2月19日 日

ちょうど一年前に、この道を、、、の歌ではなく。ちょうど一年前に妊娠がわかりました。毎月のものが遅れているなぁ、とはわかっていたけど、まさかね、と期待してハズレがでるのがイヤだから、もうすこし待とう、もうすこし待とうって思ってて。

その日、急な飲み会に行くことになった。メンバーも少ないみたいだし、わたしは行った方がいいやつだった。わかりました、と返事をして仕事の昼休みにドラッグストアに小走りした。

なにごともなかったかのように、デスクに戻り、それだけ持ってトイレに入った。線が出た。何回もみた。スマホをトイレに持ち込まなかったことを後悔した。

さてと。どうしたもんか。
とりあえず、飲み会は…行かなきゃだよね。お酒飲まなければいっか。いいのかな。大丈夫かな。

こんなとき、どうすればいいんだろう。母にメールをした。「すぐに病院にいきなさい」ですよね。飲み会の約束をキャンセルした。上司にけげんな顔をされたけれど、仕方ない。

産婦人科の先生は「はいはい、すぐに診ますね」と軽かった。検査薬が間違ってるなんてことないよね。「はい、終わりました。隣の診察室にどうぞ」

「ここがあかちゃんの袋です。タイノウって言います。5週目ですね」あっさりだった。あぁ。ついにきた。やったーーー！！とか飛び上がるとか、そんなことはなく、「あ、そうですか」とだけ。

会計を待つあいだ、母へエコー写真をメールした。「よかったね、涙がでるよ」と返事がきた。ちょうど一年前の今日、わたしは母になることになった。