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河瀬直美監督の「光」を観た

ここのところ毎日ひとつ映画を観ている。

今朝は、河瀬直美監督、永瀬正敏主演の「光」を観た。

自分の心臓とも言える大切なものを捨てなくてはならなくなった絶望と悲しみと、大切な人がつらい思いをしているのを見つめて胸が張り裂けそうに揺さぶられる思い。
その2人がお互いに、小さな光のような希望を感じられる存在になっていく。
胸の深いところに刺さるいい映画だった。

目が不自由な人が映画を観られるように、音声で映画の情景をガイドしてくれる音声ガイドの仕事をしているヒロイン。
目の前に映る景色を、あるがままに言葉にするのがとてもきれいだなと感じて、きらめく光を言葉で伝えるシーンがとても印象的だった。

きれいな景色は、大切な人と共有したいと思うし、今こんな景色が見えてるよと教えたくなる。おいしいものは一緒に食べて、おいしいな幸せだなという気持ちを一緒に味わいたいし、楽しいことは一緒に笑い合いたいと思う。
そしてそうやって一緒に過ごす時間は、光のように幸せな時間だなと思う。

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