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新陳代謝を高め、肌を健康にするビタミンA

こんにちは、ちょらです。

ビタミンAは目の健康を維持するビタミンとして知られています。

また、ビタミンCやEと同様に抗酸化作用を持つと思われガチですが、ビタミンA自体に抗酸化作用はあまり無く、ビタミンAの前駆体であるβカロテンが強い抗酸化力を持っています。

βカロテンのように体内に入るとビタミンAになる物質をプロビタミンAと呼び、その数は約50種類あると言われています。


ビタミンAの効果

ビタミンAは光や色彩を捉える働きをしているため、目の健康を維持します。またビタミンAは皮膚や粘膜の細胞を合成する成分として働き、目の角膜や粘膜、鼻、のど、胃腸などをバリアすることで免疫機能を保っています。

細胞の合成は新陳代謝を高め、子供では成長の促進、大人では肌の健康を維持します。

視機能を改善し、目の健康を維持する

ビタミンAは網膜で光や色を捉える働きに関与しています。

目に入った光を捉える「ロドプシン」という物質が脳に刺激を与えることで光をとらえていますが、ロドプシンの合成にはビタミンAが必要です。

また、暗いところで色を識別する働きもしており、少しの光で物を捉えられるようになるため、夜盲症の改善・予防になります。

粘膜を保護し、免疫機能を高める

ビタミンAは皮膚や粘膜を構成する上皮細胞を作る働きをしており、ウイルスの侵入を防ぐ役目を担っています。
上皮細胞が正常に働くことでバリアとして機能し、免疫力を高めます。

ビタミンAが不足すると肌がカサカサになったり、喉や胃腸が傷ついたりして風邪を引いたり、下痢を引き起こしたりします。

成長を促進させ、肌の健康を維持する

ビタミンAは細胞を作る働きがあるため、細胞の成長や分化にも関わっています。
子供の発育や成長を促したり、胎児の心臓や肺など臓器の形成にも一役を担っています。
ですから、子供にはしっかりと摂ってほしいビタミンです。

また大人にも嬉しい効果として、細胞の新陳代謝を高め肌をキレイに保ってくれます。

動脈硬化や癌を防ぐ

その他の効果として癌や動脈硬化を防ぐ働きがあります。
これはプロビタミンAであるβカロテンの効果でもありますが、強い抗酸化作用によってコレステロールの酸化を防いで動脈硬化を改善・予防します。

ビタミンAは抗酸化作用を持つビタミンCやEの効果を高めますから、同時に摂取することで、より強力な抗酸化作用を得られます。

またビタミンAやβカロテンを多く摂取している人は癌の発生率が低いことも分かっています。
これはβカロテンの抗酸化作用に加え、ビタミンAの免疫機能により癌の発生を抑えるためだと考えられています。

欠乏や過剰摂取による発育障害

ビタミンAは欠乏や過剰摂取によって、胎児の奇形が起こったり、骨や神経の成長障害をきたしたりします。

また大人でも肝機能障害や脱毛、疲労感などを引き起こします。

欠乏による症状

  • 夜盲症

  • 視力低下

  • 発育障害

  • 知能障害

  • 角膜乾燥症

  • 免疫機能の低下

  • 動脈硬化

などが挙げられます。

過剰摂取による症状

  • 頭痛

  • 吐き気

  • めまい

  • 疲労感

  • 脱毛

  • 皮膚の角質化

  • 肝臓障害

などがあります。
ビタミンAは脂溶性のため尿として排出されず、肝臓に蓄積されることで肝臓に負担をかけて、肝機能障害へと発展します。


ビタミンAの摂取量と多く含む食品

ビタミンAの推奨量は年齢で大きく異なります。
目安として0~5歳が300~450μgRE、6~14歳が450~750μgRE、成人で650~850μgRE程度です。

食材から摂りすぎることは無いと思いますが、サプリメントからの摂取は過剰摂取になりますので注意が必要です。

肉類では鶏や豚のレバー、魚介類ではウナギやアンコウ、野菜ではニンジンやカボチャ、小松菜に多く含まれています。

ウナギやカボチャにはビタミンAだけではなくビタミンEも含まれており、ビタミンAとE(ビタミンCを加えてビタミンACEと呼ばれる)はお互いに効果を高めあうので、これらの食材はビタミンAとEが同時に摂取できる良い食材です。

まとめ

  • ビタミンAは目の健康を維持する

  • 成長を促進させ、発育のサポートとなる

  • 肌の健康を保つ

  • 免疫機能を高める

  • 動脈硬化や癌を予防する

  • 欠乏や摂りすぎは発育障害など様々な病気の原因となる

  • ウナギやカボチャにはビタミンEも含まれており、相乗効果を得られる


それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!


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