人々とのコミュニケーションの中で、嫌なことを言われることは少なからずあるもの。そんなとき、ムカつく感情に振り回されてしまうこともある。今回は、このような瞬間にポジティブに捉えるにはどうすればいいのか？を考えてみたいと思う。

無料でアンガーマネジメントを学べるチャンス

人から嫌なことを言われてムカついたとき、「感情をコントロールする方法を学ぶ、いい機会だ」と思うのはどうだろうか。そう思うことで、怒りを冷静に受け流すことができるのではないか。

視点を変えて考えてみれば、高額なセミナーや研修に参加することなく、無料でアンガマネージメントの技術を学べる絶好のチャンスとも言える。

人は「無料」という言葉に弱い（笑）。それにより、得した気分になる（笑）

新しい学びを体験できるチャンス

その人に怒りを覚えたとき、これを「新しい学び」として捉える方法もある。

「相手との違いや考え方の違いを受け入れる訓練」や「相互理解のきっかけを掴む訓練」として捉えることで、新しい視点や成長の機会を得ることができる。具体的には、上司との意見の対立があった場合、その対立を「新しいコミュニケーションの方法を学ぶチャンス」と思うことで、より建設的な関係を築くきっかけになるかもしれない。

このように、日常の出来事や人間関係の中での挫折や対立を、自分の成長や学びの機会として捉えることで、より前向きな気持ちで過ごすことができる。

感情の再解釈：「ムカつく」から「気になる」へ

仕事中、同僚の行動や言動に「ムカつく」と感じたことは、誰でも一度は経験があるもの。例えば、同僚が会議で自分の意見を遮ってしまった場合、一瞬「ムカつく」と感じるかもしれない。しかし、その感情を「気になる」とか「刺激を受ける」と捉え直すことで、その状況に対するストレスを軽減できる可能性がある。

その瞬間に「あ、この人の行動が気になるな」と考えるだけでも、怒りが湧き上がるスピードを遅らせることができる。このように視点を変えることで、同僚の行動が自分に与えた「刺激」が、自分自身の感情や反応をより良く理解するためのステップとなりうるのだ。

例えば、「気になる」行動には何らかの理由や背景があるもの。その同僚はもしかしたら、あなたと同じようにこの仕事に情熱を持っているからこそ、自分の意見を強く出してしまうのかもしれない。その行動を「刺激を受ける」と捉え、その背後にある価値観や目的を考えてみると、怒りよりも理解や共感の感情が湧いてくるかもしれない。

このような再解釈は、怒りを健全な形で表現するためのステップとなりえる。次にその同僚と話す際には、「さっきの会議で遮られたことが少し気になったんだけど、どういう意図があったの？」と問いかけることで、お互いの意見を尊重した上でコミュニケーションをとる道が開かれる。

怒りの感情を利用してしまおう

感情はその場でコントロールするのは難しいものだが、その感情に対する捉え方一つで、その後の行動が大きく変わる。

あなたの人生は、あなたが主役。怒りの感情に振り回されるのは勿体ない。だったらその感情を利用してしまおうじゃないか。

「セミナーに行くことも無く、無料でアンガマネージメントを学べる絶好のチャンスだ！」と思うことで、気持ちをポジティブな方向へ持っていこう！

自分の身の回りで起こることを、ちゃっかり利用してみるのもいいものだ！（笑）

ー 追記 ー
この記事をテーマにして、ラップのリリックを書きました。