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記事一覧

PostgreSQLのトリガ関数からbashスクリプトを実行する

PostgreSQLのトリガ関数からbashスクリプトを実行する

PostgreSQLのトリガ関数からOS側に配置したbashスクリプトを起動する手順をまとめました。私のようにPostgreSQLを前提とするOSS製品を利用しており、プログラムのソースコード修正は避けたいものの、特定テーブル更新を契機に簡易処理を動かしたい場合に適した手法だと思います。

なお、トリガから呼べる関数はplpgsqlやC言語であり、直接任意のOSコマンドを実行することはできないよう

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wsl2にRockyLinux9をインストールしてpodman環境構築

wsl2にRockyLinux9をインストールしてpodman環境構築

つい最近まで知りませんでしたが、wsl2環境は任意のディストリビューションをインポートして使い分けられるそうです。なんでこんな大事なことをこれまで調べてこなかったのか。。

ということで、今のwsl2環境にrockylinux9をインストールしてpodmanでいろいろ遊べる環境を作ります。

まず現環境は以下です。

windows 10wsl2 Ubuntu 20.04.6 LTS

作業後、新

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PacemakerをEC2 by Cloudformationでやってみた

PacemakerをEC2 by Cloudformationでやってみた

パブリッククラウドを利用していると冗長構成の組み方や細かい仕組みはほとんど意識することがありませんが、仕事柄HAクラスタ製品を利用して1から環境構築する必要がでてきました。

勉強のため、まずはPacemakerの動作確認環境をCloudformationを利用してAWS EC2上に構築しましたので、需要はほとんどないかと思いつつ手順を記したいと思います。

今回はやってみた記事なのですが、Clo

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しくじり先生ーAWS個人アカウントに不正アクセスされて$800請求された話

しくじり先生ーAWS個人アカウントに不正アクセスされて$800請求された話

他人事だと思っていた「AWSアカウントが不正アクセスされてXX万円の請求がきた」なんてブログの話の当事者に僕がなってしまった話です。

かつての僕同様、個人アカウントへの不正アクセスが他人事だと思っている方にむけて不正アクセスされた経緯を書きます。

■不正アクセスされた経緯2021/9/23 21:00頃 自分の操作ミスで意図せずgithubにAWSシークレットキーが記載されたファイルをアップロ

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Oracle Bronze12c勉強用環境をWSL2+docker on Oracle21cで構築

Oracle Bronze12c勉強用環境をWSL2+docker on Oracle21cで構築

■目的

Oracle Bronze 12c試験勉強用にOracleコマンド実行環境を用意した際の手順を備忘録として残す。

■環境

・Windows10
・WSL2(Ubuntu 20.02)
・Docker version 20.10.8
・Oracle Single Instance 21.3

■前提条件

・WSL2とdockerのインストールが完了していること
・PCリソースがOra

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evernoteで毎週書いてるTODO作成を自動化してみた

evernoteで毎週書いてるTODO作成を自動化してみた

私は1週間の簡単なTODOをevernoteで管理しています。

そのため、毎週日曜日に、来週分のnoteを作成し、曜日ごとのTODOを書く。
そして実際に作業完了したものにチェックをつけて自己満足に浸る。
というのが日課となっています。

このTODOノートなのですが、大枠のテンプレートは同じなので毎週日曜日になったら自動で次の週のノートを作成できるようにしてみました。

1.検証環境の作成1-

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dockerネットワーク別のコンテナDNS設定(resolv.conf/hosts)を調べてみた

dockerネットワーク別のコンテナDNS設定(resolv.conf/hosts)を調べてみた

最近仕事でdockerコンテナから外部のDNSサーバを利用する設定を追加する必要がありました。

dockerコンテナでDNSサーバを指定する場合、/etc/resolv.confファイルに

nameserver XX.XX.XX.XX

とDNSサーバのIPアドレスを定義することで実現可能です。

この/etc/resolv.confはdockerコンテナ内で定義する必要があるのですが、コンテ

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FirebaseRTCサンプルコードを動かしてみた③

FirebaseRTCサンプルコードを動かしてみた③

前回の記事

でGoogle様の提供してくれているFirebase + node.jsで動くWebRTCサンプルコードを修正し、1対1の通信だけでなく複数人でのビデオ通信ができるようにしました。

こちら、さらに機能を追加し

・マイクのON/OFF機能

・画面共有機能

・room参加者に応じてビデオ画面を動的に増減

といったことをできるようにしました。ソースコードは以下のブランチにあります

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k8sマルチマスター をEC2 by Cloudformationでやってみた

k8sマルチマスター をEC2 by Cloudformationでやってみた

仕事でk8sに触れる機会はあったものの、マスターノードはフルマネージドサービスを利用するのが当たり前なため、どのような仕組みでマスターノードが動いているのかほとんど分からないまま使っていました。そこで、少しでも理解を深めるため、kubeadmを使ってVMノード(EC2)上にk8sマルチマスタを構築してみました。

また、せっかくAWSを利用するならこれまで触る機会が少なかったCloudformat

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FirebaseRTCサンプルコード動かしてみた

昨今、当たり前に利用するようになったビデオチャットアプリケーション。代表格のZoomは昨年急成長を遂げています。

以前友人から「このビデオチャット機能を使って学生時代のたまり場であった部室を再現したい。ふと感じる寂しさを埋めたい。」なる心の叫びを聞き、ブラウザで簡単にこの機能を実装できるWebRTC技術について調べてみることにしました。

少し調べてみるとさすがのGoogle様が簡単なビデオチャ

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