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【KIDS SNACK LABのお菓子紹介】「オレンジグミ」「クリームサンド」「ざくざくチョコ」の、ここだけの話

KIDS SNACK LABのお菓子は、暮らしの感度を高めるクリエイティブプロダクション〈TETOTETO〉として普段活躍している、井上豪希さん、桃子さん、丸山さんの3人に開発を担当していただいています。

今回は、TETOTETOのみなさんに、もうすぐお披露目となるKIDS SNACK LABのお菓子の、開発までの歩みと各商品のこだわりポイントについてお聞きしました。

TETOTETOさんプロフィール
食のクリエイティブディレクター井上豪希とライフスタイルデザイナー井上桃子によるブランディングプロダクション。食にまつわるあらゆる相談事にのる。作り手へのブランディング支援や、中小企業との商品開発。 大手食品メーカー等へレシピ提供を行う。
TETOTETO Inc. Webサイト:https://tetoteto.co/

左から豪希さん、桃子さん、丸山さん

大事にしていたのは、子どもの目線に立ってお菓子を作ること

――前回はお菓子の開発に関する裏話についてお話いただきましたが、今回はそれぞれのお菓子についてお聞きできればと思っています。まずお菓子作りで共通して大事にしていたポイントはありますか?

丸山さん:ひとつは、小麦粉や、白砂糖を使わないようにするなど、「身体にやさしい」ということですね。ふたつめは、お菓子の特性に合った栄養を入れていくところ。みっつめは、子どもでも手で持ちやすいサイズ感。「ひとくちで食べ切れて、食べていても、ぽろぽろとこぼれない」というのを意識していました。

――たしかにどのお菓子もひとくちサイズですよね。

KIDS SNACK LAB古谷(以下KSL古谷):これは開発を進めながら発見したことですね。大人目線ではちょうどいいサイズでも、実際に子どもたちに試食してもらってみたら「やや大きいかも……?」と気づいて。

豪希さん:ただ、ひと粒のサイズが小さいがゆえに成形しづらい、というのは新たに生まれた課題でした。味に関しては、子どもたちの方が食べ物の味を感じる器官の数が多く、成長するにつれて減っていくということが学術的にわかっていて。正直なところ、僕らが味見したときの感じ方と子どもたちの感じ方とではかなり違いがありました。それに、子どもたちは試食しても自分の感覚をまだうまく言語化できなかったりするので、その辺りでも結構試行錯誤しましたね。

丸山さん:そうですね。大人である自分が「すごく酸っぱい方が印象が残っておいしい」とか「チョコは苦味があった方がメリハリが出るな」と感じても、いかに子ども目線での「おいしい」に辿り着けるか、かなり慎重に調整をしました。

【お菓子紹介①】きりかえスイッチ オレンジグミ

――まずは「きりかえスイッチ オレンジグミ」のこだわりポイントについて教えてください!

丸山さん:ちょうどよくかための食感になるようにしたことですね。どんなかたさがいいんだろう? と最初にものすごい数の市販品の試食をしました(笑)。

KSL古谷:そうですね(笑)。よく噛むことで、歯の成長も促進でき、脳に刺激を与えることができるので。あとは、なんと言ってもこのかたちです。

――もしかして、このかたちってKIDS SNACK LAB(以下KSL)のロゴですか?

KSL古谷:そうなんです。もともとは既存の型で作っていたんですが、試作を繰り返すうちにだんだん愛着がわいてきて……。せっかくならオリジナルの型を作ろう、ということで型屋さんにお願いして作ってもらいました。

KIDS SNACK LABのロゴ

――そのほかにはどのようなことを意識しましたか?

KSL古谷:味については、オレンジの果実の、きゅんとする酸っぱさとほんのり苦みを再現しています。白砂糖は使わずに、低GIのアガベシュガーと食物繊維で作っているので、大人にとっても嬉しいグミに仕上がりました。また、「栄養がとれる」というのがKSLのお菓子の共通している点で、このグミからはビタミンA、ビタミンB1、B2、B6、B9、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンDを摂ることができます。

【お菓子紹介②】ハードなハートに クリームサンド

――つぎに、「ハードなハートに クリームサンド」のこだわった部分についてお聞きしたいです。

丸山さん:さくさくとした軽やかなクッキーにバニラ味のふわふわクリームをはさみ、アクセントに微量の塩を入れています。子ども向けのお菓子だけど、つい大人も手が伸びてしまうようなクセになる味わいです。クッキーは小麦粉ではなく米粉で作っています。そして、低GIのアガベシロップで甘味を付けました。ただ生地に米粉とアガベシュガーシロップを使うことで、どうしてもパサつきが出やすかったため、しっとりするよう何度も試作を重ねて、理想の食感に仕上げました。

KSL古谷:このクリームサンドは、大人も好きな味に仕上がりましたよね! また、このひとくちサイズになるよう、手作業でひとつひとつ成形するしてるとかなりの時間がかかってしまうので、こちらも金物屋さんにお願いしてオリジナル型を作りました。でも最初注文するサイズを間違えてしまって、倍のサイズに(笑)。

――言われてみれば大きいですね(笑)。クッキーサンドにはどんな栄養素が含まれていますか?

KSL関:栄養素としては、お菓子で手軽にとれたらうれしいミネラルを中心に入れていますね。カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄が入っています。

【お菓子紹介③】しゅうちゅうエール! ざくざくチョコ

――つづいて、「しゅうちゅうエール! ざくざくチョコ」についてもこだわりのポイントを教えてください。

丸山さん:「常温でお届けできる、夏でも溶けないチョコのお菓子を作りたいよね」という話から生まれました。水飴の代用としてアガベシュガーを使っているんですが、溶かすとはちみつのように液体になる性質を持っているんです。きちんとかたまるにはどうしたらいいか、配合や分量を変えてみることで、今のかたちに辿り着きました。

――砂糖にもそれぞれの性質があるのですね。そのほかにはどんなところをこだわっているのでしょうか。

KSL古谷:チョコレートは子どもたちも大好きなお菓子なので、チョコ感がしっかり感じられるよう、低GIのアガベチョコを中に加えています。ざくざくとした食感になるよう、ナッツをふんだんに入れているのもポイントですね。

KSL関:小麦のようなさくさくした食感のパフを見つけるのが大変だったのですが、玄米を使ったパフを使用することで、軽い食感の実現はもちろん、香ばしくやさしい甘みが加わり、なつかしくほっとする味わいに仕上げることができました。また、ざくざくチョコには鉄分とカカオポリフェノール、GABAが含まれているので、勉強のお供にぴったりです。

1/20(金)より、クラウドファンディングがはじまります。

先ほどご紹介したお菓子をはじめ、子どもの身体にいいお菓子をお届けする「KIDS SNACK LAB」のクラウドファンディングが、1/20(金)よりいよいよスタートします。

プロジェクトのリターンでは、支援してくださった方にもお菓子を味わっていただけるよう、「オレンジグミ」「クリームサンド」「ざくざくチョコ」のお試しセットほか、ボックスデザインとしてご担当してくださったイラストレーターさんによる、似顔絵やオリジナルオーダーイラストもご用意しています。

ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします!

P.S. 
一緒に働いてくださる仲間は随時、募集中です。これから本格的に組織として立ち上がる段階で、とてもダイナミズムのある創業フェイズです。正社員、パート・アルバイト、インターンシップなど、形式は問いませんので、お気軽にご連絡ください。



取材・文=ひらいめぐみ 編集=KIDS SNACK LAB編集部

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