木屑問屋

業務中こっそり読むのに適したテキスト群

木屑問屋

業務中こっそり読むのに適したテキスト群

マガジン

  • VTuber

    何故かやたらVTuber関連が読まれるのでとりあえずまとめました。

最近の記事

ここ最近の思わず笑ってしまいました

 テレビでたまに「ハッ」と声を上げて笑ってしまう瞬間がある。  以前はそのままそれっきりで忘却するのみだったが、最近はnoteを書いていることもあり、せっかくなので記録に留めることにした。 ■フジテレビ 4/19 (金)放送「全力!脱力タイムズ」  ネプチューン・堀内健ゲスト回。  ホリケンの持ちネタでジャングルパニック(不意討ちで相手の後方から股間を鷲掴みにする)というギャグがある。  そのジャングルパニックをやったり、逆にやられたりの手に汗握る攻防が続く展開に。  最終

    • 霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?①

       芸人さんの売れ方には何段階かのグラデーションがあって、ひとまずは「バイトせずに芸だけで食えるか」が大きな目標として立ちはだかる。  バイトせずに食えるようになったら芸人として一人前。このハードルは相当高いと聞く。  少しずれてしまうけれど「一人前」で思い出すのは、とある落語家さんが言っていた話で、落語家には「前座」「二ツ目」「真打ち」と階級があるが、「二ツ目 → 真打ち」より「前座 → 二ツ目」の昇進の方がとてつもなく嬉しかったという。  前座時代はとにかく師匠はもちろんあ

      • 【ショートショート】桃太郎 2.0

         むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおりました。  おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 [略]  桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは「桃太郎」と名付けました。  おじいさんとおばあさんに大切に育てられた桃太郎はみるみる内に小さくなっていき、やがてみずみずしい、とても美味しそうな桃の実になりました。 「昔はこいつも泣いたり笑ったりしてたんだがなぁ……」  すっかり老け込んだおじいさんは寂しそうに、指の腹で桃を優

        • VTuber の引退が何故ショックなのか、3年経ってようやく分かった

           VTuberの引退で直撃を食らったのはやはり桐生ココが最初だろうか。  ゆるやかながらもホロライブを追っていた身にとっては実に衝撃的な出来事だった。  その当時、何の気なしに「なんか面白いことやってないかな~」とYouTubeを覗いてみたら「桐生ココからみなさんへ大切なお知らせ」という配信がちょうど始まるところだった。  白バックに厳粛なテロップ、かしこまった態度。  これはアレだ、大手企業の製品回収のお詫びCMと雰囲気がソックリだ。  良くない気配がプンプンしていた。  

        ここ最近の思わず笑ってしまいました

        マガジン

        • VTuber
          7本

        記事

          バカリズムの問いの立て方~「バカリズム案⑨」感想~

           先日、バカリズムライブ番外編「バカリズム案⑨」の千秋楽を見てきました。  「バカリズム案」に限らず、バカリズムさんのライブ自体が今回初めてでした。  舞台にバカリズムさんが出てきた時はミーハー心が刺激されて「キャ~升野さ~~ん本物だ~~~!」ってなりました。  会場にあったチラシによると、公演内容は以下の通り。  そうそう、コントライブではないんですよね。  「○○に関する案」という形で独自の「案」をどんどん発表していくという、大喜利とはまたちょっと違う、大喜利から更に一

          バカリズムの問いの立て方~「バカリズム案⑨」感想~

          【悲報】あんまん解凍失敗

          【悲報】あんまん解凍失敗

          「サブカルトンデモ本」カテゴリだったのか……

          「サブカルトンデモ本」カテゴリだったのか……

          VTuberの「作り声」をめぐる小考察

           VTuberについての印象で「でもあれって結局さ~、作り声でしょ?」という意見をよく聞きます。それは半分不正解といったところでしょうか。  確かに誰しも最初の頃は作り声かもしれません。  私もVTuberの初配信と現在のものを見比べた時に「全然声が違うやんけ!」と思うことが往々にしてあります。VTuber本人でさえ「昔と今って全然声が違うんだよね~」とケラケラ笑ったりしています。  ただ、ほとんどのVTuberにとって長時間配信は命。それをほぼ毎日のペースでやっていくことに

          VTuberの「作り声」をめぐる小考察

          改めてVTuberの魅力を解明する

           終わりなき日常との戦いの中、VTuber(バーチャルYouTuber)さんの配信・動画を見ては「楽しいなぁ、面白いなぁ」とおかげさまでウキウキワクワクな毎日を過ごしております。  しかし、いつも享楽に身を委ねて漫然と見てしまっているため、ふと「そういやVTuberのどういう所に面白さを感じているかを言語化したことがないなぁ」ということに思い当たりました。  VTuberという存在が誕生してから約7年は経ったということなので、このあたりはとっくにたくさんの方々が言語化している

          改めてVTuberの魅力を解明する

          終王ノブ

          「ランジャタイのがんばれ地上波!」最終回 「終王ノブ」文字起こし 黒地に白文字テロップ「奴が…やってくる」 終王ノブ: 終わりじゃ、終わりじゃ。 この番組は……終わりじゃああ!! 金色のテロップ「終王ノブ」 (終王ノブは古代中国の武将のような扮装をしている。モチーフは漫画『キングダム』の王騎) ナレーション(ランジャタイ国崎): 誰が呼んだか この世のことわり 番組終わればやってくる 奴が必ずやってくる 終わりにむしゃぶりつく ハイエナ中のハイエナ それが… 金色

          今週の思わず笑ってしまいました

           テレビでたまに「ハッ」と声を上げて笑ってしまう瞬間がある。  以前はそのままそれっきりで忘却するのみだったが、体感としては近年なかなか無いレアな出来事だし、最近はnoteも書いているということだしで記録に留めることにした。 ■フジテレビ 4/6 (土)放送「さんまのお笑い向上委員会」  「ゲスト向上芸人」はキングオブコント2023優勝コンビ・サルゴリラ。  向上芸人というのはそもそも何なのかというと、一応番組のテーマとしては明石家さんま率いる「お笑い向上委員会」によって

          今週の思わず笑ってしまいました

          よみうりランドで恥をかいた話

           先日、未婚男性6人(全員30オーバー)でよみうりランドへ遊びに行ってきました。  なんだか「現代日本の縮図」みたいなメンバー構成で我ながらゾッとしますが、今回の話は私ひとりでいる時に起きたことなのでメンバー自体は関係ありません(でも思わず書いてしまいました)。  さてよみうりランドへ行く前日、「どういう行き方があるんじゃい」とルートを調べました。  電車だと主なルートは二つ。  小田急線「読売ランド前駅」か、京王線「京王よみうりランド駅」か。  どちらも当然よみうりランド行

          よみうりランドで恥をかいた話

          退職者と四星球

           三月末に退職する人がいた。仮にQさんとする。  当日、退職の挨拶としてQさんからお菓子が各人に配られた。  通常はお菓子ひとつのところ、Qさんは唯一の例外としてPさんのデスクにはお菓子とおもちゃの四星球を置いた(この日Pさんはテレワークで不在だった)。  四星球(スーシンチュウ)。いわゆるあの「ドラゴンボール」である。  周りの人々は「この四星球の意味は正直わからないけれど、きっと二人の間で何か“ドラゴンボールが好き”とか共通の話題があったんだね」と話し合った。  次の

          退職者と四星球

          【ショートショート】名前の由来

           少女が話し出す。 「わたしの名前はユキっていうんだけど、由来が簡単なの。  2月生まれでね、わたしが産まれた日の朝に雪が降っていたの。  それだから、ユキ。簡単でしょ。  タカヒコくんはなんかそういう由来ってあるの?」  少年が口を開く。 「僕も簡単だよ。  僕が産まれた日の朝、空からタカヒコがボトボト降ってきて……」

          【ショートショート】名前の由来

          【文字起こし】霜降り明星をベタ褒めする麒麟川島

           2024年3月23日、麒麟・川島さんがテレビプロデューサー・佐久間宣行さんのYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』に出演。「嫉妬した芸人」のランキングを発表しました。  この回で川島さんが霜降り明星をベタ褒めしていたことが印象に残りました。そしてこの動画が2025年2月中旬までの期間限定公開ということだったので「それならば記録に残そう」と思い立ち、ベタ褒めパートの文字起こしをしてみました。 川島 ここに関しては僕はただの霜降りファンです。(ロバート

          【文字起こし】霜降り明星をベタ褒めする麒麟川島

          愛と哀しみのクッキーモンスター

           セサミストリート。  魅力的なキャラクターたちの宝庫だ。  いちばん好きなキャラクターは断然クッキーモンスター。  そう、あの青いもじゃもじゃの、クッキーが大好物のモンスター。  何故私はクッキーモンスターという存在に魅かれるのか、それを本日は論じていきたい。  ところであなたは「モンスター」という言葉にどのようなイメージを抱いているだろうか。  「力がある」「強い」「怖い」「野性的」……。さまざまなイメージがあり、基本的にどの要素も当てはまっている。  私が「モンスター

          愛と哀しみのクッキーモンスター