あなたにとっての当たり前は何でしょうか？？
当たり前って当たり前すぎて分からないですよね笑
ある業界に少しでも入れば必ずと言っていいほど最初に教わること、みんな必ず知ることになること、それを知らないと仕事にならないこと、って考えると何か思いつけますかね？
そんな”当たり前”のことについて今回はお話します。

わざわざ言う意味あるの？

「いや、知ってて当たり前のこと言っても意味ないでしょ」「みんな知ってるから”当たり前”なんでしょ？」「共有するまでもなくない？当たり前だし…」と思われるかもしれません。が！
あなたにとって当たり前でも、お客さんや業界外の人にとっては”当たり前”じゃないんです。

あ、また「何を当たり前なことを…」と思いました？笑
でも、そうは分かっていても、相手もあなたの知っている”当たり前”を知っているなんて勘違い・思い込みをしてませんか？？先ほど言ったような「知ってて当たり前のこと言ってもも意味ない」というように。
矛盾した”当たり前”を持って、相手が知らないことを伝えないなんてことありませせんか？

2000円のケーキと4000円のケーキ

例えば、あなたがケーキ屋さん行ったとしましょう。透明なショーケースの中には美味しそうなケーキが並んでいます。今日は嬉しいことがあったので家族でお祝いをするためにイチゴがのったホールのショートケーキ(円形のケーキ丸ごと)を買おうと考えています。ショーケースの中にはイチゴののったショートケーキが2つ。見た目は全く同じです。でも値段が2000円と4000円…

あなたはどちらを選びますか？？

多くの方が2000円にケーキを選ぶと思います。ちょっとでも安い方が良いですからね。でも、これを知った後でも、同じ選択ができますか？？

2000円と4000円の違い

ではなぜ見た目は同じなのに値段が違うのか？
それは「クリーム」の違いです。前者はホイップクリーム、後者は生クリームです。
生クリームは動物性の脂肪のみ使用しています。つまり牛乳をめっちゃ混ぜて脂肪だけ取り出してそこから作り、まろやかで口溶けが良いのが特徴です。
それに対し、ホイップクリームは植物性の油に添加物や乳化剤（洗剤など）を混ぜて作ります。物によりますが、石油から作っている添加物なども混ぜ込んで作ったりもします。もちろん食べた後うまく消化はできません(人は石油を食べてきたわけじゃないので)。

では、もう一度お聞きします。あなたはどちらのケーキを選びますか？

”当たり前”は当たり前じゃない

これはお菓子やケーキ業界では”当たり前”のことなのですが、皆さん知ってましたか？（まぁ私も教わるまで知りませんでしたが…）
もしも知ってたら、最初のように2000円のケーキを選んでましたか？おそらく選んではいないでしょう。私も同じです。
でもケーキを売っている人からしたら”当たり前”のことで「言わなくて良いでしょ」と思っています。
「いや言えよ！！！」ってなる方もいるかもしれませんが…😅。

でも、”当たり前”を伝えないってこういうことなんです。自分は今の業界に入ったから知ってるけど、お門違いの人からしたら全く未知の領域のわけです。とりわけ今のように色々な専門領域がある社会では特に。ですから、何も知らないお客さんからしたら、あなたがとりわけ価値がないと思ってる”当たり前”のことも十分価値があるわけです。

これは売上や、お客さんが望む価値ある商品を届ける際にも大切なことです

お客さんが何も知らなければ、何を基準に判断するか、それは値段です。
だってショーケースを前にして違いがそれしかわからないのですから、当然安くてお得だと思う2000円のケーキを選びます。

しかし、もしも値段が違う理由を伝えて、お客さんがケーキの違いを値段以外も知ったらどうでしょう。おそらく4000円のケーキを買いますよね？
値段以外の判断基準となる材料・知識をきちんとお伝えすれば、お客さんは値段以外も考慮した上で価値があると思う方を選んでくれます。

まとめ

というわけで、今回はあなたの”当たり前”もそれが当たり前でない相手には価値あるもの、と言うことをお伝えしました！
ぜひ皆さんも自分と相手は違うと言うことを少し意識して会話などしてみて下さい！

ではまた👋