閲覧注意【ホラー小説三選】
※この記事は約4分で読めます。
こんにちは。
最近旅行記系の記事が多かったので今日は物語の世界に入って、脳内旅行に行きましょう(ホラー)
ホラー小説お好きですか?
僕は好きです。
小説に限らずホラーは何でも好きです。
ゾンビ映画も心霊ホラーも全部含めて好きです。
そんなわけで今日は印象に残ったオススメのホラー小説を3冊紹介します。
祝山
あらすじ
ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。
ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。
それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。
感想
良かったです。
ホラーと民俗学が好きな人なら気にいると思います。
短く簡潔に状況説明がなされているのでサラッと読めます。
これ大事ですよね。
豊かな表現で格調高い文が良いものと考えられがちですが、
僕は無駄に展開を引き延ばしたり、くどい文章はあまり好きじゃないので、サラッと読める小説が好きです。
文を書く時自分自身も短く簡潔にを目指しているので勉強になりました。
心霊スポットで狼藉をはたらく若者、通ぶって神社でオリジナルのお祈りを始めたりする人、「私見えるんでよね」とかスピリチュアルアピールが激しい人達がなんか好きになれない。
そんな人なら主人公に共感すると思います。
※ちなみに
こちらのnote記事を読んで興味が出たので、祝山を読みました。
みこ主任の記事もぜひ読んでみてください。
ぼっけえ、きょうてえ
あらすじ
「教えたら旦那さんほんまに寝られんよになる。……この先ずっとな」時は明治、岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。
残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた……。
感想
※有名作品なのでネタバレではないですが結末についても感想を書いています。
タイトルの【ぼっけえ、きょうてえ】を筆頭に四つの短編集です。
全ての作品において持つ感想は人間って嫌だなぁ
とにかく後味が悪い。
よくもまあこんなドロドロした話を思いつくなという感想です。
かといって全ての話がバッドエンドかと言えばそうでもない…
結果的に上手く行ってるような行ってないような…
何ともモヤモヤすると言うか何というか…
モヤモヤするけど面白い。
読んでて辛いけど引き込まれる。
個人的なお気に入りは【依って件の如し】
※ちなみに
会話が結構キツめの岡山弁で書かれているので若干読みづらさがあります。
なのでAudibleという朗読アプリで朗読を聴くのがオススメです。
特に【ぼっけえ、きょうてえ】の朗読は布団に入って寝る前に聴くと本当に女郎が枕元で語っているような錯覚が生まれます。
30日無料体験版もあるので試してみてください。
拝み屋怪談 花嫁の家
あらすじ
「嫁いだ花嫁が3年以内にかならず死ぬ」――。
忌まわしき伝承のある東北の旧家・海上家では、過去十数代にわたり花嫁が皆若くして死に絶えていた。
この家に嫁いだ女性から相談を受けた拝み屋・郷内は、
一家に伝わるおぞましい慣習と殺意に満ちた怪奇現象の数々を目の当たりにする……。
感想
怖いです。久々にホラー小説でちゃんと怖いと思いました。
単純に幽霊が怖いだけではなく、そこに絡んでくる地方独特の陰湿な風習や人々。
そして読んでいるうちに感じる違和感。
「あれ?この話ってもしかして・・・」となる頃にはもう手遅れです。
あまり詳しい事は書けませんが、ちゃんと怖いホラーが読みたい方はぜひ。
※ちなみに
シリーズ物ですがこの巻だけ読んでも問題なく読めます。
僕もこの巻しか読んでいませんが、怖過ぎたのでしばらく拝み屋怪談シリーズは読みたくないなと感じました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
興味が湧いた作品はありましたか?
読んでみたい、読んだ事ある作品があったらぜひ教えてください。
もっと怖いホラー知ってるよって方もぜひ教えてください。
やっぱりホラーは国産に限ります。
土着的な風習や迷信や禁忌の生臭さと言うか、雰囲気みたいなものって自国の事だから肌感覚で伝わると思うんです。
異国の文化や風習を知識として知ってても肌感覚ではなかなか理解出来ないですよね。
日本のホラーを一番楽しめるのはやはり日本人だと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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通信欄
ミステリー小説も結構好きです。
だけど館ものと呼ばれるジャンルのミステリーは必ず建物の見取り図を冒頭に書いて欲しいなって思いません?
文字だけで説明されてもわからない時がありますよね。
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