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注目されている人を批判する人たち―そんなにマウントをとりたいのかい?(笑)

芸能人や社会的に有名な人々、テレビに出演している人たちを無駄に批判するのは良くない。なんだか、自分より大きな存在に対しては文句を言ってもいいような風潮があるが、それは違う。存在の大きい人でも僕らと同じ一人の人間。彼らが目立つのは才能があるからだけではなく、彼らが人間として一生懸命に取り組んでいるからだ。

結局、彼らに文句を言うのはストレスを発散しているだけで、文句を言うことで、その人より上に立った気になるからだろう。かっこ悪い。

     *  *

僕が新人だった頃、会社には非常に注目されている先輩が一人いた。彼はとても営業成績が良くて僕らの間でも常に話題になっていた。そんな中で、彼のことを知らないのに、やっかみで文句を言う人が結構いた。

ある日、僕は営業先で彼と出会った。彼は特別な人でもなんでもなかった。ただ真面目に仕事をしているごく普通の人だった。彼には特別な才能があるわけでもなく、ただ人一倍努力しているだけの人だった。彼は「見ず知らずの人から文句を言われるのは悲しい」と言っていた。その言葉は僕にとても響いた。

そして、僕も経験することになる。営業職になじみ、契約が取れるようになってきたとき、僕に対して不快感を示す人たちが現れた。陰で悪口を言われることもあり、また、僕の顧客が汚い手段で奪われることもあった。そのときは怒りよりも無力感が心に広がった。なんだか心が「どよーん・・・」という何とも言えない気持ちになったのを思い出す。僕の顧客を奪った営業Aとは過去に何度か接触があっただけに、裏切られた気持ちになった。

結局のところ、営業Aは僕が契約を多く取っていることが気に入らなかったのだ。だから、不適切な行為で僕に対抗し、自分がマウントを取ったと感じることで自己満足を得ようとしたのだろう。

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他人を批判するのは、結局自己満足のためで一種の逃避行為。自分のストレスや不満を他人に向けて発散する低レベルな行動。そんな行為は何も生み出さないし、みっともないよね。

この話は、かなり前のこと。

彼らはいまどこで何をしているのだろう。


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