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アニメ『ONE PIECE』の作画は、なぜレベルアップしたのかを勝手に考えてみる。

少年時代、バトルアニメは『ドラゴンボールZ』や『ドラゴンボールGT』、それから『幽☆遊☆白書』を見て育った。ジャンプ。

当時のバトルアニメは、いま見てもおもしろいんだど、現代アニメの映像美に慣れてしまうと、少し物足りない。


いわゆる作画技術の向上である。

アニメ制作の裏側、制作会社の苦労を私はよくわからない。素人ながらテレビアニメの「作画」の転換点になったのは、アニメ『鬼滅の刃』なのではないか、と思っている。

記憶に新しい


あのアニメの大ヒット以降、集英社はつづけて『呪術廻戦』をアニメ化。これも作画がすごい。

ヌルヌルとしたキャラクターの動きとバトルシーンの迫力は、90年代のアニメとは子どもと大人ほどちがう。


ONE PIECEの作画に思うこと

昔のONE PIECEアニメは微妙だった?

日曜日の朝のフジテレビといえば、アニメ『ONE PIECE』である。海賊の話。ルフィ、チョッパー、シャンクス。ぜんぜん終わらない物語。

ONE PIECEは、私が小さなころからアニメ化され、それからずっと放映されている。ずっとだ。


正直、ここ3年くらい前までのONE PIECEの作画は、こういっちゃなんだがたいしたことがなかった。


なんか「とりあえずONE PIECEは人気だから、アニメ化しておきましたわ〜」みたいなルーティーンワークのような作画だった気がするのだ。

これも好きだけどね


ところが物語が「ワノ国編」に差し掛かると、いきなり作画が変わった。

ネット上では「制作会社が替わったのか!?」と囁かれるほどの変化。流れるような美しい、原作での不足部分が絶妙に追加されているような、みるも美しい作画に変わったのである。

ルフィとカイドウの戦闘シーンなんて、私は口をあんぐりさせて、トイレに行くのも忘れて見入ったものだ。33歳なのに。


なぜ作画が美しくなった?

ここで疑問が湧く。


なぜワノ国編に入り、ONE PIECEの作画は大きく変わったのだろう? この理由を考えるとき、事情通の勘の鋭い方なら、以下のように思うのではないか?

ワノ国編は原作者の尾田栄一郎先生が、最も書きたいストーリーであり、アニメの作画にもこだわったから。

もしくは、

鬼滅の刃と呪術廻戦に味を占めた集英社が、ONE PIECEにも美しい作画を適用するようにメスを入れたから。

または、

いやいや単純な話で、作画監督や技術監督が代わったからでしょ。

いま書いた3つはあくまで私の想像の域を出ない。あと、この記事では根拠のある明確な答えは出ない。調べないから。

代わりに私の考察を書くことにする。

これじゃない? と思える理由だ。

最近マジすごい


アニメ『ONE PIECE』の作画はなぜレベルアップしたのか? だって毎週あのクオリティはやばいぞ? とんでもない作業である気がするもの。なぜなんだ? なぜあんなに美しくなったのだろう? 

引っ張ってもしょうがないので、
私の考察を書いてみよう。


ONE PIECEの作画はなぜ美しくなったのか?

個人的な結論

→ONE PIECEを見て育った世代が大人になって、アニメの制作に携わるようになったから。つまり作品への愛があるから。

これだと思う。

いまのアニメONE PIECEを支えているのは私の世代の前後だと推測する。

ONE PIECEの連載は1997年スタートだ。

この90年代に原作とアニメを見ていた子どもたちが大人になり、責任をある程度もたされる立場になって、あるいは培ってきた技術に脂がのり、そうして愛するONE PIECEを支えているのではないか?

子どもたちが大人になったのだ。

ONE PIECEの重要キーワードに「受け継がれる意志」というものがある。16巻のタイトルだよね。それから「人の夢」「時代のうねり」も重要キーワード。これらは止められないんだ。

そうなんすね!(グビ!)



今朝、アニメ『ONE PIECE』を見ながら思ったのは、

「にしてもなんでこんなに作画がすごいんだ? これは作画監督が代わるだけでいけるクオリティか? 実際に手を動かしてるのは若い人たちでは? なぜだ? なんかわかんないけど、原作へのリスペクトをめちゃくちゃ感じるぞ う〜ん……あれ? これって……」

思い出したのはメッシだ。

メッシ? どういうことなのか説明したい。


メッシのW杯制覇と構造が似ている?

メッシ。

アルゼンチンのメッシ。サッカーのメッシ。おそらく歴史上最も偉大なサッカー選手のメッシだ。メッシは2022年のカタールW杯で悲願の優勝を果たした。

Chu☆


メッシがW杯に初めて登場したのは2006年のドイツ大会。当時のメッシは18歳だった。以降も2010年、2014年、2018年とW杯に出場しているが、メッシ率いるアルゼンチンは優勝することができなかった。

メッシがサッカー史上最高の選手だということは、ほぼ事実ではあるんだけど、あらゆる大会を制してきたメッシにはあとひとつだけ「W杯優勝」というタイトルがなかった。

2022年、アルゼンチン代表の若手が躍動する。

メッシが初めてW杯に出場した16年前に子どもだった世代たちである。彼らが34歳のメッシを支えたのだ。

それを現す可愛いイラストがあるので、以下に紹介しておく。時の流れを感じられる。

「大人になったんだなぁ」


ONE PIECEの作画が向上したのと、メッシの優勝は、もしかすると構造が同じなのかもしれない。


おわりに


本当はタレントの「ヒロミ」の復活にも構造が似ているのではないか、とも思ったが、なんか違うと思ったので書くのはやめた。

ONE PIECEの作画向上も、メッシの優勝も、それを見ていたかつての子どもたちが大人になり、愛をリスペクトを持ちながら支えている、という点で共通している。

もしかすると違うかもしれないけど。


さて、この考察を通して何が言えるかというと、

「愚直に、誠実に活動を続けていると、それを見ていた次の世代が助けてくれる」である。



これからも毎日書く、
私のこのnoteはどうなっていくのかな。


楽しみだ。

<あとがき>
正直言っていいですか。ONE PIECEの作画が美しくなったのは、監督が変わったからなのと、尾田栄一郎先生の意向と、商業的な何かが最も大きな要因である気がします。この辺は業界の人間ではないのでわかりません。でも、あのクオリティを見ていて「もしかして……」と思っちゃったんです。間違ってても許して。今日も最後までありがとうございました。

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