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似て非なる「真剣」と「深刻」

つらい顔をしていようがニコニコしていようが、どうせしんどいことはしんどいんだから、だったら楽しい気持ちでやったほうがいいし、そのほうが成果も出るだろう。
いつも難しい顔をして、私はこんなに大変なんです!みたいな雰囲気の人間がいると、その空気は伝染病のように伝播していき、しんどいことをしんどくやる萎縮集団が生まれるだけだ。
そんなところから、新しいものやブレイクスルーなんで生まれるはずがない。
(『僕は君の「熱」に投資しよう』より)

ベンチャーキャピタリストである、佐俣アンリさんの著書『僕は君の「熱」に投資しよう』を読みました。

きょうはその感想、第4回です。

第1回:クリリンはなぜ「地球人最強」になれたのか?
第2回:どうせ大変なことをしなければならないのだから
第3回:「成長」と「成果」と「天狗」

きょうの内容は、ぶっちゃけ、第2回の『どうせ大変なことをしなければならないのだから』とほぼ同じ、というか全く同じです。

でも、それくらいいまのぼくにとって大切な内容だということで、自戒の念だけを込めて、もう1回書きます。

たぶん、半年後とか1年後とかに5皮くらいむけたぼくがこのあたりのnoteを読んだら、「なんでこんな同じ内容のnoteばっかり書いてるんだ?」って思うと思います。

そのときは「ああ、当時はまだその段階にいたんだなあ、過去のオレ」と温かい目で読んでください、未来のオレ。

冒頭できょうのnoteの内容、もうほぼほぼ出尽くしたんですけど、ただ、一番大事にしたいなと思った言葉は、その直後にありました。

真剣ではあるべきだが、けっして深刻になってはいけない。

ここ、どうしても混同しがちです。

「真剣」から連想するのは、眉間にシワを寄せて、「う〜ん」って唸ってる映像です。

一方で、「ゆるい」から連想するのは、その表情から歯が見えていて、なんかワイワイしてる映像。

でも、ここはそんな単純な話ではなくて、ときには白い歯がこぼれたり、同僚たちと和気あいあいと話したりしていることとも、「真剣」という状態と同時に成立することが可能なんですよね。

逆に、眉間にシワを寄せて、「う〜ん」って唸ることもまあときには大事だと思うんですけど、それが行き過ぎると「真剣」が「深刻」になって、そして周囲への「萎縮」を生み出してしまいます。

そんなところから、「エネルギー」とか「活気」とか「画期的なアイデア」とかは、生まれにくそうです。

だから、常に「真剣」で「本気」ではあるべきなんですけど、そこから導かれる表情や振る舞いって、決して歯を食いしばっていることだけじゃなくて、真剣で本気でピンチを乗り越えようとしたり、いいアイデアを出したりしようとするからこそ、ときにはちょっとばかっぽい明るさも必要だよなと、ここの文章を読んで改めて思いました。

ピンチに陥ったときだって、「やっべー、俺、超ピンチじゃん。頑張ろ」くらいがちょうどいい。
悲壮感を持てばあと5ヶ月で尽き果てる事業が6ヶ月に伸びるんだったらいくらでも悲壮感を持つが、そんなことはありえない。
だったら、「あと5ヶ月もあるぞ!」って、自分起点で明るくしていくしかないじゃないか。

暗くても明るくてもそんなに変わらないなら、明るくいたほうが、なんか雰囲気も運気も良くなりそうだし、良いアイデアも湧いてきそう。

真剣で本気だからこそ、明るく。

第2回と同じ内容なんですけど、自戒の念だけ込めて、もう1回書いておきます。


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