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私が親離れを始めた時の話

仕事柄、自分が子どもだった頃のことをよく思い返します。覚えていると、子ども視点で世界を見ることに役立つのです。

高校時代、多分1年生の今頃です。
まだ日々の出来事はほとんど母に喋っていました。

ある時はたと気づいて、『こんなに何でも母に知られているって何か嫌だ』と思いました。
『本当に秘密にしたいことができた時、困るのではないか』とも。

それから「わたし、ヒミツ作るから」と宣言。
でもその後もついうっかり言いかけては、「やっぱり内緒」と話の途中でやめたりしていました。
「別に喋ってもいいんやけどな、黙っとくわ」と。
母も「そうか」と笑っていました。

学校や交友関係について、根掘り葉掘り尋ねると嫌がるお子さんもいらっしゃるでしょう。
私の場合は少し違いました。問いかけ自体は嫌ではなかったのです。何といっても幼かったので。

でも『私だけの世界をもってみたい』から、内緒。

なんか可愛くないですか。


しかしこの後、『私だけの世界』は踏み荒らされ。。
今はすっかり秘密だらけです。
自分で守らないと親戚中の話題にされてしまいます。
母は三姉妹、伯母たちに筒抜けになるんですよね。。

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