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最後まで一気読み、お気に入りのビジネス本♡

『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン

起業塾の課題図書になっていた1冊。
「そうそう!」「なるほど!」こういう箇所が多ければ多いほど、本を読むのが楽しくなる。おおげさかもしれないけど、この本は、ページをめくるたびにそういう箇所があって、途中でマーカーつけるのを止めた(笑)。

育休後、9時~16時の時短勤務で職場復帰をしていたが、家事や子供のこと、実家の手伝いなどで、会社勤めとの両立が日々辛くなっていた。毎朝、毎晩、子供の支度では時計とにらめっこ、マイペースな娘にイライラすることも多く、怒鳴ってしまうことが増えた。まだ保育園だけど、小学校に行くようになったら、勉強を見てあげたり、習い事の送り迎えも増えることを考えると、永遠にフルタイムに戻れないと感じていた。

とにかく時間が無い、あれもこれも、明日までにしないと!時間に追われて、たくさんのことを同時進行しようとして、家族みんなに八つ当たりしてたそばから反省する毎日。休みたい、子供に笑顔を見せたい、旦那にイライラをぶつけるのを止めたい。それで、今私の中で一番優先度の低い会社勤めを辞めた。

今一番自分の時間をかけたいことは、家事と子育て。
実は、男社会の会社組織で女性初の営業として世界中を飛び回っていた頃から、ずっとこうしたかった。男女の役割という考え方は好きじゃないけど、一様の働き方を強制する日本の会社組織も好きじゃない。子供がいながらフルタイムで働く女性がフィーチャーされていたりするが、私にはできないと思うし、したくない。多様な働き方、多様な生き方、いろいろあっていいじゃない、こういう雰囲気が広がるといいと、子供をもってはじめて実感する。

しばらく旦那に甘えさせてもらい、これを叶えるひとりじビジネスを作ることにした。その頃読んだのが、この本。

「世の中の大半のものはノイズである」

「どうやって終わらせようかと考えるのをやめて、どの問題が一番重要か?を考えよう」

「これを捨てると決めなければ、誰かがあなたの大切なものを捨ててしまう
だろう」

「本当に重要なのは何か?それ以外のことは、全部捨てていい。」

言い切ったなと思うような記述の後、実際どうするのか手取り足取り、非エッセンシャル思考の人に寄り添ったアドバイスが続く。たぶん、筆者は良い人だとなんだと思う。エッジの聞いたメッセージにビクッとしたのもつかの間、彼のやさしさにあふれたアドバイスにほっこりする。

エッセンシャル思考で生きる、その第一歩は、あふれる情報やノイズに飲まれず立ち止まって、自分にとって何が一番重要か考える。この時間を意識的に、習慣的に確保する。日々、数分しか取れないこともあるが、この思考のおかげで、昨年内に起業する目標を達成できた。とりあえず。筆者の言葉にもあるように、”少しづつでもいい” よね。2022も頑張るぞ~!


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