麗しのパルフェ
わたしは酒飲み。
大抵のお酒は飲めるけれど、特に好きなお酒はビール、ワイン。
晩酌をしない日は、1年で片手に収まるくらい(健康診断の前日も飲んじゃう)。
好きな食べ物は、チーズ、魚卵、貝類。塩辛いものが大好き。呑兵衛の舌。
一人飲みだってガンガン行けちゃうし、飲み屋で友達もたくさんできた。酒場万歳!
それがプライベートのわたし。
そんなわたしには、「オフィシャル好きな食べ物」がある。
関係性が浅い人だとか、大人数が集まる場、自分を少し可愛らしく見せたい時などに言う好きな食べ物。
それは、アイスクリーム、かき氷、そしてパフェ!冷やしものラヴ!
なんか、カワイイ女子を演出できるじゃない?
そんな打算的な考えも少なからずあるが、もちろんちゃんと大好きな食べ物。
そんなわたしが足しげく通う、大変麗しいパフェ、いや、パルフェのお店がある。
オープン日は限定されていて、完全予約制、完全黙食、おひとり様限定というまさに隠れ家なお店。
そこで提供されるパルフェが、とにかく麗しい!
食べ物写真を撮る機会がめっきり減ったわたしが、唯一必ず写真に収めるのがここのパルフェ。
わたしが幼い頃に食べていたパフェと言えば、こってりとした動物性の脂肪を感じるアイスクリームに、ザ・生クリームがもりもり。
チョコレートやイチゴのシロップがかかっていて、ポッキーやウエハースでおしゃれ。
果物と言えば、バナナやイチゴ、あとは缶詰のパイン?
下に進むとザクザクとしたコーンフレークにお腹がふくらむスポンジ。
もちろん、そんなノスタルジックなパフェも大好き!
麗しのパルフェは、ノスタルジーとは程遠い。
まずは食器やカトラリーが麗しい。
パルフェが盛り付けられているのはワイングラスだったり、カクテルグラスだったり。
パルフェを載せているお皿やトレーも毎回違って、トータルコーディネートが完璧。
奥に写っているのはセットのお茶。
このお茶も、3~4種類から選ぶことができて、有機栽培された茶葉を使った紅茶だったり、ほうじ茶だったり。
冷えた体にじんわり沁みる。
写真を見て分かると思うけど、ここのパルフェはとにかくフルーツてんこもり!
1番下までぎゅうぎゅうに果物が詰められていて、もはやデザートというより食事。食べ終わったらお腹いっぱい。
その果物も、じゅん……と柔らかなイチジクだったり、1粒がはちきれんばかりにぶりんぶりんなシャインマスカットだったり。
近所のスーパーではまず買うことのできないような、それはそれは美しい果物ばかり。
果物のおいしさはもちろん、それに合わせるジェラートも格別!
自家製ジェラートは甘さ控えめ。
ほうじ茶やミルクなどの優しい味にしているのは、きっと果物のおいしさを最大限に引き出すため。
もうこれは0カロリー認定。スイーツというか、健康食品ではないか。
自他ともに認める冷やしものラヴなわたしが首ったけの、麗しのパルフェ。
いつでも行けるわけじゃない、月に1度のお楽しみ(1度じゃないときもたまにある)。
静かな空間で、素敵な食器とカトラリーで、果物とジェラートをたっぷり堪能して、あったかくて優しいお茶で心がほぐれる。
今月のお楽しみはちょうど1週間後!
……我慢できるかしら。
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