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フィリピン英語学校スタッフが直伝!語学留学を楽しみ、英語を身につける方法 (後編)


さて、前編では英語留学前の準備や、英語留学中の心得を綴ったが、後編では留学後の英語学習への向き合い方について触れていこうと思う。

英語は継続しないと廃れていく現実

まず、ここをはっきりさせておこう。英語力は継続しなければどんどん廃れていくということを!

まぁ世の中にはちょちょっと勉強しただけで、テストで高得点を取るような天才肌は転がっているわけで、一度英語を勉強して廃れずにその能力をキープできる人もいらっしゃることだろう。

ただ私のような普通以下の学力のものでは、英語力をキープすることは継続しない限り難しいだろう。

私は留学から帰国して、大学に復学することになりアパートの再契約やらなんやらでバタバタしていた。それから英語を使う機会はパッタリとなくなってしまい・・・。気づけば半年間、英語にほとんど触れてこなかった。友達との会話で少し使っていたくらい。

その半年後、電話で英語を話す機会があった。もちろん、英語を全て忘れるほど、私は馬鹿ではないが・・

以前使っていた英語表現が出てこない!
相手の言った言葉を、一発で理解が難しい!

私はそう実感した。あと2、3年、仮に英語に触れなかったとしたら、さらに英語力の劣化を実感したことだろう。英語は筋トレと同じで、鍛えなければどんどん劣化していく。

ただ、日本語が公用語の国に留学から帰ってきて、もはやモチベーションも無い!という方も意識が高い人を除いていらっしゃるだろう。

では、英語力を維持していくには具体的にどう言った方法があるのだろう。私は現在海外で英語を使って仕事をしているが、そこにはどうたどり着いたのか解説していこう。


留学は通過点で、目標は先にあるということ

まず、私の中で留学へ行って英語を勉強する、という行為は英語学習のツールの一つでしかなかった。
日本にいたままでは、英語力向上に時間がかかると思ったから、海の外へ、英語が使われる地へ足を運んだというわけだ。

私が留学に行った理由は、ただ海外が好きだとか、留学という行為に憧れを持ったからではない。留学はあくまで英語学習の途中で、課金して英語力を高めたいと思い立ったからである。

つまり、留学とは私の中で単なる通過点でしかなかった。だからこそ、半年間英語に触れずとも、そのあともずるずると英語に触れない日々を送ることがなかった。

大学四年時はほとんどの人が就職活動を経験する。私はそこではなから海外へ出るつもりでいた。海外で就職活動をするには、履歴書の作成、面接などで英語を確実に使うことになる。私は次の英語目標を、海外就職で内定をもらえるように、面接時などに使うビジネス英語表現を覚えることだった。そこから火がつき、再度英語に触れる機会を得た。

このモチベーションは、英語留学に憧れ、英語留学がゴールだった人はなかなか手にすることのできないものだと思う。前編でも触れたが、常に英語に対する目標を設定することは、非常に重要なことなのだ。

留学をゴールとするのではなく、留学で英語を学んで、その先を見据えていくことが、英語能力向上の鍵なのだ。


海外に飛び出しても案外やっていける

海外留学を経験して、その後日本に留まることはダメだ、とは言わないが、もしその気があるのであれば私は一度海外に出て生活することをお勧めする。

例えば、欧米圏であれば、ワーキングビザの条件ハードルが高い場合が多くなかなか気軽に仕事を見つけて移住できるわけではない。

しかし、ハードルが高い国だけではなく、移住しやすい国も多く存在する。例えば、私が滞在しているフィリピンは、ワーキングビザの条件がやさしく、新卒などの日本において就労未経験者の方でも働くことができる。ちなみに私はその類である。

東南アジアの国々は、そこまで英語が堪能でなくても仕事が見つかりやすいので、それらの国で働き、経験を積んでから欧米圏などに移住するのも良いだろう。

私が実際に海外で就労して思うことは、留学や、貧乏旅行ではできない、仕事をして飯を海外で食っていく経験が財産になるということだ。確かに、留学や旅でも海外を楽しむことはできるが、そこで生活して、働いて、初めて見える景色もある。英語を使って働く経験は間違いなく就労しなければ体験することはできない。

留学や旅で使う日常会話とは違い、仕事はビジネスで使う英単語、表現を覚える必要があり最初はなかなか苦労した。しかし、日常英会話はほぼ支障なく使えていた私にとって、ビジネス英語という新たな学びを味わい、自身の英語力を伸ばす一つの良いきっかけとなった。

私は自分で英語がまだそこまで上手いとは思わないし、むしろネイティブからしてみれば相当発音もひどいはずだ。こんな私でも、海外に飛び出してなんとかなっている。日本には、海外就労=高ハードルだと思い込んでいる方々がまだまだ多いイメージがある。しかし、その気になれば、海外就労は意外と難しくないのである。



海外で就職するために行ったことは

じゃあ君はどうやって海外で仕事を見つけたの?という疑問を持ったそこのあなた、お答えしよう。

まず、私は海外で出会った友人らに、求人サイトやその国の就職事情を聞いてまわった。聞いてまわった、とあるが私は友達は狭く深く付き合うタイプだから、実際には2人、3人くらいにしか聞いていないのだが。

この方法は有効だった。なぜなら、現地で人気の求人サイトを知ることができたり、現地人だからこそ知る、その国で人気な仕事などについての情報を得られたりしたからだ。これは日本の海外転職サイトにはまず載っていない現地の生きた情報である。

次に、とりあえず海外転職サイトで、気になったものには応募して考えてみた。数打ちゃ当たるだろう、の精神で。結局私は、語学学校で仲良くなった学校マネージャーの紹介で語学留学業界に行くことになった。つまり、言っちゃあコネである。ということで、正味この海外転職サイト数打ちゃ当たるぜ作戦は中止に終わった・・次他の国に転職する機会があったら、とにかく転職サイトを確認して応募しまくろうと思う。

以上、この2つだけだ。なんというか、とてもシンプルで特に難しいことは何一つしていない。英語さえ覚えれば、誰にでもできる工程なのである。あとは、チャレンジ精神さえあれば。


進む道が決まれば、課題が見えてくる。そこを精進していけば、英語力はさらに上がる


こうして進む道が決まった私は、ビジネスで使う英会話表現の学習を開始した。日常会話の知識しかない私は、ビジネス英語を覚える必要があった。

留学が終わり、一時期英語から離れた時期もあったが、海外で進むべき道が決まり、また新たに英語に対する目標を持つことができた。おそらく、留学が終わって海外に出ようとしていなければ、日常会話止まりだったかもしれない。

こうしてコツコツと学習を進め、私の英語力は少しではあるが以前よりも上がったように感じる。留学後にも、英語を実践的に使う環境に飛び込もうとすることで、更なる高みを目指せるのである。

日本で生きていきたいんだ!という方はそれでもいいと思う。だが、抵抗はあるけど海外に出てみたい!と思う方はぜひ迷わずチャレンジして頂きたい。その勇気が、行動が、あなたの未来を大きく変えることだろう。


えー、まぁこんな偉そうに綴ってきたけども、語学学校のスタッフとして、私が皆さんにアドバイスを送れるとしたらこんな感じかな。私は天才ではないし、英語に関してはからっきしダメだった。こんなにダメダメでどうしようもない私でも、その気になれば英語を学んで海の外に出れた。人間その気になれば誰でも、なんでもできるはずさ!

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