「  」で日々を彩る社会に。

2019年3月31日。3年勤めた南三陸町観光協会を退職しました。
まちあるき語り部、みなチャリ!、防災キャンプ、それと新規教育プログラム。
経験を活かせること、これからに繋がること、多彩で多様なチャレンジができたこと、たくさんの時間と機会を注いでくださったこと、ほんとうにありがとうございました。

今月からUターン4年目に入るので、少し振り返りながらこれからのことを。
(前職のことはあまり触れませんご了承ください)

Uターン1年目(2016年3月〜)
帰って来る前とのギャップ、なんの根拠もない自信が砕かれる日々、
「何にもできないじゃないか」と打ちのめされ、町の外に出る時間がありました。

当時はちょっとした気晴らしに、と思ってたけれど
時間が経つにつれてそれは「逃避行動」だったとわかった。
仕事でも、スポーツの場作りでも、思うように行かない、わからないことばかりでひたすらにしんどかったのをよく覚えてる。ほんと、帰って来る時期間違えたなと。

それでも町を離れようと思わなかったのは、やっぱりここで生きていきたいから。どうしたら「より良く生きる」が出来るんだろう、どうしたらいいんだろう。
誰も来ない体育館で待つ日も、たくさん人が集まって楽しく過ごす日もある。
もう、ここで折れたら全部が「無駄」になるのがただ怖かった。
それでも信じたい想いと、どうにかしたい今と、夢みたいな未来だけがあった。


Uターン2年目(2017年4月〜)
間違いなくここがターニングポイント
今でもお世話になっているゲストハウス架け橋と、アルティメット。
この二つとの出会いで一気に加速した。
個人での「より良い」ではなく、誰かとの、周りにいる友人という小さな社会での「より良く生きる」を考えるようになった。

確かなことは、ぼくは誰かと“豊かさ”を共有することに“幸せ”を感じるということ。「今、心地いい時間を過ごしている」という瞬間を、一人ではなくみんなと感じたい。そして、そういう時間や場所をどうやって作ればいいのか考える時間がとっても楽しい。

こうした大きな気付きをもたらしてくれた大好きな仲間たちと企画したビーチアルティメットも追い風になって、この一年で一気に視野と未来が明るくなった。

ほんとに、心の底から「帰ってきてよかった」と感じる日が多い一年だった。
めちゃくちゃ楽しかったな。一年前との落差が凄すぎてふわふわしてた気もする。

実はこの年に一度、観光協会を辞めることを上司に相談していた。
ただ、あまりにも未来が見えず、ここで決断することは出来なかった。
これだけは、すごく悔しかった。怖くて引いたこと。まだ未来が見えていなかったことに。


Uターン3年目(2018年4月〜)
「もう一人じゃない」ことに救われ、背中を押された一年だった。
最初のころと比べると、圧倒的に友達や仲間が増え、色んな機会に誘ってくれる先輩もたくさん増えた。
そのくらいしっかりと根を張れてこれたのかなと思うのと同時に、さてこれからどうしようと考える時間も増えた。(そりゃそうだ)

どうやって生きていきたいんだろう。
楽しく笑って暮らしたい。大好きな人たちと一緒に歩んでいきたい。
ぼくにとって、みんなにとって「より良く生きる」って?

足を動かして肌で感じて心を動かして。
そばにいてくれた人たちからほんとにかけがえのない言葉と
エールをもらい、決断することが出来ました。

「あくてぃぶ!があるから、ここで生きるのが楽しくなりました」
「みんなの幸せに繋がってるいるんだよ」
「あの時参加してなかったら今一緒にいる人と出会えてなかった」
あぁ、誰かの幸せに繋がっていたんだな。幸せだな、嬉しいな。
感謝してもしきれないから、これからもみんなが笑える場を続けていきます。


豊かさとこれからのこと。

ぼくの中で出た答えは、日常に「  」を持つこと。
「   」は余白、またはスペースとでも呼んでください。


スポーツの場で見たかったのは「スポーツをツールとしたら生活の中の幸福度にどのような作用があるのか」「スポーツの場から派生するものは何か」でした。

例えば、スポーツの場というのは一種の自己実現(これがしたい!などの欲求)を叶える場所であり、自己表現、所属意識、そして信頼資本(心を通わせる友人ができるなど)、共通の感動体験を生む場所になっていました。
これらの要素が、関わった人の日常生活内における幸福度を高めているようでした。実に面白い。きっともっと細かい要因があるはず。

そもそも、日常生活の中に「スポーツ」の時間を作るということは「  」を持つということ。つまりは「自分にとって価値のある、幸せに繋がる時間を持つ」とも言い換えられると思います。
それが仕事の人もいると思うし、家庭での時間だという人もいます。


ぼくはその中でも「自分の趣味」でその「  」を持ちたい人、今の日常にもう少しだけ彩りを加えたい人のそばにいたいなと、思いました。

ぼくのように「したいんだったら自分で作る!」タイプもいれば、
そうではない人もいます。
「ぼく、こういうこと好きなんです!一緒にやりませんか!」とぶんぶん旗を振ることが少し苦手、どうやったらいいのか分からない、でも、それがしたい。そういう人に寄り添い、一緒に旗を振れるような団体をこれから立ち上げます。

みんなが持てる小さな旗。という意味で「Little Flag」
あなたが持ったその旗を、探している人がきっといる。
スポーツサークルあくてぃぶ!がそうだったように、ちょっとの勇気がたくさんの幸せを運んでくれる。
誰かと豊かに過ごすのって、とっても楽しい。
自己実現なんて言葉じゃなくて、やってみたいことをやってみる。
それを誰かと一緒にするだけでもっと楽しくなる。

小さな旗から、大きな愛を。

最初は主にスポーツの面で動いていきます。
徐々に他の分野でも開拓していきたいなと考えています。
伝わっているか不安なので、よう分からんという人にはさらにお話します。

まずは一区切り。
心身ともに気持ち新たに、海図のない航海に出ます。
ワクワクするしゾクゾクする。瓦礫があったこの町から未来が生まれる。

共に、これからも。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

Kiitos!
6

きりんだって夢を見る

宮城県南三陸町在住/地域スポーツの場づくり/フィンランド/アルティメット/ 運動神経が残念な1人のきりんが、スポーツを通してより良い日々を過ごせる地域を大好きな人たちと作り上げていく様子。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。