僕たちボートレーサーは、無理な減量による健康被害を防ぐために、男子選手は52kg、女子選手は47kgの最低体重制度が設けられております。

一般的に考えるとかなり痩せ型ですが、最低ラインに近いほどエンジンの出力を最大源に活かせる為、多くの選手が減量に取り組んでいます。

僕の場合も選手を目指す前は体重60kgほどありましたが、171cmという身長を考えると特に太っていることもありませんでした。
当時の受験資格としての体重制限が55kg以下であったため、必死でダイエットして食べ盛りの10代には辛かった思い出があります。

デビューしてからは普段から無理することなく、15年間50kg近辺をキープできています。

どうやって15年間も同じ体重をキープできるか気になりますよね？

ボートレースにオフシーズンは無く、毎日365日どこかのレース場でレースが行われています。
ボートレーサーも体重をある程度一定に保って、身体も動ける状態の減量をしています。

格闘技などのように計量に向けての減量では、身体のパフォーマンスも発揮できないので、僕自身はストレスなく行える範囲での制限を行なっています。

具体的には
普段のプライベートの際はランニングやスポーツ、パーソナルコアトレーニングなどの運動、半身浴による代謝の向上。
レース場ではサウナなどによる多少の水抜き。

食事面ではカロリーよりも内容を重視しており、オフのときとレース場でも意識的に変えています。

どういった減量方法かは選手それぞれ違うと思いますが、より深掘りして一般の方でも真似ができるように記事にしていきたいと思います。