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アマレン連載「令和子ども教室」

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アマチュア将棋連盟月刊誌のアマレンで連載しているコーナー 「令和こども教室」の原稿の手直し版です。
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記事一覧

第七回平成~令和子ども将棋教室:子どもに使う言葉

第七回平成~令和子ども将棋教室:子どもに使う言葉

第七回平成~令和子ども将棋教室、今回は子どもに使う言葉についてです。
 子どもを叱ることが好きな方はいるでしょうか?私はとても苦手です。そのため、叱らずに乗り越えています。今回は、子どもを叱りたくなる場面においての言葉についてです。今回は、将棋を指しているときと指していないときに分類した考察です。

 まず、将棋を指していて子どもに叱るべき場面について。これは、大声でしゃべりながら将棋を指す、必要

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第六回平成~令和子ども将棋教室:子どもに教える勝負の手筋

第六回平成~令和子ども将棋教室:子どもに教える勝負の手筋

 本題に入る前に先日亡くなられた北海道支部連合会の工藤学さんとお話させていただいたことについて記載します。工藤さんは北海道将棋界の発展にご尽力され、北海道の将棋の普及にも熱い思いを持たれている方でした。さまざまな話の中で、北海道のどこでも将棋を楽しめる環境を作りたいという話が特に印象に残っています。北海道は広大なため、将棋を指す環境が大変な地域も多いとのことでした。近年はインターネット指導や将棋の

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第五回平成~令和子ども将棋教室:      子どもの得意戦法

第五回平成~令和子ども将棋教室: 子どもの得意戦法

 第五回は子どもの得意戦法についてです。実は、私が奇襲戦法を考えることが好きなこともありまして、今回を非常に楽しみにしていました。さて、今回は子どもが好きになる戦法の考察から、教える方法までを記述いたします。

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第四回平成~令和子ども将棋教室    指導の勝ち負け

第四回平成~令和子ども将棋教室    指導の勝ち負け

第四回は指導の勝ち負けについて記載いたします。将棋に限らずとも何かで勝つことは嬉しいもので、負けると悔しいものです。将棋教室でも負けて泣く子どもが散見されます。今回は「指導対局における上手い負け方」と「泣いている子どものあやし方」について記載いたします。まず、指導対局における上手い負け方の考察です。

第三回平成~令和子ども将棋教室:      子どものモチベーションの保ち方

第三回平成~令和子ども将棋教室: 子どものモチベーションの保ち方

第三回は子どものモチベーションの保ち方をご紹介いたします。今回は長期的に将棋を続けてもらうためのモチベーションに関してです。
 一般的に物事を行うモチベーションは外発的なものと内発的なものに分けられます。外発的とは「親から褒められる」「景品を貰う」など与えられるもので、内発的とは「何かをやっていることが楽しい」など内側から沸き出てくるものです。

この外と内を結びつけることが長期的に将棋を続けても

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第二回平成~令和子ども将棋教室:子どもと信頼関係を築くテクニック

第二回平成~令和子ども将棋教室:子どもと信頼関係を築くテクニック

子どもと信頼関係を築くテクニック
第二回は、子どもと信頼関係を築く方法をご紹介いたします。このテクニックの主題は「安心感を作る」です。詳しく知りたい方は”ラポール”で検索をしてみてください。
 一般的に初対面の人と会うときはそれなりに緊張するものです。緊張の度合が高くなると、本来の実力が出せなかったり上手く先生と会話できなくなってしまいます。また、子ども側としても教室が楽しかったかの判断をしにくく

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