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『周年イベントを終えて』

こんにちは。
KEYAKI COFFEEの松木です。

更新が遅くなってしまいましたが、周年イベントについて書いていきますね。
落ち着いたら書こうと思ったら2週間近く経っていて焦りました...(汗)

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【本店7周年!】

7月9日(土)は本店の7周年を迎えて日でした。
振り返ってみると7年はあっという間で「長かった...」というよりは「もう7年も経つんだ...」という感覚に近いです。

それは日々やることに追われ、次々と出てくる課題に向かって行動していることの証拠で、あっという間でしたが「充実した時間」を過ごしたとも言えます。

7年前のオープン日


正直、まだまだ余裕はありませんし、やりたいことがたくさんあって全部はできないし、子供はどんどん成長するし、お店のスタッフも成長する一方なので常に時間がありません。

それでももう一度同じ時間(人生)を過ごすとしたらどうする?と聞かれたら「また同じことをする」と言い切れるくらい自分の選択に自信を持って生きています。
(実際は戻れたらもっと上手く立ち回り、もっと失敗の数を減らしたい...)

そんな30代も半ばに来て、20代に「お店を作る」と決めて、競技会に参加したり、新しいスタッフを迎え入れたり、娘が3人になったり、法人化したりとお店を始めてから目まぐるしく状況が変わっています。

今は、
⚫︎3人の娘の父
⚫︎10人のスタッフがいるコーヒーショップの代表取締役(社長)
⚫︎ロースター(ほぼバリスタではない)
⚫︎競技会のジャッジ

と役割が増えたり、責任のあるポジションにいることが多くなってきました。

その分、できることも増えて楽しいのですが、常に結果を求められる世界に生きているので日々成果を出すために試行錯誤をずっと続けていますが、続けてきた結果今があると思っています。


【周年イベントを終えて】

毎年、周年イベントを行なっていますが、私が1周年の時からずっと考えていることがあります。
それは「制限を外す」ということ。

お店や仕事をしていると知らず知らずに「こんなもんだよね」というものが出来上がってきます。
コーヒーの味だったり、サービスだったり、メニュー構成だったり…。

特に私は創業経営者なので間違っていても誰も注意してくれません。
正しい方向に導いてくれる人が身近にいるわけでもないので問題が出たら全ての責任を負い、自分で解決していくしかありません。

人は慣れてくると緩み、楽をし始める生き物だと思っています。
これは私も含めて「楽」をしたいし、やらなくて成果が出るならやりたくない、と思ってしまいますが、それで上手くいくなら努力なんて言葉もありませんし、誰も他者のことを考えて行動しようとも思わなくなってしまいます。

人は弱い生き物だと理解した上で、お店を続けているので、「気合い」とか「意識する」とか「頑張ります」という言葉は社内では禁止するようにしています。

そんなもので解決できたら苦労はしないですし、散々そんなことを言って出来なかった人たちを見てきたのでもう信じていません。

これはネガティブに捉える方もいるかもしれませんが、会社やお店は「人のモチベーションで判断してはいけない」と7年営業をして考えるようになったからです。

ずっと前からできているわけではありませんでしたが、「モチベーション」で上手くいくのは最初だけで「継続」はできません。

モチベーションに頼らない「仕組み」を作ることで継続して上手くいく方法を常に考え続けています。

【制限を外す】

私が1周年から常に意識しているのが「制限を外す」という考え方。

慣れてきて「楽」を始めていることにすら気づかないのは私も同じでほぼ強制的に「周年イベント」を使って「普段は絶対にやらないようなことをやる」というのがKEYAKI COFFEEの周年イベントです。

他のお店とコラボして限定スイーツや限定商品を作ったり、お客様の目の前に器具を持っていき抽出をしながらお話ししたり、コーヒーのコースを提供してみたり...。

ずっとやるにはしんどいけど、2〜3日なら頑張ったらできる、というものを設定して取り組んできましたが、今年はさらに新しい課題を自分に課しました。

それは「私がメインで入らない」ということ。

【社長の役割】

これまでは私がお店に立っていたのもありますが、細かいところまで私が考え抜いて、足りないところをスタッフのみんなに補ってもらうことが多かったのですが、今年から法人化し、「社長」としての役割は「お店に立つことではない」と知り、できる限り現場から離れるようにしました。

もちろん、現場で起きていることが分からなくなると経営そのものができなくなるので、各店舗には顔を出していますが、以前のように私がカウンターに立ち、お客様にコーヒーを提供したり、スタッフに細かい指示をすることはほとんどなくなりました。

少し寂しい気持ちがありますが、既に私が「コーヒーをサーブする」というフェーズは終了し、次の段階に進んでいるので、大人しくポジションを空け渡し、スタッフのみんなが活躍できる場所を作ることに専念しています。

というか、私が入ると場を乱していることに気づいたのでやめることにしました(汗)

それだけスタッフのみんなが育ってきて私があれこれ言わなくても自分たちで考えてどうすべきか?を考えて行動に移してくれるようになったので私は外から気づいたことをフィードバックすることに徹しています。

今回の周年イベントも私が入ってあれやれ、これやれと指示することは簡単ですが、それではお店をスタッフのみんなに任せている意味がないので極力やらずに店長と副店長が「どんなことをしたらお客様が楽しんでくれるのか?」を真剣に考えて実行に移した今回の周年イベントでは「過去最高売上」という結果を出しました。

もちろん、反省点はたくさんありますし、全てが上手くいったとは思っていませんが、私自身もお店で働くスタッフのみんなも「制限を外す」ということはできたのかなと考えています。


店長の小原を中心に考えた周年限定メニュー

これはイベントに限らず、普段のお店や競技会、新しいプロジェクトに置き換えても言えることですが、人は知らず知らずのうちに自分に制限をかけて生きています。

その制限をぶち壊す(言葉が悪い)のが私の仕事でもあるなと最近は考えて、行動に移しています。

「制限=固定観念」とも言える考え方の先にまだ見ぬ新しい世界が広がっていることを知っているので、今後も適度なストレスを設定しながら自分自身にも、スタッフのみんなにも課題を課していこうと思えた周年イベントでした。

次は卸町店の3周年がありますが、店舗が増えるごとに周年も増えていくので大変だなと薄々感じつつ、楽しんでくださる方がいる限り「制限を外したイベント」を今後もKEYAKI COFFEEとして企画していきます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここ1〜2週間でも新しい気づきがたくさんあるので語源化してシェアしていきますね。

次の更新を楽しみにしていてください!


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