは百も承知。
でも、これが私の目指すところであり、今も、そしてこれからも生きる動機だ。

余談2

Week 6から「The Third Door」という本を読み始めた。
この本は既に1周読んでいて、超面白いことはわかっていた。端的に言うと、「やりたいことが分からなくなっていた大学生のアレックス・バナヤンさんが、偉大な成功者たちに同世代へのアドバイスを求めインタビューする」本だ。
失敗と偶然と後悔、そして何より諦めない心、努力によって最終的にはあのビル・ゲイツにインタビューすることに成功する。
その過程や出会った人たちがアレックスに送った言葉が同じくらいの年で、夢と現実で揺れていた私にことごとく刺さった。とんでもない勇気をもらった。

今週はモチベーションが切れる隙間が無いくらいずっと燃えている感じで、しかも無理をしている感じもなかった。
また落ち込んだり、現実に打ちのめされたらこの本を読むと思う。


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