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「世界に一人一人の輝く夢を届けたい 〜上山友梨子さん〜」

今回は、学生団体 Health for Dreams 代表の上山友梨子さんにインタビューしました。

◾️プロフィール
出身地: 千葉県 白井市
活動地域: 東京都内
経歴: お茶の水女子大学生活科学部食物栄養学科2回生。高校3年生の夏のカンボジアツアー参加時に現地の農村を訪れ、身体の発達が遅れている子どもたちに出会う。その時「子どもたちは知らないうちに“可能性”を潰されている」と感じる。栄養改善の必要性を目の当たりにし、大学では栄養学を学んでいる。「誰もが生まれた環境に関係なく、夢を見つけ、夢を追いかけられる世界をつくる」がモットー。今年の4月から学生団体「Health for Dreams」を設立。誰もが夢を追いかけられる世界を実現するために現在、活動している。


「生まれた環境に左右されず、誰もが夢を追いかけられる社会へ!」

記者: どのような夢やVISIONをお持ちですか?

上山友梨子さん(以下 上山 敬称略): 私は生まれた環境に左右されず、誰もが夢を追いかけられる社会を創りたいと思います。みんなで夢が達成したところを私はよく思い浮かべるのですが、その時ってすごく楽しいと感じています。今、途上国ではたくさんの子どもたちが十分な機会や環境が与えられておらず、可能性を潰されていることをもったいないと思うとともに、不平等に違和感を覚えています。私は、みなさんが一生かけてでもやりたい夢を応援して、また、それを見つけるきっかけを与えていきたいと考えています。

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「国境を越えて、世界中に夢の選択肢を増やしたい!」

記者: それを具現化する為に、どんな目標や計画を立てていますか?

上山: カンボジアと日本で活動していこうと考えています。カンボジアの方では、今年の夏からツアーをやって行く予定です。Dream Diaryという団体を仲間と作り、そのコンセプトとしては、「みんなの夢が貯まっていく」というのを掲げています。ツアーの参加者か加えて、子供の夢が叶っていく、そんな場所を作っていきたいと考えています。
この夏にツアーを行い、継続してやっていくことができるビジネス事業まで発展させていきたいと考えています。日本の方では、フードロスカフェというカフェを運営したいと思っています。熱い夢を持った人たちが集まって語り合う場所で規格外野菜などを使った料理を提供したいにしたいと思っています。先程お話ししたカンボジアのツアーの元参加者にも来てもらい、「カンボジアのツアー、こんなことあって良かったよね」「もっとこんなきっかけ与えたらいいんじゃないか?」という形で、カンボジアの活動について考える場所にもしたいと思います。将来的には経済が回らない国など環境が苦しい途上国から広げ、後々は先進国や世界中に夢を広げていきたいと思います。

「3つの軸を通して世界に夢を広げる挑戦」

記者: その目標や計画に対して、現在どのような活動をしていますか?

上山: 活動している軸は3つあります。1つ目は先程お話ししたカンボジアでのツアーで、今年の夏のツアーに向けて準備を進めています。ツアーの名前はCambodia Dream Note Projectと言います。カンボジアの農村部の小学校で「サッカー、音楽、アート、栄養・衛生教育などをから、子供達に色々な体験機会を提供し、子供達の夢を広げる」というツアーです。ゼロからツアーを作っていて、19人が参加してくれます。私は栄養・音楽という分野からアプローチしようと思っています。栄養であれば、現地でこういう栄養教育をしようとか、衛生教育だったら、手洗いをこのように教えようなどといった、ツアーに参加する日本学生と当日に向かってミーティングをしている段階です。体験機会に溢れる「文化祭」も行います。土地も農村部でいただいて、夢と現実のギャップであるお金を生み出せる雇用を作ることができないか模索中です。
また、栄養という軸で、Health for Dreams という団体を今年の4月から立ち上げて同じ大学の栄養学科の学生と共に活動しています。ミッションは「家庭環境によって、栄養を十分に摂ることのできない子どもたちの現実を知り、アプローチをする」です。活動としては栄養に関する勉強会や課外活動をしています。子ども食堂の訪問や映画「こどもしょくどう」の鑑賞などを行いました。子供たちの健康から夢の選択肢を広げる活動をできるよう始動しています。
3つ目は、先程もお話しした、フードロスカフェという熱い夢を持った人たちが集まる場所を作っていきます。活動としては、フードロスに関する問題や世界中の問題にも目を向けて、思ったことや何でもお話できる機会を作っていきたいと考えています。まずまたカフェの経営をしていくので、カフェ経営の勉強にも挑戦しています。将来的には経済が回らない国など環境が苦しい途上国から広げ、後々は先進国や世界中に夢を広げていきたいと思います。

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「限られた夢から一生かけたいと思える広い夢へ」

記者: そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?

上山: 私はカンボジアに行った時に、日本とは違い、職業と言えば、農業か医者か教師かのいずれかしか知らない現状がありました。夢の選択肢が狭い中で一生が終わってしまう、そんな環境に対してすごく衝撃を受けました。農家や教師だけではなく、世界にはサッカー選手とか他にも様々な選択肢があることを知る事が出来れば、もっと楽しく人生を送ることが出来るのにと、そんな思いがカンボジアの環境を見て強くなりました。「沢山の選択肢を持ち、広い世界でもっと楽しく生きて欲しい!」と私は感じ、現在子どもたちに様々なきっかけを提供し夢を広げるツアーを運営中です。また、日本に対しても思うことがあり、利益や会社のために働くという人が多くなっていると感じています。利益や会社のために生きることだけが人生ではないと思っています。一生をかけられるものを持って生きる人が増えて欲しいと感じます。日本人も途上国の人でも、人生は一度きりなので、もっと熱く生きていいのではないかと思うのです。どんな環境に置かされていたとしても、みんなの夢を叶えられるように、これからも活動して行きたいと思います。

「自分が楽しくなることで夢は広がっていく!」

記者: その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

上山:  今まで幼少期からピアノを習いごととしてやっていましたが、「自分がやりたいから」という理由で、自分の為という軸でずっとやっていました。そしてカンボジアの子供達と出会った時に、「この子供達と一緒に夢を見たい、この子供達ともっとワクワクしたい、私にできることはないだろうか?」と初めて誰かの為に何かしてあげたい気持ちになりました。しかし、今年、カンボジアに行った時にある経営者の方から「自分のやりたいことをやれ!」と言われて、その瞬間、「このカンボジアの子供たちを、私が救わなければならない。」と使命感で動いている自分に気づきました。「まずは、私が楽しまないと子供たちと夢を見ることはできない。夢の選択肢なんて広げられない。」と感じる事が出来ました。だからこそ今は、私自身がワクワクしながら子供たちの夢を広げ、応援しあえる社会創っていこうと活動しています。

☆最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

上山: 自分のやりたいと思ったことを大切に生きて欲しいと思います。これが役に立つからではなく、これがやりたいと 思うことにチャレンジして行けたらいいと思います。どんなに小さな夢でもそれは、一人一人素敵だと思うので、周りの人に話してみて欲しいです。そうしたらその夢はどんどん広がって行くと感じています。私は、そんなみなさんの素敵な夢を一緒に叶えて行けたら嬉しいなと思います。

記者: 素晴らしいですね。ワクワクしてきました!本日は、貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございました。


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【編集後記】
インタビューを担当しました野田と吉村です。
彼女の夢に対する想いがすごく伝わってきたインタビューでした。世界中の人々の幸せの為に一人一人の想いに向き合いながら、夢を応援できる上山さんの姿勢には感動し、これからももっと応援したくなりました!
今後の上山さんのご活躍を私たちも応援しています!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36


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