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大人の定義。

大人の定義って別にないと思うけど、成人の定義ならある。いまのこの国ならたしか、18歳以上の人間が成人として扱われるはずだ。合ってる?

子どものときに思っていた大人って、もっとこう、なんの不安もなくて、自分のやりたいことをやっていて、知識も豊富で、なんらかの経験もわんさか。

のはずだったんだけど、いざ自分が大人と呼ばれる立ち位置になって思うことは「なんだ、なにも変わらないな」である。



多くの男性は、精神年齢が15歳くらいで止まっているような気がする。うんこ、おっぱい。

子どものころは運転免許をもっていなかったから、自分だけで遠くにはいけない。そういえば、初めて電車に乗って友だちと札幌へ行ったのは中学生くらいだった気がする。あれは冒険だったなぁ。

子どものうちは、やりたいことがあっても何らかの制限があるから、その制限の中でなんとかしなければならない。

大人になると、その制限が解除されて、ほぼあらゆることができるようになる。

旅行もひとりで行けるし、ひとりで映画館にも行ける。ひとりで焼肉を食べてもいいし、部屋だって借りられるし家も買える。

しかるべきだれかを好きになったなら、無条件で愛していい。ひとりではできないことが生まれたなら、だれかと協力して、いっしょにやってもいい。会社組織みたいなものだ。

大人ってすごいなぁ。




この記事の冒頭で「大人の定義って別にない」と書いた。なんでもできるのが大人。ただそれだけ。

なのだが、日常生活を送っていて「うわ、この人は大人だな」と思える瞬間がある。しかも、この時期限定のやつ。そのとある瞬間をみて、その人に感じるのは「そんじょそこらの大人」レベルじゃあない。

「うわ、大人レベルMAXじゃねーか、信頼できるわぁ」となる瞬間があるのだ。この時期限定で。


さて、みなさま。

それは一体なんだと思われるだろうか? 

これができると、無条件で大人レベルMAXだと感じられること。


それは……




控除こうじょ」を語れる、である。


年末調整の時期に訳のわからない書類になにかを書く。なんのためにやっているのかよくわからない。

保険に加入していれば、なんかよくわかんないけど、お金が返ってくるっぽい。でもなんのお金かよくわからない。

あと、扶養の壁? 配偶者控除? かと思えば配偶者特別控除? なんだ? 地震保険料控除? なにそれ? 控除? コージョ? 

身の毛もよだつ言葉、それが控除こうじょ

「新卒はいいよなぁ、住民税がなくて」と、わけ知り顔で言ってくる先輩。こういうことを言ってくるヤツが一番住民税を理解していない。所得と課税所得の違いなんて当然理解していないんだ。


控除こうじょ


なんだか、控除こうじょを語られたら、無条件に信頼してしまう。これは不思議だ。この人はこの国の徴税システムを理解しているのだな、となるわけである。



なにを隠そう、私は元東京海上の社員で、金融機関ど真ん中の人間だ。

つまり、保険を語れるし、税金も実は語れる。医療費、介護問題、ドル建て、債券、投資信託、不動産REIT、つみたてNISA、iDeCo。

年金制度だって語れる。

終身保険、養老保険、収入保障、就業不能、特定疾病の分類、医療保険、がん保険、なんならわかりやすく図解して、パワポに落とし込める。

例え話を駆使しながら語れる。

そんなセミナーを何十回もやった。



つまり、


私は控除こうじょを語れる。


何が言いたいかというと、私は大人なのだ!!!

でも、うんこが大好き!

ワハハハハハハハッ! 控除バンザイ!

もっと信頼してくれぇ〜!


<あとがき>
保険の販売は難しいと言われています。なぜなら必要性を感じられないからです。転ばぬ先の杖、とかなんとか言いますが、誰だって想像がつきません。当時の私は、北海道で1番控除をわかりやすく語れる人間になれば、なんか導入としていいんじゃね? と思いたち、15種類の控除まるごとフル活用パックを独自で作りました。それを保険にどう繋げるかって? 勉強しましょう。今日も最後までありがとうございました。

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