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夜空・星詠み・ホロスコープそして自分を知るワクワク

作家、望月麻衣さんの『満月珈琲店の星詠み』シリーズが好きだ。

物語の内容も魅力的であるし、何より猫、珈琲、スイーツ、占星術といったわたしの大好物が詰め込まれているのだからたまらない。

そして桜田千尋さんの絵がこれまた最高に素敵。
シリーズ全巻に統一された、まるでラピスラズリのような藍色の空に散りばめられた星と満月。
表紙をめくると、今回の物語に登場するスイーツたちが宝石のようにキラキラ輝いて描かれている。

物語はその時々に出てくる主人公たちの星詠みをしながら展開されていく。
ホロスコープを読み解き、『木星』『第一ハウス』など、それぞれの特徴を教えてくれるので、自分のホロスコープと照らし合わせて自然に理解できていくところが良い。

ひとつ残念なことは、わたしは出生時間がわからないので本当に正確なホロスコープが出せないということ。

以前メンターに、自分の正確なホロスコープがわからないから占星術を真正面から学ぼうとは思えないと話したら、

「なんで?自分のものがわからなくても他の人は占ってあげられるよ」

と言われて目から鱗が落ちた。
たしかに…。

そこで気がついたことは、わたしがなぜ数々の占いが好きかというと『自分自身を知る』ということを目的としていることだった。

『誰かを占ってあげたい』ではなく、わたしはわたしに興味があり、わたしの知らないわたしを知りたがっていたのだ。

なるほどね。
(注:ナルシストではありません)

子供のころの雑誌の後ろのページに載っていた星占いに始まり、タロット占い、手相占い、数秘術、動物占いなどなど…たくさんの占いに興味を持っていた。

おもしろいことに占いは違えど、だいたいは同じような内容に落ち着く。

先日珍しく占い師さんに手相を見てもらった。
軽い気持ちで見てもらったのだが、ちょっとビックリするくらい言い当てられたので楽しかった。だが、この話は長くなりそうだからまたの機会にしようと思う。

どんな占いでもちょっと気分が上がり、ワクワク、クスッとしてしまうから、わたしにとっては『素敵なもの』の部類に入る。

今は自分に興味が向いているが、そのうちほかの人にも興味が出てきたら、もう少しホロスコープを勉強してみたいなと思う。

『満月珈琲店の星詠み』シリーズ最新刊を読み終えてしまったから、また一巻から読み直してみようかな。

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