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キッチン。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

ki_mo_chiです!

またまた随分と更新が滞っておりました。

あっという間に月日は流れて、毎日暑かったのに肌寒く秋が深まってきました。

この肌寒くて肌がキュッとしまる感じ。深呼吸すると鼻から冷たい空気が体の中を流れて換気できる感じが好きです。

みなさんはこんなちょっとした好きな瞬間はありますか?


さて、前置きが長くなりましたが、今回も心に響いた言葉をご紹介します。

吉本ばななさんの「キッチン」という小説からです。

あらすじは・・・

唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていくのだが……。

それでは早速。みなさんの心にも何か響く言葉が見つかりますように。


家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる。
しっかり生きろよ
私は二度とという言葉の持つ語感のおセンチさやこれからのことを限定する感じがあんまり好きじゃない。でも、その時思いついた「二度と」のものすごい重さや暗さは忘れがたい迫力があった。
言葉にしようとすると消えてしまう淡い感動を私は胸にしまう。先は長い。くりかえしくりかえしやってくる夜や朝の中では、いつかまたこのひと時も、夢になってゆくかもしれないのだから。
人生は本当にいっぺん絶望しないと、そこで本当に捨てらんないのは自分のどこなのかをわかんないと、本当に楽しいことがなにかわかんないうちに大っきくなっちゃうと思うの。
幸福とは、自分が実は一人だということを、なるべく感じなくていい人生だ。
どうしても、自分がいつか死ぬということを感じ続けていたい。でないと生きている気がしない。
なぜ、人はこんなにも選べないのか。虫ケラのように負けまくっても、ご飯を作って食べて寝る。愛する人はみんな死んでゆく。それでも生きてゆかなくてはいけない。 、、、今夜も闇が暗くて息が苦しい。とことん滅入った思い眠りをそれぞれが戦う夜。
人は状況や外からの力に屈するんじゃない、内から負けがくるんだわ。
今がいちばんつらいんだよ。死ぬよりつらいかもね。でも、これ以上のつらさは多分ないんだよ。その人の限界は変わらないからよ。
また会える人がいる。二度と会えない人もいる。いつの間にか去る人、すれ違うだけの人。私はあいさつを交わしながら、どんどん澄んでゆくような気がします。流れる川を見つめながら、生きねばなりません。


いかがだったでしょうか?

どうかみなさん、心と体を大切にお過ごしください♪

最後まで見てくださった方、ありがとうございました。



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