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I型肉離れ(軽傷)から早期回復する㊙️技


肉離れという単語が生む誤解

肉離れは、強い筋収縮や過度な伸長によって筋が断裂する事で、主な症状は、疼痛・内出血・損傷部の陥凹と定義されています。"離れる"とありますから、このことから"断裂"を想起しますよね。ですが、実際は症状によって下記のように3段階に区別されており、多くの場合が軽傷のI型もしくは繰り返しの損傷によるⅡ型の中等症です。

・Ⅰ型(軽傷):腱・筋膜に損傷がなく、筋肉内に出血を認める(出血型)
・Ⅱ型(中等症):筋腱移行部の損傷を認めるが、完全断裂・付着部の裂離を認めない(筋腱移行部損傷型)
・Ⅲ型(重症):筋腱の短縮を伴う腱の完全断裂または付着部裂離(筋腱付着部損傷型)

スポーツ記事でよく見かける「全治4週の怪我」はいわゆるⅠ型肉離れにあたり、筋肉や腱は断裂しておらず多少の出血を伴った軽傷ということになります。


繰り返す肉離れもどき

「またあの選手は怪我か…」
「あの選手は本当に怪我に弱いな。完全なスペ体質だな」
*スペ体質とは昔のゲームのキャラクターから取った、すぐに怪我をしてしまう選手の蔑称です。

好きで怪我をしているわけではないのでしょうが、同じ部位を何度も何度もⅠ型肉離れを繰り返し、しまいにはⅡ型、Ⅲ型と徐々に重症化していく選手も散見します。この原因は明らかです。初期の肉離れもどきの原因を特定せず、適切な再発防止もしていないからです。そして、そもそも完治していないからと付け加えておきます。

私たちの施術現場でも軽度肉離れはとても多いですし、繰り返す肉離れの悩みをサッカー選手たちから相談されることが増えました。

「MRIを撮るのが嫌になる」

結果を聞く前からだいたいの診断結果は明らかでしょうから、そんな暗澹たる気持ちになるのもわかります。選手たちが知りたいのは完治させる方法と、再発しないための予防法でしょうね。


軽度肉離れの正体とは?

ここでしっかり断言しておきますが、これは急性筋拘縮(急性の筋拘縮の代表例はぎっくり腰です)の蓄積です。筋肉は断裂していないので正しくは肉離れもどきですね。急性の筋拘縮 は出血することもありますし、そうなると当然ですが炎症を伴います。筋拘縮については何度も記事にしていますので割愛しますが、気になる方は下記の記事をご高覧ください。当該記事の前段に当たる話をまとめています。この認識がかなり重要になると考えています。

そして、この硬く縮こまった筋肉が増えれば血管を圧迫し血流障害を引き起こします。血流が滞ることで酸素と栄養素が欠乏した筋繊維はATP産生が急減し、微痙攣を繰り返し炎症が治りません。ブラジキニンやプロスタグランジンなどの発痛物質が出続ける筋痛症に近い症状ですね。放置すれば慢性痛につながることもありますし、硬く縮こまった筋肉は機能していないので健全な筋肉に負担をかけて筋拘縮を増やす原因にもなります。


間違った対処法

現象や原因の特定が間違っていれば、対処法も間違ってしまいます。同じ部位の怪我を繰り返す選手は、そもそも完治していないということを抜きにしても対処法が間違っているように見受けられます。

・炎症を抑えるためのアイシング(や圧迫)
・筋力不足が怪我の原因と誤認しての筋肉トレーニング
・全身のバランスを考慮しないストレッチ

この3つをやめるだけでも効果的です。そもそも血流が滞ってしまうことが筋拘縮の蓄積を促進するのでアイシングはなしです。酷い内出血でもしていない限り蒸しタオルで患部を温めてください。痛みは増しますが炎症が促進されて自然治癒が早まります。

筋力不足が怪我の原因ではないので、患部付近の集中的な筋肉トレーニングは避けたいですね。急性的に増えた筋拘縮がまだ完全に減っていない状況で筋肉トレーニングをすると、機能しない筋肉群に相当な負荷がかかります。これでは、さらなる筋拘縮の蓄積を助長することになります。

ストレッチも同様ですね。筋拘縮が蓄積する原因の一つに骨格の歪みがあります。(骨格の歪みも筋拘縮の蓄積が影響するので、"鶏が先か卵が先か"の検証は必要です。私は、筋拘縮の放置が骨格の歪みを生み、そのことでさらに筋拘縮が蓄積しやすくなると考えています。)サッカー選手の肉離れ損傷部位の傾向ですが、前側より圧倒的に後側が多いですよね?もうお気づきだと思いますが、ハムストリングや脹脛の肉離れモドキが多いですよね。身体操作に問題があるのは言わずもがなですが、大腰筋が拘縮して縮こまり骨盤が前傾固定されている選手は日頃から後側が常に過緊張状態にあるということです。

世界最高峰のサッカーリーグでも、怪我明けの選手が復帰後またすぐに怪我をする記事を見かけますが、これこそ筋拘縮の蓄積を解決していない何よりの証拠です。怪我発生の本当の原因を解決しない限り肉離れ癖(筋肉系の怪我癖)から逃れることはできません。名選手の素晴らしいプレーが怪我のために観ることが叶わないのは何より寂しいことですし、不本意な怪我を繰り返してしまう選手自身が負う精神的なダメージは計り知れません。


早期回復の㊙️技とは?

さて、やっとこの記事の本題です。怪我の原因や繰り返す理由を理解していただかないと、この㊙️技も対症療法の一つになってしまうので予備知識を共有させていただいた後、みなさんにお伝えすることにしました。

登場するのは筋肉チューニングとアサイゲルマニウムという当社が自信をもって推奨している2つの要素です。私のnoteやX(旧Twitter)では幾度となくご紹介しているのでご存じの方も多いと思います。筋肉チューニングは多くのJリーガーのみなさんにもご利用いただいている筋拘縮を取り除く施術です。ストレインカウンターを主軸とし、しつこいインナーマッスルの筋拘縮にピンポイントでアプローチする圧縮や摩擦を駆使した手技で、サッカー選手特有の怪我の芽を摘み取っていきます。

筋肉チューニングで急性の筋拘縮を取り除きさえすれば、医師の診断の期間を経ずとも治癒していきますし、筋肉チューニングを繰り返すことで隠れている筋拘縮の低減も実現できるので再発防止の一躍を担えます。(筋肉チューニングで長年蓄積してきた筋拘縮を低減すると共にリアクティベーションで身体操作性を高めていけば骨格が最適化していきますので、筋拘縮の蓄積する頻度も減っていきます)

筋肉チューニングでは、怪我の治癒や痛み緩和の観点から血流を最も重要視しているので、患部や周辺部位への血流を確保を最優先します。血流を確保することで患部への酸素と栄養素の供給が担保されATP産生が促されます。と同時に炎症物質が流れやすくなるので炎症が促進され治癒が早まります。

この筋肉チューニングの効果に強力なシナジーを発揮するのがアサイゲルマニウムなのです。アサイゲルマニウムには48時間で老化赤血球を代謝し、新たな赤血球を産生するという赤血球の新陳代謝を劇的に促進するという効果が報告されているので、新生した赤血球の酸素運搬能力の向上が疲労回復やパフォーマンスアップに寄与するのは以前からお伝えしてきた通りです。持久系の競技では特にその効果を体感されるサッカー選手が増えており、私の周りでは愛用者が激増しています。今年に入ってからはサッカーに限らず駅伝選手やバスケットボール選手からの問い合わせも増えており、概ね高評価をいただいています。

今回のケースでは、赤血球の力を高めることと同時に、痛み緩和や抗炎症作用(正確には過剰な炎症作用を鎮める効果)に着目しての実証例です。下記に挙げるのは浅井ゲルマニウム研究所の中村宜司副社長のチームがまとめた論文です。ポイントを要約すると、「ATPがインフラマソーム(炎症性物質)を活性化し、それによってIL-βなどの炎症性サイトカインが分泌される。この時アサイゲルマニウムを投与するとATPと結合しインフラマソームの活性化が抑制され、その結果として炎症それ自体が抑制される。」ということです。

https://www.mdpi.com/1422-0067/23/21/13364

全治数週間の筋肉系の怪我を負ったら、怪我当日にアサイゲルマニウムがペットボトル1本に1,000mgと高容量含有されている『Growith 有機ゲルマニウムウォーター500ml』を1本摂取します。患部が青黒く腫れ上がっていなければ内出血は酷くないはずですから、アイシングせずに蒸しタオルで温めて炎症を促進してください。そして、患部や周辺部位には数回にわたり『Growith 有機ゲルマニウムバーム』を擦り込んでください。これだけでは患部の腫れは引きませんが、善後策としては問題ありません。

翌朝また1本ゲルマニウムウォーター(アサイゲルマニウム1,000mg)を摂取してください。筋肉チューニングで患部やその周辺部位の筋拘縮を取り除き血流を促します。筋拘縮と炎症で腫れ上がっていた患部は120分の筋肉チューニングで目視で確認できるほど改善します。筋肉チューニングで急速に活性化した筋肉へのタンパク質補給は必須です。その後、ゲルマニウムウォーターをもう1本追加し1日2,000mgのアサイゲルマニウムを摂取したことになります。水分摂取がしやすい時期であればもう1本で3,000mgはなおよしです。アサイゲルマニウムにはオーバードース(過剰症)の心配がないので高容量であればあるほど効果的です。1日3,000mgのアサイゲルマニウム摂取は末期症状の重症患者に処方する量ですからかなりの高容量になります。

翌日は、ゲルマニウムウォーターを1本摂取して、リアクティベーションで全身の血流を促します。患部はセルフ筋肉チューニングで自らの手で軽く施術してみてください。表層の筋拘縮はそれでも緩みます。午後にもう1本追加摂取で1日2,000mgのアサイゲルマニウム摂取です。血流を促し、炎症を抑えるのではなく炎症を促進し、治癒プロセスを適正に進めつつ痛みの原因となる発痛物質を流します。痛みが長引く原因の一つが炎症ですが、1週間経っても痛みが引かない場合は炎症物質などの発痛物質が血行不良によって患部周辺に滞ってしまっている可能性が高いのです。急性的に硬くなってしまった筋肉を緩めて血流を確保し、有機ゲルマニウム高容量摂取で痛みを緩和させるという狙いです。

ちなみに、これは蛇足になりますが、サッカー選手の日々のトレーニングでも対人など強度が高いメニューでは軽い炎症が起きているはずです。(怪我をしているわけではないですからMRIは撮らないでしょうが)こういう日にもゲルマニウムウォーター1本は疲労回復以上の恩恵があると考えています。

今回のnote記事を簡単にまとめるとこんな投稿になります(笑)

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