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定年前のサラリーマンよ!立ち止まれ!

こんにちは。橘 吉次(きちじ)です。

今回は、定年カウントダウンに入ったサラリーマンの皆様に向けて、
「立ち止まれ!自分の人生と本気で向きあう時期が来ているぞ!」
という、
強いメッセージをお届けいたします。


中年を襲う不安と虚無感


きちじは8か月前(2021年12月)までサラリーマンをしておりました。
大学卒業後、新卒で入社した老舗繊維メーカーで34年間。
結構、バリバリのキャリアでして、ブイブイ言わせていた時期もありました。
会社が好きだったし、育ててくれた恩も感じてました。
仲間も好きでした。

でもねぇ。
50歳を越えたあたりから、それまで持続していたやる気がなくなり、組織に対する愛情が薄れていったんですよね。

キッカケは、女性上司とガチ対立して左遷されたことです。
いや、左遷直後は
「もう一回、のし上ってやる~!」という気力はあってバリバリやっていたんだけど、次に異動辞令が出た部署は出世が全く期待できないところだった。
「あっ、私もう期待されてないんだ…」
51歳でした。

会社側の意図はわかりませんが、私はそう受け止めた。
ここから私の虚無の毎日が始まりました。

更年期の身体の不調
母の認知症発症
なども重なり、砂を噛むような味気ない日々を過ごすことになったのです。

会社を辞めたい。
でも…辞めたら収入がなくなる…。
51歳じゃ、今より好条件の転職なんて絶対無理。
でも…数年間はやっていける貯金はある。
でも…べつにやりたいことなんてない。
だから、このまま現状維持…。
でも、会社を辞めたい…。

思考がぐるぐる回るだけ。
出口のない、辛気臭い迷路を無気力に回っているだけでした。

今振り返れば、
自分の人生価値を会社と年収だけで判断する、
非常に貧しい考え方をしていたと思います。

自分の存在価値を会社に委ねていた
だから会社から「不用」と言われて、一気に生きている意味がわからなくなってしまったのです。

定年退職とは、会社側から「不用」と言われることです。
卒業ではない。
だから、定年後の人生設計ができていない人はみな定年を怖れます。
確かに雇用延長の制度は整いつつあります。
でも、給料は間違いなく減ります。
今までと同じ仕事をしていても「存在価値暴落」のハンコを押されるのです。

自分の存在価値を会社に委ねている人は、
例外なく虚無感に襲われ、定年後の人生に不安を憶えます


本当に趣味だけで、充実できると思いますか?


「定年退職したら、ゴルフ三昧の日々です」
「前からやりたいと思っていた、写真を始めたいと思います」

そんな挨拶をして、定年退職をしていったオジサンたち…。
若かった吉次は、去っていくオジサンたちを幾人も見送りました。

でも、ちょくちょく会社にやってくるオジサンがいるのですよ。
「あれ?〇〇(元)部長、どうしたんですか?」
「いや、今日は〇〇会の定期ミーティングでね」

〇〇会とは、定年退職メンバーで結成しているOG会です。
どんな活動をしているのかは知りませんが、定期的に集まっている謎のグループです。

離れられないんですねぇ…
自分という存在を会社から切り離して、とらえることができないのでしょう。
OB会・旧〇〇事業部の会・〇〇年入社同期会・〇〇工場出身者の会…

定年後に参加できる謎のグループは沢山あるようです…。


気持ちはわかります。

どこにも所属せず、何も持たず、ただ一人で自分の存在価値を確認できる人なんて、相当の賢者か聖人です。
凡人には無理です。

誰だって、何かに映される自分の姿を見ながら自分の存在価値を確認しているのです。

例えば、後輩からの尊敬や思慕の目
例えば、家族からの信頼と愛情の目
例えば、会社から期待されている目、信用されている目

これなしで、充実した毎日を送ることはできないですよ。

趣味に没頭する定年後の日々は魅力的に見えますが、
ホントに趣味だけで、充実した生き方をできると思いますか?

無理ですよ。

「えーゴルフプロ並みなんですか?教えてくださいよ」
「わあ、素敵な写真ですね。私こーゆーの好きです」

などと言ってくれる他者がいなければ、凡人は趣味に生きがいを感じることができません。

だからこそ、自分の好きなこと、興味あることを中心にした会社以外のつながりを自分で作っていく必要があるのですよ。

自分の存在価値を認めてくれる会社以外・家族以外の人々を、自分で作っていくんです。

定年前にね。


「心が騒ぐ」それはシグナルだ


不安ですよね。
定年まで、カウントダウンが始まれば誰でも不安になります。
 
自分を支える社会的バックボーンを失うのですから、そりゃ怖いです。
吉次も怖かった…。

でも、その不安、その恐れは
次の新しい扉をひらくためのシグナルなのです。

不安や怖れを
「新しいステージに向かって心が騒いでいるのだ」と受け取ってはいかがでしょうか?

定年退職を迎える頃は
体力や健康への不安
老後の生活資金、親の介護費用などのお金の不安

様々な不安に襲われる時期です。

漠然とした不安と怖れ…その中にちょびっと期待や希望がある。
この心境、過去に一度経験しましたよね。

そうです。思春期です。

私たちは、大人になる過程で
親の庇護というバックボーンを失い
変化していく身体や心に不安を覚え
これから広がっていく未知の社会に期待する。
という、不安定な思春期を経験しました。

これが中年にもう一度やってくる
思秋期です。


思秋期の後が人生の本質なんだ


この思秋期を
ミドルエイジクライシスとも
中年危機
とも呼ぶようです。

確かに危険な季節ですが、その時期を超えた後は、その人の人生の本質を生きる確かな季節が巡ってきます

何故生まれたのか?
自分の人生は何のためにあったのか?

非常に本質的な問いです。

この問いの答えを探す地に足ついた毎日がやってきます。

心理学者ユングは、この中年が陥る不安定な季節を
「創造の病」と名付けました。

思秋期を超えた後には、貴方の人生の本質的な創造の季節がやってきます

だからこそ、
今「心が騒いでいる」状態を無視しないで、
ちゃんと向き合いましょう。
流されないでください。
立ち止まってください。
どっぷり不安や怖れに浸ってください。

やがて、不安や怖れの感情に飽きて、
何か動き出すものが出てきます

どうぞ、その動きを見逃さないで行動してください。

えっ?
何か動き出すものって、ホントに来るのかって?

来ます。
断言します。
これは、吉次の個人的な意見ではなく
歴史に名を残した様々な賢者や徳人、優れた知性の持ち主が伝え残していることです。

人はそのように既にできている。

信じてみませんか?
吉次は信じました。
そして、今、人生の本質探しの旅に出たところです。

人生は素晴らしい。
心からそう言える毎日を過ごしています


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最後までお読みいただきありがとうございました。

では、さようなら






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