見出し画像

タラタラしてんじゃねーよ!?裁量労働制でみんなの給料が...!?

こんにちは、藤本けんたろうです。


では早速、今回のニュースはこちら。キーワードは、「裁量労働制」です。

遠のく生産性向上 裁量労働制先送り、日本企業不利に

【今週の『日コレ』3点まとめ】
・「裁量労働制」は、自由に働き方を決められる制度のこと
・安倍首相は利点として「生産性の向上」を挙げている
・今後、僕たちは「どれだけ働いたか」ではなく、「どれだけ成果を出したか」で給料が決まるようになっていく 


皆さん、「裁量労働制」って言葉は知ってましたか?

僕は2日前に知りました。

 

裁量労働制ってなんや?

言葉をそのまま説明すると、「裁量=あなた自身が権限を持って自由に」、「労働=働いていいですよ」という制度です。

なにが自由なのかというと、一番大きいのは「時間」です。どれだけ働こうがどれだけ休もうが、あなたの自由ですよ、ということ。

例えば今、僕たち学生がやってる多くのアルバイトは時給制、つまり「何時間働いたか」が給料の基準になります。


一方、裁量労働制では「みなし労働時間」に対して給料が支払われます。

みなし労働時間とは、「あなたのしなければいけない仕事量から逆算して、労働時間はだいたいこれくらいね」と、前もって決められる時間のことです。

なので例えば、「藤本君の今日の仕事は、記事3本書くこと。だからまあ、みなし労働9時間ね」と言われたとします。

ここで大事なのは、僕が記事3本書くのに15時間かかろうが、6時間で済もうが、9時間労働分の給料をもらうということです。

これが時給制なら、実際に15時間かかったら15時間分の給料だし、6時間なら6時間分の給料になりますよね?

ここまでが、ざっくりとした「裁量労働制」の解説です。

 

その「裁量労働制」っていいことあるの?

1番大きいのは、僕たちの「意識」が変わります。

少し前の説明で気づいたかもしれませんが、裁量労働制だと、みんなテキパキと仕事するようになります。

なぜなら、15時間かかろうが6時間で終わろうが、もらえる給料は9時間分だからです。

それだったら少しでも効率よくやって、空いた時間を自分の好きなように使いたいと思うはず。


時給制だと、例え仕事が終わっていても、終了予定の時間までダラダラと過ごさなければなりません… 

この制度を導入したい安倍首相は、皆がテキパキと働くこのメリットを、「生産性の向上」と言ってアピールしています。 

生産性とは、「どれだけ少ない労力」で「どれだけ多くの成果」を出せるかという話です。

 

※ここで少し政治の話を挟んでおきます

安倍首相は現在開かれている国会で、「裁量労働制」を実行する法案を通したいと思っていました。

しかし、説得材料として使ったデータに不備があり、そこを野党に突かれて断念。

野党はそれに加え、「裁量労働制は企業が社員をこき使うための制度だ!」ということで、強く反対しています。

※政治の話ここまで

確かに野党が言うように、テキパキと働かなかったり、要領悪く仕事をして無駄に時間をかけてしまうと、時給制よりも給料が低くなります。

 

でもどっちにしろ、給料の対象は「成果」になってく

今国会では通らなかったですが、早晩、給料の対象は今の「時給制」から、「成果制」になっていくでしょう。

「裁量労働制」は、その最初の一歩です。

欧米では「裁量労働制」が取り入れられているのが普通のようですし、そもそも給料は「身体の拘束時間」ではなく、「提供した価値」に対して発生するべきものだからです。

特に日本に限った話でいうと、これから働く人が減っていくんだから、一人ひとりが出す価値の多くしていかないと、国がうまく回らなくなります。

 

僕自身も、まだまだ「こんなに楽しいのにお金をもらっていいのか!?」と思ってしまうことがあり、早く「給料」に対する感覚をアップデートしていかなければ…と思っているところです。

皆も僕と一緒に、この「裁量労働制」をいい機会に、「給料」に対する考え方を改めていきましょう!!!

 

★Twitterもやってます!!!


この記事が参加している募集

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!!すこしでも面白いなと思っていただければ「スキ」を押していただけると、よりうれしいです・・・!