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理想の夜

朝は朝で、ちょっと目を離した隙に一気に時間が進んでいるようで焦るけれど、夜は夜でやらなきゃいけないことを思って途方もなく感じる時がある。

洗濯物を取り込み・所定の位置に戻し、夕食のメニューを考えて(冷蔵庫の中身と食べたい味の系統と健康と、前の晩とのバランスを考慮して…)、作って、食べて、洗い物をして、キッチン周りを軽く掃除して、お風呂に入って、上がったら全身の保湿をして髪を乾かして、次の日の準備をして…。

ご飯を食べ終わると一気に眠気が押し寄せてきて、面倒臭がりな私は洗い物(一番きらいな家事)はサボって、お風呂も翌朝にまわしてメイクだけ落として寝てしまう時も。。

家事には特に関わっていなくても、各々の毎日の繰り返しをきちんとされている方、本当にえらいです。尊敬。

そんな私でも時たま、後片付けもサクッと終わらせ、翌日のお弁当のおかずの仕込みも済ませ、気持ち・体力に余裕をもてる夜がある。こういう日は淡々と目の前のことに集中できている気がする。


そういう日は嬉々としてお風呂に本と炭酸水を持ち込み「お風呂読書」をする。

うちにはバスタブトレーなんてものは無いので、お風呂の蓋にタオルを敷いて簡易的に。

本がよれるのが気になってやったことが無かったけれど、一度やってみると、本の内容もいつもより頭に入ってくる感じがするし、汗もほどよくかけるし、何より ”お風呂にまで本を持ち込んでこんな時間を持てているなんて…!” と、自己肯定感が上がって気持ちがよかった。

入浴後に全身のケアをして、ストレッチまでして眠りにつける日のなんと幸せなこと。いつもこんなふうに余裕をもてたらいいけれど、いつもじゃないから特別感があるのかもな。




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